５月　３日　ヨハネ福音書　7：25〜31 　　　『イエスはどうして神の子(メシア)なのか）』 イエス様がどうして神の子か、皆さんも先週の予告でお考えになられ たことでしょう。 ○そのひとつに預言者をとおしてイエス様は神の子です。 イザヤという預言者は、イエス様が降誕される約750年前の人ですが、 「おとめが身ごもって、男の子を生む」(7：14)。｢ひとりのみどりご が、わたしたちのために生まれた｣(9:5)。またミカという預言者は、 ｢ベツレヘムよ、･･･お前の中からイスラエルを治めるものが出る｣ (ミカ5：1)、と救い主の降誕を預言しています。この預言を受けて、 マタイとルカは福音書の中に預言が成就したことを記しています。 (マタイ1:18以下、ルカ1:26以下)しかもルカは、イエス様が救い主で あることを、エルサレムの神殿でシメオンという信仰深い人と、84歳 という高齢の女預言者アンナをとおしてあらわしています。イエス様 の人生はこのような預言からはじまって、公生涯に向かいますが、イ エス様と同時代のバブテスマのヨハネも、イエス様がメシアであるこ とを人々に告げました(マタイ3:1〜、ルカ3:15〜　)。 ○ローマ兵をとおしても 聖書にローマ兵、百人隊長が出てきますが、この人もイエス様を救い 主と認め、イエス様から部下がいやしの恩恵にあずかりました (ルカ7:1〜　）。 ○この他、悪霊もイエス様をメシアと認めていました。 悪霊は言います「ナザレのイエス、われわれを滅ぼしに来たのか。 正体はわかっている。神の聖者だ｣と。人格をもち、自分の称賛以外 には関心のない悪霊さえ、イエス様を神の子と認めるのです。 ○聖霊がイエス様をメシアと証なさる。 ヨハネ福音書によれば、「わたしが父のもとから、あなたがたに遣わ そうとしている弁護者、すなわち、父のもとから出る真理の霊がわた しについて証しなさるはずである｣(15:26)と言われたように、聖霊は 使徒たちをとおし、特にペンテコステ以降、イエス・キリストは救い 主という真理を、多くに人々に知らせました。そして、現在のわたし たちをとおしても、イエスはキリストと証ししてくださいます。 このように広範囲にわたって、イエスは神の子、メシア、キリストと 認められています