藤枝市民劇場 第216回例会 2009年1月26日
劇団民藝+無名塾 公演 ドライビング・ミスデイジー ●楽しみにしていただけに、期待通り!さすがに名演技でした。良かったです。(五十代) ●楽しく、昼間の仕事の疲れが取れました。(五十代 女性) ●すばらしいの一言です。さすが名優の演技で感動しました。(五十代 女性) ●奈良岡さんも仲代さんもとても軽快な動きでびっくりしました。すばらしい役者さんの演技を見る事ができて今夜は最高〜!いつまでもお元気でご活躍ください。(五十代) ●仲代達矢さんの飄々とした演技がとてもおもしろかったです。奈良岡朋子さん、味がありますね〜。とてもGOODでした。(五十代 女性) ●ミスデイジーとホークがだんだん心を開いていく姿がとても心温まりました。(十代 女性) ●とても楽しませていただきました。さすがベテラン俳優。あんな老後がみんなにあったら素敵だなあ。高齢期医療制度なんて絶対反対。即中止しかありません。みんなが自信に満ちた老後を生き生きと生き抜く世にしなくっては!(六十代) ●練習の様子がテレビで放映されたとき、仲代さんが中々台詞を覚えられなくて奈良岡さんが苦労されていましたが、今回大変ユーモラスに演じられて感激しました。(六十代) ●久し振りに再入会させて頂きました。とてもすばらしい舞台でした。ありがとうございました。(六十代) ●仲代さんのユーモア、奈良岡さんの若々しさ、とても楽しく拝見しました。私もこれから頑張って仕事していきます。力を頂きました。(六十代 女性) ●観劇全体を三人だけの出演者で引き込んでしまう芝居に、さすがベテラン俳優!!と今更ながら感心しました。特に固いイメージの仲代達矢さんのコミカルで重厚な演技に今までと違った魅力を発見しました。 現代も高齢化社会になっていますが、年を取ると世話になっている人にわがままを言ったり、意固地になったりします。そんな難しい役を奈良岡朋子さんが、気品のある女性から体の自由が利かないお年寄りまで、上手に演じていました。 身内でも他人でも、ホークのように暖かく優しく見守ってくれる人と人生を生き切ることが出来たらどんなに幸せだろうナと思える芝居でした。心に残る例会がまたひとつ増えたと思っています。(五十代 女性) ●お二人のアンサンブルがすばらしかった。(四十代) ●久々に楽しく観させていただきました。俳優さんに乾杯!(六十代 女性) ●今日は芝居を観たぞという気持ちになりました。奈良岡さんのかわいいところ、初めて見た気がします。(四十代 女性) ●とてもおもしろかったです!早口なのにはっきり言葉が伝わってきてびっくりでした。一人一人の個性がものすごく出ていて、どのキャラも大スキです!いつもにはない舞台の使い方にも驚きました。ホークさんの動きやしゃべり方大スキです!色々参考になりました。(十代 女性) ●デイジーが可愛かったです!私もホークみたいな運転手が欲しいなあ。ホリの色キレイでした。ラストの金紙、片付け大変そう。車のセット好きです。電話とか小道具が効いていました!(十代 女性) ●おつかれさまでした。とても楽しませていただきました。高校演劇をしている私としては、時の移り変わり、老い方などキャストとして大変勉強になりました。しかし、内容としては、後半が少し焦った感じがあったのが少し残念です。本日はありがとうございました。(十代 男性) ●すばらしい演技でした。老いるということは淋しいことなのだろうと。その中だからこそ、デイジーとホークの心の交流が浮き彫りになっていた。年を取って何もかも失くしていっても、想ったり想われたりする心が残っていくのでしょうか。 千葉さんの早々の再訪、嬉しかったです。「明石原人」素晴らしかったから、引き立て役に回ってもいいですね。(二十代) ●とてもすばらしかった。(五十代) ●最初の出逢いはともかく、人格の良い人は長い間の付き合いが出来ることがわかった。他人で二十五年も続くのは大変なことです。私もこういう老人になりたいものです。奈良岡さんと仲代さんの演技に引き込まれて、時間の過ぎるのが早すぎる。又見てみたい。(六十代 男性) ●至芸!輝く!(七十代) ●気高く生きてきたデイジー夫人が我が身を悟れなくなりガラッと変身したときの風貌に言葉もなく…。「ホークは私の親友よ」と正気に目覚めたデイジーが語った、その瞬間から涙があふれて止まらない。カーテンコールの可愛らしい二人の動作も涙で見えてこない。今思い出しても出てきます。涙が!ホークの心温まる人間味(演技)故に余計に感情が高まりました。 皆さんのすばらしい演劇を拝見出来たことが大きな喜びです。そして、人として避けては通れない人生を垣間見た思いです。(五十代 女性) ●さすがの演技で見応えがありました。久し振りに良いものを見せて頂きました。(七十代) ●ダイナミックでよかった。(七十代 女性) ●お疲れ様でした!とってもおもしろかったです。もう、一つ一つの芸が細かくて感動しました。ありがとうございました。(十代 女性) ●待ちに待った夢の共演舞台を観ることができ、感激でした。 仲代達矢さんは陽気で善良な初老の黒人ホーク役をコミカルに演じていました。どちらかというとシリアスなイメージの強い俳優さんですから意外でしたね。 奈良岡朋子さんは逆に、イメージ通りの役だったと思います。元教師という厳格で気位が高く、しかもユダヤ人のしたたかさを合わせ持つデイジー。息子にも他の誰にも頼らず、自分の力で生きてきた頑なな心が、ホークと関わった二十五年の間に、まるで氷が解けていくように少しずつ変化していく。 それにしても、カーテンコールでのお二人の変身ぶりにはビックリ!いつまでも若々しいお二人に、最近あまり元気がなかった私も少し勇気づけられました。 息子のブーリーを演じた千葉茂則さん、いいですね。昨年は民藝の「明石原人 ある夫婦の物語」で日色ともゑさんの夫役としていい味を出していました。 アメリカにおける黒人やユダヤ人の人種差別の根深さを日本人が理解するのは難しいと、改めて思いました。史上初めて黒人を大統領に選んだアメリカが、今後どのように変化するのか期待しています。(くまさん) ●私は、心から感動しました。いいお話で、まず脚本がすばらしいと感じました。しみじみとした滋味豊かなお話です。そして、主演の二人の演技が、これまた本当にすばらしい。これぞ至芸という感じです。 歌も音楽もなし、機械装置による音響効果も必要最低限、舞台装置も必要最低限、出演者は全部でたったの三人。(主演の二人以外に後一人だけ)そのかわり、仲代達矢と奈良岡朋子の磨きぬかれた演技が、魅せる魅せる…。体と声と表情と動きだけで、つまり芸だけで魅せる魅せる…。「あ〜、これは余分なものがなくて正解だな」と思いました。「何事においても、余分なものとは、核になるものの貧しさを隠すためにあるのでは?」などと考えてしまったくらいです。 とくに、最後の場面は心に残りました。二人きりになった仲代達矢と奈良岡朋子が、一言二言会話をして食事をする場面です。二人の存在感は圧倒的でした。まったく、極まっていました。会場の人たちは、二人の一挙手一投足を見つめながら、呼吸するのを忘れていたのではないでしょうか。これぞ、舞台演劇の真髄と感じました。(けいちゃん) |