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〜感想文集〜

藤枝市民劇場 第217回例会 2009年3月21日



     前進座 公演

      さんしょう太夫 


●この度のさんしょう太夫の公演はとても心に残りました。下手ですが作ってみました。

 説教節のさんしよう太夫に涙せり
   ささらの波音悲運をさそふ
 説教節のあたりにひびく締太鼓
   悲運の安寿の打つ音冴ゆる
 説教節の鈴、オルゴールリズム合ひ
   涙さそはれ喝采やまぬ         (S・Y)

●初めて見る舞台風景・企画で、緊張して見せて頂さました。(五十代女性)

●歌ってる?のにしっかり一言一言が伝わってきて、すごいと思いました。怖いシーンや悲しいシーンが動きや照明だけでなく、声のトーン、強弱や鐘の音からも伝わってきて、良かったです。
 最初の照明が本当にびっくりでした。フィルターですか?初めてあんな細かいものを見ましたっ!衣装とかもすごくて、本当に学ぶことばっかりです!!うちの高校もスタッフが頑張っているので、見に来なかった人に教えてきたいです。で、年が大して変わらない人がこれほどの芝居をしてる、というのも驚きでした。今までこの劇場で観た中で一番新鮮で驚きの連続だったと思います。
 最後泣いちゃいました。あと、お姉さんが死んじゃうシーンも…。すごく感動して、観に来て良かったです。動きでわかるため、文語でもストーリーがよくわかりました。本当に良かったです。ありがとうございました。いつか、こういう作品もやってみたいです。(十代女性)

●入会して始めての公演、大変素晴らしかった。息つまる思いで観ました。(七十代女性)

●私は最近大変悲しいことがあり、心がふさいでおりました。今回の観劇も足が重かったのですが、観て本当に良かったと思っています。安寿の生き方、変わっていきように勇気をいただきました。(演技がとてもうまいと思いました。)大変おつかれ様でした。(六十代)

●長い話を演じるのは大変である。よくまとめてあるし、照明、楽器の導入もうまく、今までに見た事もない様な演出で感心した。二人の主人公の名演技にも驚いた。中学校の時、さんしょう太夫を舞台でやりましたが、スケールとストーリーの違いを改めて感じました。これからもこの様な立派な演技を見たいものです。今日は本当に良かった。(六十代男性)

●舞台上の動きが大きく、左右の端まで動くので視点が定まりにくい所がある。前の方ほど視点が振られる感じがする。人間の運命と時代の厳しさを感じた。全体的には良いが、場面の盛り上がりの時は効果音を抑えて、台詞の方を聞きたかったです。(四十代)

●小さい頃に母に聞かされた物語を芝居で見ることが出来、また迫力に圧倒されると共に役者さんが役になり切り演技がガラリと変わる素晴らしさにも感心しました。(七十代男性)

●久し振りにとても感動いたしました。涙がとまらなくて。演出のすばらしさ、演技力もすばらしかったです。(七十代)

●始めのお坊さんの行進から見入ることができました。音響をその場で行うのも臨場感があり、とても引き込まれました。かなり動いているのに声も聞こえやすく、とても良かったです。教科書の世界に入ったような感じでとても楽しめました。メイクや衣装もとても良かったです。特に、すぐ着替えられるようになっていた工夫がすばらしいと思いました。機会があったら、また見たいです。(十代女性)

●いつも感激をありがとうございます。(五十代女性)

●残酷な現実の中で、姉弟や親子がお互いを想い行動する姿がとても光る作品だと思いました。最初と最後の文字の照明で作品の世界に強く引き込まれました。次の公演を楽しみにしています。頑張って下さい。(十代女性)

●緊張感のある舞台が続き、次の場面に何かと期待し続けていました。(六十代女性)

●“久し振り”の印象でした。信仰や昔からの日本語の美しさなど、いいな〜と思いました。(五十代女性)

●出だしが思わず「おぅ〜」でした。狂言のような説明がおもしろかった。もっと暗いかと思いましたが、良かった。(五十代女性)

●役者さん達の演奏、謡のレベルの高さに感動しました。づし王役の方は、高校を出て四年とは思えない所作の確かさ、美しさでした。(四十代女性)

●小学五年生の学芸会で「安寿と厨子王」の劇をやったことが鮮やかに蘇っています。涙涙涙でした。すてきな舞台でした。(六十代女性)

●感勤しました。涙が止まりませんでした。演出にもびっくりしました。ありがとう。(六十代女性)

●すばらしかったです。こんなに迫力のある芝居は初めてです。(七十代女性)

●久々の感動に感無量、ありがとうございました。(五十代女性)

●最初の照明による演出からびっくり。大変わかりやすく楽しめました。初めてこの会に来ましたが、席詰めも良い考えだと。参考にさせてください。ありがとうございました。(他団体六十代女性)

●素晴らしかった。ありがとうございました。(五十代)

●字が沢山映った照明が凄かったです。客電が落ちた瞬間、世界に引き込まれました。音に迫力があって、本当「効果」でした。最後の地蔵の格好したシーンが凄い迫力でした。後ろからの照明効果が雰囲気ぴったりでした! (十代女性)

●大変よかった。(五十代)

●素晴らしい舞台でした。この舞台はきっとずっと忘れることはないだろうと思います。気持ち的には立ち上がって拍手を送りたいくらいでした。前進座の芸の確かさは圧巻で、展開の上手さ、ストーリーの判り易さも加わって一秒たりとも気が抜けることはありませんでした。
 見知らぬ土地へ連れて行かれ、違う名前をつけられて、逆らうことを許されず働かされる姿は、北朝鮮に拉致された方々と重なり切なくなりました。そして、弱い人々がお互い助け合う姿には、束の間の安らぎを覚え、苦しみが判るづし王にこそ上に立って欲しいとの訴えにウンウンと頷き、さんしょう太夫に敵討ちするシーンでは現代人として違和感を覚え、そして、母子(姉弟)の深い愛情にホロッと涙がこぼれ・・・。目、耳、頭、心すべてが刺激された舞台でした。(四十代)

●“芸術祭優秀賞受賞作品”であるこの例会を楽しみにして居りましたが、想像以上にすばらしく感動致しました。入場場面の説教節から念仏が浮かびあがる見事な演出や、それにも勝る前進座の方々の熱演に涙が溢れて止まりません。歌舞伎と狂言を混ぜた様な動作やセリフも斬新で見応えが有りました。“さんしょう太夫”の物語がこれ程迄に芸術的な舞台に仕上がっていて、拍手が鳴り止まないのも、公演回数が多いのも納得できます。(うさちゃん)

●すばらしい舞台でした。白黒の文字一杯に変わった時思わず「おー」と声が出てしまった。素朴な楽器の音色、じんとまたずっしりと染み入ったり響いたりの謡い。私には話の筋と違ってむしろ心地よかった。終わりの文字の世界が、始まりの時とひと味違った感覚で自分も一瞬その中で漂っているような錯覚さえ感じた。アンコールの拍手をしながら、つい何度も頭を下げる自分に、少々驚いた。いい舞台をありがとうございました。

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