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6月5日

今日はこの旅のメインテーマ「日中ふれあいウオーク イン ウルムチ」

グループを4〜5人づつに分けてウルムチ職業大学の日本語課の学生が各グループに
2〜3人づつ入り班を作る。中国版のラジオ体操で準備体操を済ませ9:00スタート

楡の街路樹の大通りを新華北路を南下 国際バザールの二道橋までの
折り返し10kmのウォーキング
ウルムチの街で感じたのは東洋と西洋の入り混じった不思議な感じのするところだ。
黄色と緑 青色の美しいイスラム建築
バザールのウイグル人のエネルギーはすごい!物を売ろうとする気迫がただよってくる。
道に一人で立ち コートを10数枚着込んで そのコートを道行く人に 売り込んでいる男性
特産の干しブドウを 山のように大八車に積んで 売っている女性 じゅうたん屋などなど
ここはイスラム教のメッカのようだ。

大きなナンを山と積んで

ウイグル族の衣服を売る店


お昼を学生たちの案内で 普段外国人の行かないレストランへ 連れて行ってもらって彼らに
注文してもらう。香辛料の強いウイグル料理 学生たちは良く食べる。
丁度入ってきたポリスが 学生を呼びにきて 何やら話しているので 最近の反日感情の事もあって
心配していたら 帰ってきて日本人は珍しいので 興味を持って「日本人と何をしているのか」と 尋問にあったという。
帰りは 集合時間に遅れそうになったので ウオークはやめて バスに乗り継ぎホテルまで戻る。
料金は1元で 乗客は親切で すぐに席をゆづってくれいい経験をした。
私たちが最後の組で15分の遅刻だった。
各々が日本からの土産ものを学生たちに手渡した。最初から500円以内といわれていた。
中国のボールペンは粗悪品が多く日本製がすごく喜ばれると聞いていた私は 日本製の
ボールペンと日本の絵葉書。
学生たちからは きれいなウイグル帽と 本物の羊の毛で作られた羊のぬいぐるみをいただいた。
学生たちの住所を聞いて日本に帰ったら手紙を 書く約束をして別れる。
気持ちの良い青年達だった。 特に王小江さんは将来日本に来たいと夢を語っていた。


学生が案内してくれた食堂

一緒に歩いてくれた葛軍さんと王小江さん




ホテルで着替えをして3時出発 バスで天山山脈の麓に広がる南山牧場に向かう。
ウルムチから75キロ 約1時間 まっすぐにどこまでも走る一本の長い道をひたすら走る。
忘れな草の大群落 草原には羊の放牧があったりカザフ族のパオが点々としている。
カザフスタンの生活様式を見学 パオの中でミルク茶を飲む。紅茶のようだ。
たった今殺されたばかりの羊の肉を串にさし シシカバブを焼いている
地面には まだ血のあとが残り 20センチぐらいの足が転がっていて 悲鳴を上げてしまった。
草原は標高2000mぐらいあるので涼しくて気持ちがいい。

夕食はウルムチ郊外のレストランで 新疆名物の火鍋料理(日本のしゃぶしゃぶのよう)
とにかく何でも大量で出てくる料理の三分の一位しか食べられない。
時間はもう10時近くになるのに外はまだ明るい。
中国ではこんなに広いのに時差を作らず すべては北京時間なので こういう現象になっているという。


点在するパオ

標高2000mで涼しい南山牧場

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