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〜感想文集〜

藤枝市民劇場 第213回例会 2008年7月6日



   劇団民藝 公演

             明 石 原 人
 

●最初から引き込まれました。とても力のある舞台でした。そうなんだよね、世の中って。又こんな劇観たいです。久々に良かったです。(四十代女性)

●おばあちゃんがかなりよかったです。また見たいです。(十代 女性)

●後方の席だからなのか、冷房の効きが悪く、せっかく良い舞台を見ても大変でした。内容といい、キャストもとても良いと思いました。(六十代 女性)

●実話ものはやはりいい!劇すべて歯切れ良く、見ていて気持ちが良い。(六十代 女性)

●どんなことがあっても、戦争はいけません。バカをみるのは一般人です。日本は原爆、水爆を受けた唯一の国です。今はたしかに平和のようにみえますが、いつ戦争に巻き込まれるかしれません。いつまでもアメリカ依存ではいけません。日本は独立国のはずです。安保ほど無意味な条約はありません。早く破棄して、平和な安心な国にしましょう。(五十代 女性)

●大道具の使い方がとても上手で、わかりやすかったです。物語も楽しく、かつ真剣に観ることができました。衣装のチェンジも良かったです!年を取っている感じ、戦争が終わった感じが伝わってきました。ただ、男性の方の声がこもっていて、たまに聞こえず残念でした。(十代 女性)

●地味な内容だったが、味はありました。もう少し明るい内容を好みます。(七十代 女性)

●初めて参加させていただいたのだが、とても感激しました。

●人間とはかくあるべきと改めて教えられました。折り合いをつけ妥協しないで添いとげる事ができる夫婦でありたいと思います。民芸さんは人間が生きる上でのピュアな核心をつくお芝居を手掛けていらっしゃいますね。「アンネの日記」も毎年拝見したい位です。(四十代 女性)

●明石にいたおばあさんがいい味を出していてとても好きです。(十代 男性)

●場転が多かったけど、飽きることなく観劇できました。今後の参考になりました。(十代 女性)

●考古学の話ではあるが、夫婦愛の話の方が主流になって、非常に見応えのある内容であった。時代が時代だけに、うまく行かない発見であった。自分の事の様にくやしい思いもよく伝わった。キャストも非常に良く、つい引き込まれてしまった。舞台も良く考えて創られていて感心した。劇団民芸の公演は過去何回か観たが、一段と良くなっている。又観たいです。(六十代 男性)

●すばらしいキャスト、すばらしい演劇。ミュージカルは何回か観ましたが、初めてなのでとても感動しています。(五十代 女性)

●おばあちゃんステキ!音さんの様な女性にも憧れます。(十代 女性)

●国策とは真実までゆがめてしまう。今また戦争への足音が近づいて来ている。真実がゆがめられる世の中に再びしてはならない。はっきりと戦争ノーと九条を守らなくてはならない。真実が大事にされる世の中のために。(六十代 女性)

●松本清張が九州の新聞社に勤めていた時、社の飲み会で東京本社から来たおエライさんと考古学で盛り上がった。エライさんは、若造の清張に感心して「ところで君、大学は何処?」と聞いた。清張が小学校しか出ていないと言うと、途端に彼は清張と一言も口をきかなくなったといいます。芝居を見て私が最初に想起したエピソードです。
 ここでの主人公も学歴差の壁をいやと言うほど突きつけられます。小学校出に先を越されては、大学の権威が失墜するがごとき権幕です。
 芝居では考古学が、戦争の時代、神風の吹く皇国史観に逆行する危険思想であることも見せます。
 芝居の主軸はやはり夫婦愛なんだろうと思います。
 最後に愚見をひとつ。地味で目立たず、大学を出てもいい就職口はありそうもなく、しかし社会にとっては必要で重要な学部に政治はもっともっと光を当てて欲しい。就職優先花形学部だけがもてはやされても困る。因みに私、大学出てません。(六十代 北京原人)

●タイトルやチラシなどで観る前に描いていた作品のイメージを良い意味で裏切ってくれました。もっと“夫の為に耐える女房”の話かと思っていたら、音さん、カッコイイ女性でした。
 国策だぁ? 学歴だぁ? 真実をしっかり見れる目を持たないとクダラナイことに振り回されてしまうのは今の時代も同じなのかもしれません。音さんの意地とさえ感じられる確固たる思いが、信夫さんを支えたと同時に、音さん自身をも支えていたのでしょう(四十代 女性)


        *** 運営サークル まとめの感想会 ***

アンケートの集計など残った仕事をみんなで片付け、その後は芝居の感想と例会の感想を語り合いました。
例会終了後の運営サークル会としては、過去最高の17名が参加!
ここでは芝居の感想だけ紹介します。


★ 観る前から期待していた。最後までコンブレックスがあった主人公、子供の頃の教育で大人になっても(偉くなっても)コンプレックスを持ち続け、抜け出すのが大変だったと思った。(自分の母を通じて感じました)

★ 現実の夫婦! 脚本を作るのは大変だったと思う 

★ 日色さんが好き!かわいい女優さん。(作品には)堅いイメージがあったが夫婦の絆を感じました。

★一幕のセリフ回しが単調な気がしたが、演出なのかしら? 

★ 難しいセリフ、学術用語も多いから・・・ 

★ 今も昔も学歴が左右される世の中だ 

★ 日色さんの声の大きさにビックリ! 

★ あけび(に載っている配役)と(前回もらったチラシの写真を)改めてじっくり見比べてみた。

★ 作品がしっかりしていたので観やすかった 

★ 長い時間が経過したが社会情勢は変化していない面がある。事実が事実として認められない(人間のエゴ)

★ 最後の2人の会話で・・・三十年自分がやってきたことは何の役にも立たってないかも知れないが、一筋にやってこれたことを語るシーンに感動 

★ 考古学と考えると難しいと思っていたが、良く説明してくれたので理解できた。

★(脚本が良くても)舞台の出来・不出来が作品を左右すると思う。今回は良かった 

★ シンプルでありながら想像力を掻き立てた。内容も良く役者の動き、発声もいい。なぜ今やるのか・・戦前から今も同じなんだ。通じるものは時を越えても一緒! 

★ 夫婦がどう立ち向かうか、女性の一途な強さを感じることが出来た。

★ 学術の世界、帝大の世界、学問でも事実が通らないのか! 

★ 夫婦の姿が羨ましかった。何でも言える奥さん、気持ちいい 

★ 最後は仲良く・・我が家も同じかな・・再確認しました 

★ 信夫が何故仕事に没頭できたか・・妻のバックアップが大きい。どんな仕事でも、身近な人(妻・友人・知人)がいてくれると安心心して仕事ができるのだ。

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