VOL. 44 
● BikeJIN秋祭り2011

開催日:2011年10月30日(日)

※一部の画像にオンマウスすると画像が切り替わります。


 10/30(日)の天候が微妙で金曜日の段階では雨が確実だったものの土曜日の夜に確認すると日中は雨が持ちこたえそうな雰囲気となっていました。前夜までどうしようか迷っていましたが、ボクが参加しているSNS【TUCICA(ツチカ)】でその旨の日記を書き込んだところ、主催社であるエイ出版のバイクチームのエライ人でもあるNomさんから「大将さん、来るよね? 来るんだよね?」という無言のプレッシャーを受けたので、帰りは雨が降ってもいいから思い切って東京サマーランドで開催されるBikeJIN秋祭りに参加する事にしました。デイトナ静岡茶ミーティングやY'sギアミ−ティングには参加した事がありますが、BikeJINが主催する本家本元の祭りには初参加となります。

 前日も勤務先の同僚と伊豆の伊東までマスツーリングに行っていたので二日連続でのロングランとなります。日曜日は3:30に起床しましたがワクワクしていたので眠りが浅く睡眠不足と前日の疲労が抜けないまま、4:10にVFR1200FDで自宅を出発し東名浜松ICを目指します。出かけに準備していたベリック製のデイバックが大き過ぎて、あろう事かパニアケースに入らないという事態が発生し四苦八苦の末、強引に押し込みました。
 4:30に東名浜松ICに入り東に向かいます。今回、会場の東京サマーランドに向かうに当たり複数のルートを検討しましたが、一度、高速道路を下りてしまう事になりますが一番所要時間の少ない東名高速→東富士五湖道路→中央道→圏央道のルートで行く事にしました。時間帯が時間帯なだけに東名高速は大型トラックばかりで比較的空いている事もあって予定よりも速いペースで順調に走行できました。途中、足柄SAで休憩と朝食をと思っていたら足柄SAは御殿場ICより先にあったので断念。そのまま御殿場ICで降りて国道138号線を経由して東富士五湖道路→中央道の富士吉田線へ。中央道は小牧JCT〜諏訪ICの区間しか走行した事がないので東京近郊の区間は初走行となります。
 東富士五湖道路の気温は放射冷却もあって10℃で当然、グリップヒーターのお世話になります。談合坂SAで休憩を兼ねて浜松ICに入り前にコンビニで買った菓子パンで朝食を食べます。給油を済ませて再び本線に入り圏央道に入って、あきる野のICへ。BikeJIN誌の告知で紹介されていた通りのルートを辿って7:30に東京サマーランドに到着しました。
 しかし、駐車場はガラガラで10番目位の到着でした。しかもお隣は顔見知りだったので驚きです。過去のBikeJIN祭りなどのレポートでは開場の1時間以上も前から大勢が駐輪場入り待ちで並んでいたという記事を目にしていたので今回、8:00に到着する予定で浜松を出発しましたが、少し早すぎた様です。そうこうしていると続々とバイクが到着し開場時間の頃には駐車場にはバイクがいっぱい。そして来場者もいっぱい。

サマーランド、来たー!! 7:30に会場に到着 開場時間にはバイクがいっぱい ツチカメンバーによる仕込み中

 ここからは各イベントやステージショーの模様などをダイジェストでお届けします。

ブース・イベント 写真 レポート
国内外メーカー試乗会





開場直後に向かったのは試乗会です。試乗会は毎回、人気で複数の車両に乗れない可能性があったのでお目当ての車両に絞って試乗予約をしました。

スタンバイ中の試乗車の一部です。

やっぱりドゥカティは大人気ですねぇ。終日、行列ができていました。

MV AGUSTA F4-RRも展示されていましたが、こちらは展示だけでSTD版のF4の試乗車が用意されていました。9月の袖ヶ浦ライパが台風で中止にならなければF4-RRのシェイクダウン+試乗のチャンスがボクにもあったかもしれないのになぁ。

そしてボクが試乗したのはBMW S1000RRです。最新スーパースポーツで唯一、試乗した事が無いバイクです。試乗予約時間となる11:10から駐車場内に設けられた特設コースで先導付きで2周、走行しました。
最近の直4エンジン車共通の低回転からモリモリ湧きあがるトルクとアクセルのツキが非常によく、あり余るパワーを電子制御でセーブしている感がありました。
オプションのテルミニョーニ製のカーボンサイレンサーが装着されていたのでエキゾーストノートも結構、迫力がありその気にさせられます。シャーシもソフトな方向で味付けされていてボクの好みでした。

