| みきのくち 5 |
| 6 折形(おりかた) |
| 折形は、儀式用の瓶子や銚子を飾ったり、贈答品を包むための折り紙です。折形は、室町時代に武家の礼法として確立し、その折り方は、秘伝として伝えられて来たようで、バリエーションを入れれば、何百種類もあるようです。儀式用の折形の代表的なものは、蝶花形(ちょうはながた)の折り紙です。贈答品用は、中に入れる品物により包み方が変わり、包みを見ただけで中身が分かるようになっています。折形には、
真(上)、行(中)、草(下)のランクのあるものがあります。普通は、水引を掛けます。 折形には、「公家礼法」の四條流、「武家礼法」の伊勢流、小笠原流などがあります。 |
| 江戸時代、「武家礼法小笠原流宗家」の許可を得ずにつくられた「俗用(庶民)礼法小笠原流」が、日常生活の知恵、教訓や礼儀作法などを教えるために出版された、「女今川○○」、「女庭訓(ていきん)○○」などの数多くの寺子屋用初等教科書「往来(おうらい)物」に掲載されました。折形も、「小笠原流折形」、「万包様折形(よろずつつみようおりかた)」、「万折形包物之図」などとして紹介されて、庶民の間に広まりました。明治以降は、一般的には折紙と呼ばれ、小学校や女学校などの教科にも取り入れられました。礼法家も多くいて、指導書も販売されていましたが、大東亜戦争後は廃れてしまいました。現在では、正月用品、結納、結婚式、祝儀不祝儀の熨斗袋などで使われています。 |
| 7 万折形類 |
諸礼調法記(小笠原流諸礼調法記)★ |
| 享和3年(1803)刊 |
| 8 小笠原流 諸式折紙標本 |
| 平岡 月應 著 明治44年 刊 |
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上段は、真の雌蝶(画像左側)、真の雄蝶(右側) 下段は、行の雌蝶(左側)、行の雄蝶(右側)
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