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第216回例会
『ドライビング・ミスデイジー』報告  会員610名 入会25名 退会15名 (+10)  参加率94.4%

●たいへんよかった 80.5%  ▲よかった 17.5%  ○ふつう 1.8%  ×つまらない・わからない .2%
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●▲▲▲▲▲▲▲▲▲○ ←当日アンケート集計結果
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                            感想文集




●奈良岡・仲代の夢の共演で芸術祭大賞を始め数々の演劇賞を受賞
上演終了             第216回例会

民藝無名塾

ドライビング・ミスデイジー

2009年1月26日(月)
午後6:30 開演
藤枝市民会館ホール

すべてを超えて寄り添う心と心
あの不朽の名作が今、仲代達矢・奈良岡朋子という待望の顔合わせで舞台によみがえります

■作:   アルフレッド・ウーリー
■演出:  丹野郁弓
■出演:
 仲代達矢、奈良岡朋子、千葉茂則
■ストーリー

 時は1948年から73年までの25年間、場所はアメリカのまだ人種差別意識が色濃く残るジョージア州アトランタ。
 教師を引退したデイジーは72歳のユダヤ人の未亡人。一人でかくしゃくと暮らしていたものの、ある日、自分の運転していた車で事故を起こしてしまいます。
 心配した息子ブーリーは強引に黒人の運転手ホークを彼女の元へ送り込みました。独立心が強く黒人嫌いのデイジーは頑としてホークの車に乗ろうとしません。しかし二人の間にはいつしか不思議な友情が育まれていくのでした…。
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民藝 藤枝例会
月日 例会名 会員
6 1974/6/14 泰山木の木の下で 745
31 1978/2/27 奇跡の人 666
40 1979/9/3 ちいさな広場 555
43 1980/4/17 アンネの日記 615
67 1984/3/12 エレジー 640
72 1985/1/30 すててこてこてこ 629
79 1986/3/9 わたしは生きたい 540
83 1986/11/10 おんにょろ盛衰記・三年寝太郎 561
90 1988/2/8 はらえないの?はらわないのよ 618
108 1991/1/27 泰山木の木の下で 712
138 1996/2/19 グレイ クリスマス 669
156 1999/2/14 研師源六 752
163 2000/3/13 根岸庵律女 764
183 2003/7/13 アンネの日記 780
196 2005/11/7 モンゴル帰りの爺 747
213 2008/7/6 明石原人 ある夫婦の物語 612

無名塾 藤枝例会
月日 例会名 会員
112 1991/9/14 令嬢ジュリー 760
150 1998/1/18 いのちぼうにふろう物語 825
1985年の初演以来、ブロードウェイで4年間のロングランを記録
1987年度ピューリッツァー賞受賞
映画版では1989年度のアカデミー賞最優秀作品賞を受賞

「民藝+無名塾」の「+」にはこの舞台を実現するキッカケとなった演劇鑑賞会(市民劇場)が入っているそうです。足掛け5年を掛けて全国の鑑賞会をまわって、今年、静岡ブロックなどまわり、最後の舞台になるようです。


(観劇を終えて)
待ちに待った夢の共演舞台を観ることができ、感激でした。
仲代達矢さんは陽気で善良な初老の黒人ホーク役をコミカルに演じていました。どちらかというとシリアスなイメージの強い俳優さんですから意外でしたね。
奈良岡朋子さんは逆にイメージ通りの役だったと思います。元教師という厳格で気位が高く、しかもユダヤ人のしたたかさを合わせ持つデイジー。息子にも他の誰にも頼らず自分の力で生きてきた頑なな心が、ホークと関わった25年の間に、まるで氷がとけていくように少しずつ変化していく。
それにしてもカーテンコールでのお二人の変身ぶりにはビックリ!いつまでも若々しいお二人に、最近あまり元気がなかった私も少し勇気づけられました。
息子のブーリーを演じた千葉茂則さん、いいですね。昨年は民藝の「明石原人 ある夫婦の物語」で日色ともゑさんの夫役としていい味を出していました。
アメリカにおける黒人やユダヤ人の人種差別の根深さを日本人が理解するのは難しいと改めて思いました。史上初めて黒人を大統領に選んだアメリカが今後どのように変化するのか期待しています。

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