ミキノクチ
七夕の部 1


七夕(たなばた)は、日本古来の棚機姫の伝承と、シナから伝わった星祭り伝説が混じりあった祭りで、色々な説が流布しています。
1 たなばたまつり

(ゑ入)女重宝記(★) 蝶花形
元禄5年(1692)
往来物倶楽部 小泉吉永氏蔵


 七夕祭りの図

絵入日用・女重宝記(★)

弘化4年(1847)年刊
高井 蘭山
応為 栄女 画
(北斎の娘さん)
みきのくち(折紙)






上記の画は、笹を立てて、和歌や願い事などを書いた短冊を結び、縁先に机を据えて、五色の糸、短冊、色紙、お神酒などを供え、琴を奏でて、織女星に、裁縫や習字などの技芸の上達をお願いしているところです。机の右にあるタライは、水を張って、牽牛、織女の二星を映して拝むためのものです。