機関誌あけびより 『オイディプス王』主演の紹介

 鳳 蘭 (おおとり らん)  平 幹二朗 (ひら みきじろう)
本名・荘田蘭(しょうだらん)。宝塚歌劇団出身。入団当時から生来のエキゾチックな美貌と恵まれた容姿で一際目立つ存在であった。以後10年間トップスターの座を保ち続ける。退団後『レ・ミゼラブル』 『ラ・マンチヤの男』など数多くのミュージカルに出演。日本ニュージカル界を代表するエンターティナーである。菊田一夫賞、日本芸術祭賞、東京都民文化栄誉賞、名古屋演劇ペンクラブ年間賞。文化芸術選奨文部大臣賞など多くの演劇賞を受賞。

ツレづれなるままに 鳳蘭(ファンサイト)
1957年俳優座入団。俳優座時代は千田是也氏に師事、『千鳥』『ワーニャ伯父』で素朴にして新鮮な演技で脚光を浴びる。68年に退団。その後は浅利慶太氏、増見利清氏、蜷川幸雄氏らの演出家の作品に主演。『NINAGAWAマクベス』では海外公演も行い高い評価を得た。『三匹の侍』やNHK大河ドラマなど映画やテレビでも活躍、1984年に芸術選奨文部大臣賞、88年に都民栄誉賞、98年に紫綬褒章、2000年に読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞。

平幹二朗プロフィール(クリームインターナショナル)

 平さんは私にとって、唯漠然と以前から“妙に"気になる役者さんの一人だったのですが、今は何故なのかはっきりしました。 つまり、あの声から演じている(その役の人物の)存在感というものを見事に表出しているからです。その役をよく噛み砕き、一度お腹の中に入れ、自分の血と肉にしてから出てくるそういった声だと思うのです。【サザンシアター初代支配人】

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