含浸処理
鋳物の巣や焼結部品の空隙に樹脂を注入し、硬化させ、 その不要な穴を塞いでしまいます.

 

鋳巣(ちゅうす)
本来は金属でうまっているべき部分にできる空洞を -- 巣穴、鋳巣、ピンホール、欠陥孔 --といいます。原因や形状はいくつかありますが、内部で発生したガスによるものや、湯が凝固していくときの金属の収縮による場合などがあります。

なぜ含浸が必要なのでしょうか

鋳造工程で必ず発生するということは、乱暴な言い方をすれば「不良品が出てしまう」ということ。その確率は製品にもよりますが、20%〜50%にも達します。これは大変なロスですね。

 

そこで含浸の登場というわけです
このままでは不良品になってしまう製品を、この含浸という技術が助けているのです。特に命にかかわる部品や、圧力に耐えなければならない部品には、必要不可欠な技術なのです
 
そうなんです。あなたの使っているパソコンにも、含浸されたパーツが使われているんです。