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6月3日

私にとっては素晴らしい旅であると同時に、生涯決して忘れえぬ出来事も含めて
思い出の旅となった この旅は 出来たばかりのセントレア中部国際空港に,
スーツケースとザックを持って立った時に始まった。
(同行者は三島から2人沼津から4人富士から5人静岡7人浜松4人添乗員1人の合計23人)

「シルクロード」 それは私にとって長い間の憧れであり夢だった。
その言葉には神秘的な響きがあり悠久の歴史とロマンが 秘められていて
その旅は今まさに始まろうとしていた。
ワクワクとした胸の高まりと軽い興奮の中で私は少しハイになっていた。

新しい空港はどこもきれいで 興味深く集合時間までの1時間半、見学して回る。
中国東方航空15:20発 2時間半のフライトで上海浦東空港着
現地時間17時(時差1時間) 気温30度 上海空港はとても広くてきれいだった。

トイレはTOTO 電光掲示板は富士通 エレベーターはオーチスと 日本企業名が氾濫する中で
「何が日本製品ボイコットなのよ」と心の中で思っていた。

1400万人の住む上海市は大都会、丁度花金とサラリーマンの退社時間と重なり大渋滞、
運転マナーなどないような街で 私たちを乗せたバスは殆ど動かない。 聞こえるのはクラクションの
音ばかり。平均的な上海市民の月収は3〜4000元 日本円で4〜5万円 
月100万円もとる人もいれば 「100円100円」と日本人に物乞いをする人もいる。 ピンキリが住む街だ。
日本でもまだ走っていない リニアモーターカーが 35キロ区間だけ 走っているのにはびっくり。
今まで40分かかっていた所が7分でいけるようになって料金は1000円位だそうだ。
このごろは利用者も多いという。
タクシーは90%がフォルクスワーゲン 日本車もずいぶん目立つ。

かっては魔都と呼ばれ 英米仏などの列強の租界時代の 高層建築の残る外灘(わいたん)地区は
英国風、ゴシック風、ローマ風 アールデコ様式などの さまざまなアンティークな建物が続いていて
毎夜ライトアップされ上海の顔としておなじみの街の 夜景鑑賞に向かう。
当時の面影を残したエキゾチックな景色が 美しさを誇り 歴史を思い起こさせていた。

現在上海は 2010年の万博に向けて ビル建築ラッシュの様相を呈していて
すごい変貌を遂げていて ただただ唖然とするばかり。
中国での初めての食事は都市の中にある山水と呼ばれた名園「豫園]で遅い夕食をとった。

この店は小籠包がおいしいと聞いていたので楽しみにしていたところだった。
しかし食事をしているところへ「木魚石」という石で作った急須セット(¥15000)をウェイトレスが
テーブルをまわって売りに来たのには驚いた。これで毎日お茶を飲むと 白髪は黒くなり 糖尿病、
肝臓、心臓病などが直り コレステロールが低くなるそうで NHKのテレビでも紹介されたとか???
本当にそうなら医者は要らないよね〜〜(~_~)
中国人の商魂たくましさに驚かされた最初の出来事だったけれど これがその後行く先々で
付きまとうほんの序の口だった。
仲間の中には早くもこれを買っている人もいて驚かされた。

明日の朝早いので豫園の雰囲気に後ろ髪を引かれながらも 帰路に着く
10:00 四つ星ホテル 上海新元大酒店に着く。

上海の始めての夕食はこの豫園で 

ライトアップされたアンティークな建物が立ち並ぶ

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