| 往来物に見るミキノクチ4 |
| 9 運勢・相性占い |
| 女寿蓬莱台(★) | みきのくち |
| 文政2年(1819)刊 | 折紙 |
| 運勢や相性などを占っていただき、謝礼を出している所です。 | |
| 絵本女雑書(★) |
| 寛政13年(1801)刊 |
| 10 占い1 男女相性1 |
| 男土性、女金性の相性 | みきのくち(蝶花形) | |
| 男土性・女金性、大吉なり、早く縁をむすぶべし。田畠にゑん厚ければ、武家、百姓などはいよいよし。常に大黒天を信じて、こころのごとくめでたかるべし。男子九人有、悉く高名なり、妻心を用ひて舅姑に孝順なれば家ますますはんじやうし、財宝、米穀、倉庫に満べし。殊更、衣住に美を備ふべし。 歌に、 西東ふたりが中に蔵建てて、酒の泉のわくとおもえば。 |
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| 11 占い2 男女相性2 |
| 男性・女金性の相性 | みきのくち(蝶花形) |
| 男金性・女金性はよろしからず。但し、秋の比(ころ)、縁をむすべば夫婦の中むつまじく、仕合(しあわせ)もよきなり。天満宮を信じて開運を祈るべし。夫婦ともに病絶ず、家を川端にうつし住してよし。中年後は、だんだん財宝も自由になり、年老ては猶よきなり。子は一人か二人あり。女子なれば仕合よく、男子は父母に災あり。 歌に、 いかにせんかかるさはりのある中に、うきぞ数そふやまふなりけり。 |
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