ゼスラン、ニポラジン
禁忌
1:本剤成分、フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対して過敏症の既往歴
のある患者さん
2:緑内障のある患者さん
3:前立腺肥大など下部尿路に閉塞性疾患のある患者さん
A:用法用量
一日2回、一回1錠
過量投与
徴候・症状 誤って過量服用したときに眠気、悪心、嘔吐、軽度の抗コリン作用性障害
がみられる
処置 通常、早期には催吐、胃洗浄を行う。必要に応じ補助呼吸または人工呼吸、
坑痙攣剤を投与する。
B:慎重投与
高齢者・・・副作用がでやすい
前立腺肥大があると排尿困難になりやすい
腎障害のある患者
妊婦さんまたは妊娠している可能性のある御婦人にや投与しないことが望ましい。
妊娠中の投与に関する安全は確立していない。
授乳婦さんに投与する場合は授乳を中止させること
低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全は確立していない。
C:相互作用
1:中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体、麻酔剤、麻酔性鎮痛剤等)
フェノバルビタール等・・・・眠気が強くなる
2:抗うつ剤(塩酸イミブラミン等)
MAO阻害剤等
アトロピン様作用を有する薬剤(臭化ブチルスコポラミン等)
口が渇く、排尿困難等
3:メトキサレン・・・光過敏症をおこす
4:アルコール・・・眠気が強くなるので飲むときは2,3時間はあけてください
5:一部重なりますが、抗コリン作用を有する薬剤(三環系抗うつ剤、MAO阻害剤等)
(塩酸イミブラミン、臭化ブチルスコポラミン等)などで、口が渇く、排尿困難等があることが
あるので減量するなど注意すること。
D:副作用
1:眠気、倦怠感、ふらふら感、頭痛、めまい、興奮、便秘、下痢
2:ショック、アナフィラキシー様症状
3:肝機能障害、黄疸
4:血小板減少、心悸亢進、胸部苦悶感
5:発疹、光過敏症
6:排尿困難
7:味覚異常、月経異常、視調節障害、口内しびれ、浮腫、咽頭痛など
禁忌:本剤成分に対し過敏症の既往歴のある人
用法、容量 一日一回 10mg1錠、 7歳以上は10mg1錠で可
慎重投与
1:肝障害のある人
2:腎障害のある人
3:高齢者
4:妊婦さんまたは妊娠している可能性のある御婦人
5:授乳中の御婦人は服用を避けることが望ましい
やむを得ず服用する場合は、授乳を避けること
6:低出生体重児、新生児、乳児または3歳未満の幼児に対する
安全は確立していない(2007年10月改訂で小児が3歳未満の
幼児に変わりました。)
基本的注意
1: 重要な基本的注意には服用中は自動車等の危険を伴う機械操作を禁止する
とは記載されていませんが、副作用に眠気(約5パーセント)があるので、車の
運転などは十分にご注意ください。
2: アレルギーの検査を受ける前は3から5日前より本剤を飲まないこと
相互作用 エリスロシン、シメチジン
副作用
1:ショック(チアノーゼ、呼吸困難、血圧低下などの症状)
唇が黒くなったり、顔面が真っ白になったりしたら危険
2:てんかん(てんかんの既往のある人で本剤投与後に発作があらわれたとの報告がある)
3:肝機能障害、黄疸
4:眠気、倦怠感、めまい、頭痛、咽頭痛、鼻の乾燥感、みみなり
5:腹痛、口が渇く、嘔気、嘔吐、下痢、便秘
6:発疹、脱毛、蛋白尿、BUN上昇、動悸、頻脈
7:好酸球が増える、白血球減少、血小板減少
8:尿糖、眼球乾燥、耳鳴り、ほてり、浮腫など