アレジオン、アレナピオン


禁忌:本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者さん

A:効果、効能
 気管支喘息、アレルギー性鼻炎
 蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そうよう症など


B:用法用量


 一日一回、一錠

C:慎重投与
 肝障害またはその既往歴のある患者さん
 妊婦さんまたは妊娠している可能性のある御婦人には治療上の有益性が危険性を上回る
 と判断される場合にのみ投与すること。
 授乳中の御婦人に投与することは避け、やむを得ず投与する場合は授乳を中止させること。
 低出生体重児、新生児、乳児または小児に対する安全は確立していない。

D:重要な基本的注意
   眠気を催すことがあるので、本剤を飲んでいる間は、自動車の運転など危険を伴う
   機械の操作には注意してください。
   
 


E:副作用


 1:眠気、倦怠感、頭痛、吐き気、胃部不快感、腹痛、
 2:肝機能障害、黄疸、浮腫(顔面、手足等)、発疹、蕁麻疹、かゆみ
 3:血小板減少、白血球がふえる、心悸亢進
 4:口が渇く、尿閉、頻尿、蛋白尿、血尿等の膀胱炎症状
 5:呼吸困難、去痰困難、鼻閉、めまい、不眠、悪夢、しびれ感
 6:頭がぼーっとした感じ、口内炎、食欲不振、嘔吐、胃重感、胃もたれ
 7:下痢、便秘、口唇乾燥感、腹部膨満感など


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セレスタミン


A:用法用量
 大人・・・一回1から2錠、一日1から4回
  ステロイドが入っていますので漫然と飲まないこと
  長期連用はだめ・・・一日1錠で3週間
               一日2錠で1週間をめどに
 また、花粉症がひどい場合一日3錠を2日、一日2錠を2日、一日1錠を3日
 というのみ方もあります。


B:禁忌
 適応、症状を考慮し、他の治療法によって十分な治療効果が期待できる場合は本剤を使わないこと
 緑内障、前立腺肥大等下部尿路に閉塞疾患のあるひと
 本剤の成分(ベタメタゾン、d−マレイン酸クロルフェニラミン)に過敏症の既往歴のあるひと
 d−マレイン酸クロルフェニラミンは薬局で売っている風邪薬、鼻炎の薬、点眼薬、点鼻薬に
 よく含まれています。

 

C:原則禁忌
1:有効な抗菌剤のない感染症、全身の真菌症の人
2:結核性疾患の人
3:消化性潰瘍の人
4:精神病の人
5:単純疱疹性角膜炎の患者さん
6:後嚢白内障の患者さん
7:高血圧症の患者さん(水及び電解質代謝作用により高血圧症が悪くなることがある)
8:電解質異常のある人
9:血栓症の患者さん(血液凝固促進作用により、血栓症が悪くなることがある)
10:最近行った内蔵の手術創のある患者さん
11:急性心筋梗塞を起こした人



D:相互作用
 1:中枢神経抑制剤
   アルコール
   MAO阻害剤
   抗コリン作用を有する薬剤
 2:ドロキシドパ
   ノルエピネフリン
 3:バルビツール酸誘導体(フェノバルビタール)
   フェニトイン
   リファンピシン
   エフェドリン
 4:サリチル酸誘導体(アスピリン、アスピリンダイアネート、サザピリン)
     心筋梗塞、狭心症、脳梗塞などでよく出されています
 5:抗凝血剤
     ワルファリンカリウム
 6:経口糖尿病用剤
     アセトヘキサミド
  インスリン製剤
 7:利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)
     トリクロルメチアジド
     アセタゾラミド
     フロセミド
 8:ソマトロピン
 9:シクロスポリン
10:非脱分極性筋弛緩剤
   臭化パンクロニウム
   臭化ベクロニウム 

E:慎重投与
1:感染症のある患者さん
2:糖尿病の患者さん
3:骨粗鬆症の患者さん
4:腎不全の患者さん
5:甲状腺機能低下のある患者さん
6:肝硬変のある患者さん
7:脂肪肝の人
8:脂肪塞栓症の患者さん
9:重症筋無力症の患者さん
10:高齢者

F:重要な基本的注意(よく理解してご注意をお願いいたします)
1:眠気を催すことがあるので、本剤服用中は自動車の運転等危険を伴う機械操作
  には従事しないこと。市販の風邪薬で眠気を催した事のある人は特にあぶない。
  本人はしっかりしているつもりでも、判断能力が落ちている場合もあります。
2:本剤の服用により、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全(特に子供さん)
  消化性潰瘍、糖尿病、精神障害等の重篤なふくさようがあらわれることがある
3:本剤服用中に水痘または麻疹に感染すると致命的な経過をたどることがあるので
  水痘や麻疹の患者さんに近づかないこと、また感染が疑われる場合は大きな病院
  または、水痘、麻疹の治療に詳しい医師にかかること
  本剤服用中は水痘または麻疹の既往や予防注射を受けたことがある人でも
  水痘または麻疹を発症する可能性があるので、十分注意してください。
4:連用後、服用を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛
  関節痛、ショック等の離脱症状があらわれることがあるので、服用を中止する場合は、
  徐々に減量をするなど慎重に行うこと。もし、離脱症状があらわれた場合には、直ちに
  再服用または増量すること。
 
5:投与中は副作用の出現に対し、ストレスから避けるようにし、事故、手術等の場合は
  増量する。
6:妊婦さんまたは妊娠している可能性のある御婦人には治療上の有益性が危険性
  を上回ると判断された場合の投与される。
7:授乳中は服用しないこと、母乳に移行します。動物実験では副腎不全をおこすこあり。
8:幼児、小児には、発育抑制があらわれることあり、また長期投与された場合は
  頭蓋内圧亢進症状があらわれることがあります。

G:副作用

 1:糖尿病、骨そしょう症、腎不全、肝硬変、などの人は慎重投与
 2:眠気
 3:飲んでいるときに水痘、麻疹に十分注意すること(なると危険)
 4:消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、続発性副腎皮質機能不全等
 5:急にやめると、発熱、頭痛、食欲不振、筋肉痛、ショックなどになることが
   あるので徐々に減らすこと
 6:小児へは長期に使うと副腎形成不全になるかもしれない。
 7:再生不良性貧血、無顆粒球症、溶血性貧血など
 8:生理不順、月経異常
 9:頻尿、排尿困難、尿閉、ステロイド腎症など
 10、多毛、にきびの悪化、顔が丸くなるなど
11:発疹、光線過敏症、神経過敏、焦燥感、多幸症、複視、頭痛、めまい
12:みみなり、前庭障害(ふわふわ感、軽いふらつきなど)、情緒不安
13:振戦(手のかってな振るえなど)、感覚異常、ヒステリー、神経炎
14:協調異常、むねやけ、腹部膨満感、便秘
15:低血圧、心悸亢進、期外収縮、頻脈
16:鼻および気道の乾燥、鼻閉、
17:脱毛、色素沈着、発汗異常など

18:肝機能障害など


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