静岡県外神酒口 4



富山県氷見市お神酒口

作者 坂下 秀一 氏
名前 190サンガイマツ 191サンガイマツ 192宝船
神棚用 天神様用
竹製
長さ 5寸5分 3寸 5寸5分
全長 8寸 5寸 8寸
サンガイマツには、(全長)7寸、6寸もあります。
市販品

能登半島の付け根、富山県氷見市の竹細工の盛んな山間の集落で、坂下家は約45年前から、竹製お神酒口を作っています。正月の神棚用の「サンガイマツ」と、天神様用の「タカラブネ」ですが、繊細な美しさがあります。親戚の中田家も製作していましたが、現在(2004年)は休止しているそうです。
作品は、高岡市、富山市,福井市などの人形店でも、入手可能なようです。

加賀、越中、能登三国の領主前田家は、菅原 道真公の子孫を自称し、歴代藩主は、領内に天神信仰を広めました。その為に、富山県,福井県では、天神信仰が盛んです。元旦から1月25日(縁日)まで、床の間に天神様の掛け軸や天神像を飾り、お神酒口もお供えします。
天神飾りの詳細については、「人形の愛児堂」(富山市)様のホームページが大変詳しいです。HP内の、「愛児堂の節句お役立ページです」をクリックしてください。三宝、徳利、お神酒差し(ミキノクチ)その他をセットにした「前飾りセット」や飾り方しまい方なども紹介しています。