ホーム 藤枝市民劇場? 入会案内 これからの作品 思い出の舞台 掲示板
サイトマップ リンク集 チラシ一覧 感想文集 データベース 会員専用

第190回例会
『オイディプス王』報告  会員782名 入会20名 退会6名 (+14)  参加率91.2%

●たいへんよかった 56.5%  ▲よかった 29.7%  ○ふつう 9.5%  ×つまらない・わからない 4.3%
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲○○○○○×× ←当日アンケート集計結果
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□
 ←アンケート提出率65.3%

                             感想文集

チラシ おもてへチラシ ウラへ
マウスでクリック  チラシ拡大

平幹二朗              鳳 蘭
主演紹介


「オイディプス王」
ギリシア悲劇 ソフォクレス作
紀元前430〜前420年頃の作
オイディプスの悲劇を描く


原作を読む
世界の古典つまみ食い」サイトより
オイディプス王

他団体日程
静岡県舞台芸術公演情報」サイトより
オイディプス王公演
上演終了

第190回例会   幹の会+リリック

オイディプス王


2004年9月14日(火)
午後6:30 開演
藤枝市民会館ホール
ギリシャ悲劇の中でも代表的な「オイディプス王」。普遍的な人間の運命とは・・・。
運命に立ち向かうオイディプス王を日本有数の舞台俳優・平幹二朗がすさまじい情念を込め演じます。鳳蘭の出演も決定。

■原作: ソフォクレス
■演出:
 平幹二朗
■出演:
 平幹二朗鳳蘭 原康義、坂本長利、藤木孝、深沢敦、渕野俊太、廣田高志、桜井章、水戸野雅代、三木麻衣子、後藤加代
■ストーリー
古代ギリシャの地・コリントスの王に生まれたオイディプスは、 あるとき「父を殺して母をめとるだろう」という忌まわしい予言を授かる。その予言から逃げるように国を出奔したオイディプスは、 隣国テーバイに災厄をもたらしたスフィンクスをみごとに打ち倒し、 テーバイの領主となった。そして前王・ライオスの后を妻に迎え、 オイディプスはようやく平穏を得るが、 幸せは短く、 やがてテーバイに恐ろしい疫病が広まる。その原因をつきとめようと神託所を訪れたオイディプスは、 みずからの出生に秘められた悲しい真実を知り…。
牛飼いとアイコンの部屋サイトへデータブック くまさんの独り言牛飼いとアイコンの部屋サイトへ
出演 配役 説明
平幹二朗 オイディプス テバイの王
鳳蘭 イオカステ オイディプスの妻であり母
原康義 クレオン イオカステの弟
渕野俊太 コリントスの使者 オイディプスの育ちを知る
深沢敦 ゼウスの祭司
坂本長利 テバイの羊飼い オイディプス誕生の秘密を握る
藤木孝 テイレシアス 盲目の予言者
後藤加代 女/コロス コロス=舞踏合唱隊
三木麻衣子 コロス
水戸野雅代 コロス
桜井章 踊る男/コロス
廣田高志 コロス

エディプス‐コンプレックス
男の子が無意識のうちに同性である父を憎み、母を性的に思慕する傾向。オイディプス(エディプス)が父とは知らずに父を殺し、母を妻とした、というギリシア神話にちなんでフロイトが名づけた。
エレクトラ‐コンプレックス
精神分析学者のフロイトが用いた語。女の子が無意識のうちに同性である母親を憎み、父親を思慕する傾向。ギリシア神話のエレクトラにちなむ。

エレクトラ
ギリシア神話のアガメムノンとクリュタイムネストラの娘。弟のオレステスとともに、父王を殺した母とその情人アイギストスを殺して復讐をとげる。
国語大辞典(新装版)小学館 1988より
高岡演劇鑑賞会に会員の感想文があります。
Ben氏の部屋には東京公演初演の評が今週の一言の下段にあります。鳳蘭が演じているイオカステの人物像を斬新な解釈に基づいて、積極的に造型しているところが今回の注目すべき演出だそうです。


名演ウェブ作品紹介をご覧下さい。劇中で歌われるゴスペルの声楽監督をBIG MAMA YUKAと呼ばれる日本のゴスペルシンガーの第一人者である亀渕友香(かめぶち・ゆか) が担当しています。

ギリシャといえば今年(2004年)はアテネオリンピックが開催されますね。サッカーのユーロ2004もなんとギリシャが初優勝を飾りました。今年はギリシャが熱く燃えている!

チラシのオイディプス王の目から血が流れているのを見て、昔見たイタリア映画で鬼才パゾリーニ監督の「アポロンの地獄」を思い出しました。キネマ旬報データベースで「アポロンの地獄」を調べたら、やはり「オイディプス王」を映画化したものでした。

当時、高校生だった私には難解な映画でしたが、ラストシーンで古代ギリシャから現代のローマへ場面転換するのを見て、人間の実相は今も昔も変わらないのだという印象でした。

神話というものは何か壮大な架空の物語で、おとぎ話のような作り話に過ぎないと思われがちですが、実はリアルな小説よりも、もっと深く人間の本当の姿をあぶり出すもののようです。

今回の平幹二朗の演出は、現代の旅芸人の一座がニューヨークハーレムの路地裏で上演する「オイディプス王」という設定のようです。どんな芝居になるのか楽しみですね。

平幹二朗が所属するプロダクション→クリームインターナショナル

作品参考ページとして蜷川幸雄演出のページを紹介します
例会作品とは異なります、念の為→東京公演



前例会クリア〜! 

前回へ          一覧へ          次回へ