ボクのMV AGUSTA F4-RR1078はやはり古い世代のバイクに感じます。こういう最新モデルみたいな味付けを目指して少しずつカスタマイズしていますが終わりが見えません。
S1000RRはちょっとコストダウンが目立つ作りがチープな部位も見られますが、欲しいバイクだなぁ。
オープニングセレモニー

試乗待ちの間にメインステージに行くとオープニングセレモニーという名目で『かけあい漫才』が和田編集長、末飛登さん、モンちゃんの3名によって行われていました。
ステージ前には大勢の来場者が詰めかけていました。
協賛メーカーブース

協賛している多くのパーツメーカー・用品メーカーのブースが出ていたのでを見て回ります。
ヨシムラはカワサキ車に力を入れているらしく、(ビックバイクが多いですからね)新型マフラーのサンプルとデモ車を持ち込んでいました。
ヨシムラがカワサキでレースをやったら面白いと思うんだけどなぁ。

ウェアメーカーでは掘り出し物やアウトレット品もあってちょっとチェックしておいたものがありましたが、BikeJIN Tシャツ(赤)を購入したので結局は何も買いませんでした。終了間際に叩き売りが始まっていたら買おうと思いましたが、既に売り切れでした。

ウェア類は自他共に認めるHYOD野郎であり、少なからずサポートも受けている身としては他のメーカー製に袖を通す訳にはいかないんです。


午前中に試乗を済ませヘルメットとグローブを持ち歩くのは大変なので一旦バイクに置きに戻りますが、今回はアライヘルメットとショウエイヘルメットが駐輪場前にブースを出していてヘルメットクリーニングサービスを行っていました。

ボクはショウエイユーザーなのでブースに行ってクリーニングを依頼しようと思いましたが、依頼者が非常に多くて受付中断となっていました。午後からは多少、受付できる見込みとの事だったので午後に再び訪れましたが、やはり受付中断となっていたので断念しました。
まぁ、どうせ綺麗にしてもらっても帰りに雨の中を走行するのは最早確実なので、勿体ないですからね。
今回は新興バイクメーカーであるメガリから国内正式モデルが展示されていました。250cc戦線に新たな魅力的なモデルが加わりましたね。残念ながら試乗車は準備されていませんでした。乗ってみたかったなぁ。
モンちゃんトークショー   トークショー中は観客席の最前列にモンちゃんファンのイカツイ面々が揃っています。ちなみにボクもその1人。
ノッチさんトークショー シークレットゲストとして登場したのは、大方の予想の通り、BikeJIN誌で隔月連載を担当しているお笑いタレントのデンジャラス・ノッチさんです。
ステージ前のタイスケにしっかりと「ノッチさんのトークショー&サイン会」と書いてあったし・・・。

ノッチさん、本当にバイク好きであるのがトークの内容からも分かります。ノッチさんはお笑いタレントなのにトーク中にお笑い無し、オチ無しという暴挙に出てかえって来場者の笑いを誘います。
また色々なバイクイベントに『バイク芸人』として参加してバイクの素晴らしさをPRして欲しいですね。
ネモケンさんトークショー モンちゃんのMCによるネモケンさんのトークショー。
前月に参戦したアメリカ・デイトナレースの参戦報告や一般公道でのライテク講座などでモンちゃんにも分かりやすいように解説していました。

ネモケンさんはデイトナレースではクラシックレースに参戦していますが、このレギュレーションが1972年製以前の車両に限定されている理由の解説には『ナルホド!』と思いました。これ、ホンダが大好きなアメリカ人らしく、CB750Fourを勝たせたいが為に始めた草レースがルーツなので、1973年以降に範囲を広げるとカワサキZ1やZ2、ドゥカティ750F1が出てきて、CB750Fourの立場が危うくなるので1972年製以前で規制しているそうです。100へぇ〜位のトリビア情報ですね。

また最後にネモケンさんがおっしゃっていた「明日、来週、来月、1年後、10年後、楽しくバイクに乗り続けたければ、今、この瞬間に無理をしない様に運転する事!」と。約5年前に20トントラックの下敷きになる大事故を起こした身としては、あらためて気を引き締めなければいけない大事な話だと思いました。
 
