仏教とミキノクチ1 |
折り紙には、仏教用の式紙もあり、寺院で、御幣やみきのくちを見掛けることがあります。 また、「伝承切り紙 1」の「お棚紙」、「宝紙」と同じような「切り紙」を、寺院で製作、使用、頒布している所もあります。 |
1宝城山 海蔵寺(かいぞうじ) | |
(こがわのお地蔵さん) | |
静岡県焼津市小川(こがわ) |
海蔵寺の神棚 |
1,2とも、折り紙のみきのくちで、折り方は同じです。 1のみきのくちは、今でも、各地の祭典や加持祈祷を行う寺院などで、時折見かけます。 2の、縁を赤く染めたみきのくちは、灑水器(しゃすいき)の蓋の鈕(トッテ)に、水引で結び付けるものです。灑水器とは、仏檀などの魂入れや、法要の時に本堂内などを清めるための、香水(こうずい)を入れる鋳銅製の容器のことで、高台の付いた台皿、高台の付いたお鋺と、鈕の付いた蓋からなっています。 |
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