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<概要>
空港施設概要 駐車場は約2000台規模で、それも駐車料金は無料とか。 施設詳細はこのサイトの施設案内へ。

滑走路の山側(通称:西側)、飛行機が離陸上昇(通常時)
または着陸進入(気象条件悪い時)に旋回する標準コース図

事業分担:(公式HPより引用)
滑走路、管制塔などの基本施設は静岡県が建設しますが、ターミナルビルの建設・運営は富士山静岡空港(株)が行い、航空機の運航や整備は民間航空事業者などが行います。

「富士山静岡空港」の名称について。
2006年1月時点では愛称と言っていたのが、運営会社名に採用決定※により正式名称となってしまったようですが、入力省力の為ここでは以下「静岡空港」と書く部分があります。 空港の位置と名称について疑問に答える

国際航空運送協会(ITTA)に申請して登録された富士山静岡空港のスリーレターコード(空港識別コード) FSZ

<ホームページの区分について>
http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/index.html
↑空港の建設〜開港準備段階..つまり開港前までのホームページです。(静岡県航空部が作成管理)
http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/
↑空港の利用客向けを主目的としたホームページ(運営会社が作成管理)

富士山静岡空港 株式会社(カンパニーwebサイト)地方空港としては初めての民間出資のみによる空港運営会社

<開港に向けてのスケジュール>

2008/12/25追記挿入
速報! 2009年6月4日(木曜日)に暫定(滑走路:2200mで且つ ILS:無しで)開港と決まる!
(暫定運用のための追加工事が1月半ばまでに完了するめどがつき、完成検査に関する国土交通省との調整も見通しが立ったことから、石川知事が6月4日開港を決断し、本日発表した。)

追記挿入:2009/01/26より国土交通省の検査が始まる。
新聞記事によれば、このグループは「飛行検査」を担当し、国が整備・管理する航空無線などの航空保安施設が正常に機能するかどうか飛行機(50人乗りプロペラ機20人乗りジェット機を使用)を飛ばして上空から(航空機に空港からの方位や距離の情報を提供するVOR/DMEや、着陸する航空機に滑走路の中心線を示すローカライザーなどを)検査する。
記事で驚いたことに、県が整備した滑走路や航空灯火などの検査は(狭い意味の)「完成検査」(俗称で「地上検査」と書いてあるブログもある)と称し、県が別に1月中に同省に申請する予定とのこと。→2月9日より検査開始。→両方の検査とも2月19日に完了予定。(2/9のNHK静岡ニュースより)
2/17.2/19は上空から灯火設備の稼動状況を確認する飛行検査で現地検査の最後を飾るらしいが、”国土交通省の検査は検査に着手してから約2ヶ月間かかる”と言われているので、後は省内で検査データの整理とチェックと書類作成を進めるのかな?

追記「上記計画の進捗状況」挿入↓
2009/03/19、国土交通省から静岡県に対して「検査合格証」が授与された。
2009/03/23、静岡県は「供用開始届」を国土交通省に対して提出し、受理された。(これにより事実上6/4開港が決定)
同日に、静岡県は富士山静岡空港の開港日を記載した「航空路誌(AIP)」*の発行依頼を→同省東京航空局静岡空港出張所に提出した。

今後の予定↓
「航空路誌(AIP)」*が5月7日に発行される。
(周知期間は28日間以上なので計算してみたら6/3なので、6/4の開港ならOK)
同日に、国土交通省大臣が開港日を告示する。

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2009年3月25日の記者会見で
石川知事が辞任を表明! 富士山静岡空港「立ち木問題」解決の為。

↓当初の記事−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−--
・2009年3月開港が迫る2008年10月に静岡空港の”立ち木問題”が表面化し、今後の対応とその影響が懸念される事態になったので、
2008/10/29(水)に開催される県議会全員協議会において石川嘉延知事からの経過説明と対応策発表が注目されていた。
・同協議会での知事説明骨子を以下に記す。(静岡新聞の報道より引用)

 ▽航空法の制限表面を超える立ち木は計153本、土地は3カ所計約8平方メートル。
 ▽測量誤差、立ち木の成長と航空測量データの修正ミスなどで支障物件が残った。
 ▽2007年初めごろ危惧(きぐ)を持ったが、地権者の自主伐採が進んだ同年9―10月ごろ、収用土地より高い立ち木などの存在を明確に認識した。
 ▽暫定的に滑走路西端を支障物件に抵触しない位置まで東側に移行させ、滑走路を2200メートルに短縮して運用する。(当初計画は2500メートル)
 ▽航空灯火などの追加工事の必要から、きょう午後、工事完成予定期日(当初計画11月1日)を09年3月1日に(国に対して)変更申請を行う。
 ▽追加工事費用は1億1000万円の見込み。
 ▽09年3月の開港を断念。現時点で、新たな開港時期の目途は、最も遅い場合であっても7月の見込み。
 ▽私自身の責任を痛感。一定の目途が立った段階で、あらためて責任のあり方を明確にしたい。

関連→知事の一般向け談話:「富士山静岡空港の早期開港に向けて」

静岡空港暫定運用による懸念情報:
静岡新聞2008/10/31記事タイトル「静岡空港暫定運用で就航率低下を懸念、県に努力求める 国交省次官」以下、転載。
国土交通省の春田謙事務次官は30日の定例会見で、静岡県が静岡空港の開港時期を延期した上で滑走路を短縮して暫定運用させることに伴い、航空機の着陸を電波で誘導する計器着陸装置(ILS)が使用できなくなることについて「危険になるわけではないが、就航できる割合が減ることにつながる」と就航率低下に懸念を示した。
石川嘉延知事が29日の県議会全員協議会で、立ち木問題に関する公表が遅れた理由として、空港反対派が国を相手に起こしている事業認定取り消し訴訟への影響を挙げたことは「関係地権者との間でどう対応するかについて明確にし、一般県民や関係者に説明責任を果たす姿勢が必要だった。言えない理由になるのかという感じがする」と疑問を呈した。
 その上で「予定通り(2500メートルの滑走路)の空港として供用されるのが重要だ。物件の除去について地権者の理解を得るなど最大限の努力を行ってほしい」と県の対応を強く求めた。--情報源--

航空用語

* 「航空路誌(AIP)」とは?→世界中に空港の概要や開港日を知らせる書類。
(周知期間は28日間以上..逆に言えば発効日より28日以後の開港日を記載のことと決まっている模様)

*「ILS」とは?→航空実用事典>5.着陸誘導施設>(2)計器着陸装置 ILS:instrument landing system

開港を間近に迎え、広くPRする大イベント:スカイ・レジャー・ジャパン&静岡エアポートフェスタ2008in静岡 は静岡空港建設地で2008年11/8〜9に予定通り開催された。→行って来た感想:静岡県は口に出さないが別の理由で、2009年3月開港が遅れることになって良かったのでは? そのワケは:私の目からみたら、駐車場や整備道路の工事完成が3月開港では間に合わない遅れを感じた。ゆっくりシッカリ工事して欲しい。

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