ツチカオフ会 BikeJIN誌が母体となっているSNS、【TUCICA(ツチカ)】のオフ会が開催されました。

各コミュ毎のオフ会はあちらこちらで行われていましたが、BikeJIN主催のオフ会イベントは先日、女神湖で結婚式をあげられたBikeJIN祭りではもうお馴染みの鞍馬さんと揚げパンライダー夫妻です。モンちゃんから式に出席したツチカ会員から持ち寄った写真やメッセージが贈呈されました。なんでもNomさんの指令により今後、BikeJIN祭りが開催されるごとに近況を公開報告させられそうな雰囲気でした。

またツチカ内でゴールインされた二組目のカップルの方がいて、この日はハネムーンで沖縄に行かれているという事でツチカ会員によるお祝いメッセージの動画撮影と記念撮影が行われました。
ジャンケン大会

イベント終了前の一大イベントは末飛登さんとNomさんによる恒例のジャンケン大会です。ジャンケン魔人の称号を持つNomさんは上がらない肩の治療に行ってまで来場者のため息を聞きたかったそうです。

舞台袖から編集部ナカムラさんの巻きの指示を無視し、今回も来場者からため息と歓声が入り混じる白熱したジャンケンバトル。勝ち抜く事数回で商品を大量ゲットする神童も現れ大人気ないオトナから崇められる始末。

そしてジャンケン魔人のライバルとなるか、新キャラも降臨!その名も『じゃんけんエンジェル』♪
しかし、このエンジェル、只者ではありません。美しい薔薇にはトゲがある様に違う一面も持ち合わせます。その背面には『ジャンケンこあくま(小悪魔)』
このTシャツ、BikeJINが主催または共催となるイベントで必ず現れ、鉄の団結力を誇る房総のとある軍団からの手作りプレゼントだそうです。しかし、黄色地のシャツに白文字で見にくかったのでモンちゃんの手によって更なるカスタマイズを施されたとか・・・。

マイフレさんが高額商品を次々ゲットするのを羨ましく思いながら今回は戦利品はゼロでした。
 
  白熱したジャンケン大会により閉会時間が30分以上も遅くなりましたがBikeJINチームによる閉会の挨拶が行われました。次回は会場は未定ですが春祭りを計画中だそうです。 


 エイ出版社のNomさんに挨拶して浜松の自宅へ戻る事にします。駐輪場に戻るとバイクの台数も既にまばらで雨も降りだしてきました。静岡の方は既に雨が本降りとなっているらしかったので、駐輪場でレインスートを着用し往路と同じルートで帰る事にします。あきる野ICから圏央道に入った途端、雨が本降りとなり談合坂SAまでは慎重な運転を心がけます。

 談合坂SAで少し早いですが、このあと東名高速の富士川SAまで休憩したり食事を摂る機会がないので、早めに夕食を食べる事にしました。山梨県内のSAという事で、『ほうとう』が無いかと思ったら、フードコート内に【瓦屋】さんが出店していたので、『甲州ほうとう(¥1050)』を注文。雨で身体が冷えてしまっていたので芯から温まりました。その後は中央道→東富士五湖道路→東名高速を走行し、静岡県内に入ってからは雨もあがっていた事もあって意外と早い時間の21:30に浜松の自宅に到着できました。

 今回、春秋を通じてBikeJIN祭りへは初参加となりましたが、東京サマーランドあたりであれば弾丸で行く気になるのでいいですね。しかし、今回の会場を見て、この規模であれば東海地区でも開催できそうな場所がある事も実感しました。Y'sギアミーティングでもお馴染みの浜名湖ガーデンパークとレインボー浜名湖です。浜名湖ガーデンパークは浜松市の所管であり、一般来園者もいるので貸し切りは難しいかもしれませんが、駐車場も大きく部分貸し切りなら大丈夫ではないでしょうか? またレインボー浜名湖は試乗会コースにうってつけのコースは既に常設されており、敷地も十分な広さでアクセスも良好です。次回のBikeJIN祭りの開催場所として、編集部に対して招致活動でも行おうかな?

ケータリングのタイラーメンで昼食 3時のおやつ サツマスティック ほうとうでポカポカ夕食 購入品と来場記念品Tシャツ

 今回、ジャンケン大会では何もゲットできませんでしたが、来場記念品ももらい、BikeJIN Tシャツを購入できました。そして、この1枚のために秋祭りに駆け付けたと行っても過言ではないでしょう。許せ、相方! モンちゃんと松下奈緒ちゃんとガッキーから言い寄られたら断る自信が無いぜよ!



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