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3DSとは

砂糖の入っているお菓子や飲み物を摂取していても、すべての人のすべての歯にムシ歯が生じるわけではありません。 ムシ歯菌がいない人の場合にはムシ歯は発生しません。
ムシ歯菌の量には個人差があります。ムシ歯菌は、幼児期に母親や近親者から感染するといわれています
母子感染)。そして、その時に感染した細菌のパターン(構成比率)は一生変わりません。3DSという新しい予防方法は、ムシ歯菌のいないパターンにつくり変え、ムシ歯の発生を元から断ちます。
ムシ歯の原因菌であるミュータンスレンサ球菌だけを取り除き、無害な細菌のパターンに変えるという画期的な新しい予防システムです。






唾液を採取し,お口の中のムシ歯菌の数を調べます。

除菌のための準備をします。お口全体の型をとり,リテーナーの準備をします。

通常のPMTCを行います。







リテーナーにて,抗菌剤・フッ素に塗布を行います。

自宅にて,ホームケアを実施していただきます。期間は,1週間以上が理想です。

除菌効果の確認のため,次回の定期検診の前に唾液を採取しムシ歯菌の数をしらべます。

 何故、1週間なの? 


クリーニングにより、歯の表面をきれいにしても、ムシ歯菌(ストレプトコッカスミュータンスレンサ球菌)は、元の場所に戻ろうとします。
除菌で使用する薬剤(フッ素)は、ムシ歯菌のみの増殖を抑制します。これを1週間続ける事により、歯に害のないムシ歯菌を含まない細菌の膜が歯の表面を覆います。そして、再付着しようとするムシ歯菌に対して、バリヤーの役目をします。この細菌の膜が出来るまで、1週間程度の時間が必要です。このようにして、1度できたこの膜の効果は3〜6ヶ月持続し、歯をムシ歯菌から守ります。