VOL. 71
● 高速1000円祭りが終わる前に伊勢へ
2011年6月5日(日)
※一部の画像にオンマウスすると画像が切り替わります。
![]() |
![]() |
![]() |
すなこ。さん夫妻風にポース | 宇治橋鳥居 | 昼食は伊勢名物づくし |
さて、おはらい横丁で空腹を満たし、いよいよ伊勢神宮内宮へ参拝します。数年前に新たに掛け替えられた宇治橋を渡ります。一昨年の平日に訪れた時には時間とお金を持て余したシルバー世代が大勢いて、「流石は伊勢神宮!」と感心したものですが、この日は日曜日だったにも関わらずその時並の人出でした。こんなところにも震災の影響で観光客が激減しているんでしょうか?
伊勢神宮・内宮には皇室の御祖先の神様である『天照大御神』がお祀りされています。ちなみに江戸時代には住民は領地から出る事は制限され、唯一、伊勢神宮にお参りに行く時だけ領地を出る事を許されたそうです。この伊勢神宮に行く行為を【旅】と称したそうです。また本人が参拝に行けない場合は、飼い犬を旅人から旅人に預けて伊勢神宮に向かわせ、お札をもらってきたという程、日本人の伊勢神宮に対する信仰は厚かったそうです。知ってました?
神宮内のしきたりについては知る由もなく、とりあえず他の参拝者に倣って右側通行で御正宮を目指します。途中に五十鈴川の御お手洗場があります。通な人はここで心身を清めるそうですが、ボクらは普通に手水舎で清めて先に進みました。
樹齢数百年と思われる木々の間を歩いていると不思議と神聖な空気に包まれます。何かパワーを貰っている様な・・・。うっすらと汗が出てくる頃に御正殿に到着。ここは天照大御神を奉っている社殿です。ボクが色々と抱えている諸問題について神にすがる思いでお願いしてきました。たった、あれっぽっちのお賽銭で・・・。
隣には2013年に式年遷宮で神が遷る場所として確保されている新御敷地がありました。再来年なのでまた見に行きたいなぁ。
さて宇治橋に戻る途中で凄いオーラを発している女性を見かけました。背は高くスレンダー、ノースリーブにショートパンツ。顔もチャーミングながら美形、嫌みのない程度でしっかりメイクされ、どう見てもモデルかキャンギャルみたいな容姿でした。どうみてもカタギには見えないスーツ姿でコワモテの男性と一緒にいて写真を撮影してもらっていましたがポージングも素人離れしています。相方もボク達の前後にいた女性陣みんなが何やらザワザワしています。誰かは分かりませんが有名なモデルさんだったのかな?美女と野獣のカップルってホントにいるんですね。
![]() |
![]() |
![]() |
五十鈴川御手洗場 | 御正殿へ続く石段 | 御正殿 |
参拝が済んだらこちらが本当の目的なのでは?と思いたくなる『おはらい横丁』と『おかげ横丁』での食べ歩きです。まずは歩いて暑くなってきたのでお約束の儀式は外せません。【豆腐庵山中】さんの『豆腐ソフトクリーム』です。50%以上が豆乳とお豆腐からできていてウマウマでした。
続いて相方が、赤福氷が食べたいと言い出しましたが、「今、ソフトクリーム食べたじゃん」と言う事で却下。ボクが串物が食べたかったので、松坂牛とか伊賀牛の串焼きを狙っていましたが二人分を頼むと結構な金額になります。もうちょっと色々と見て回ってから決めようという事になってウロウロしていたら天麩羅(練り製品)を扱っている【若松屋】さんを発見しました。ボクの好物である『ひりょうず』があったので、「これ、食べたい・・・ゴクッ」とお願いして相方もタコの練り物を食べる事にしました。『ひりょうず』はテニスボール位の大きさで食べ応えがありました。唯一、後悔したのはお土産用に買って帰らなかった事です。
そしてまたウロウロ。おはらい横丁に出たところで伊勢茶の【翠】さんがありました。抹茶のスイーツを見つけた相方の眼が光ったのは見逃しません。「まさか、食べる気だな?」と思ったのもつかの間、「食べたい・・・」と言ってきたので、抹茶の苦手なボクは注文せず相方だけ食べてました。お腹が冷えないのかな?
豆腐ソフトクリームは毎回、食べていますが他の物は全て初めて食しました。まだまだ食べたい物があるのでまた伊勢参拝に来たいと思います。参拝より食べ物の方が目的なのはもはや明白である。
さて伊勢神宮はもう満喫したので次の目的地へ向かいます。4年前のドライブでは伊勢神宮の前に立ち寄った場所です。国道42号線を鳥羽市方面へ向かい、トンネルを抜けた場所にある夫婦岩・二見興玉神社です。えぇ、ボクと相方は4年前も今も夫婦じゃないですよ。ちなみにココでも伊勢神宮で見掛けた謎の美女と野獣のカップルがいました。ここでも女性陣が何やらザワザワしていました。でもあんな美女が彼女だったり嫁だったらいろんな意味で落ち着かないだろうなぁ…。と思いながら隣の相方を見て安心するのであった。
15:00過ぎとなり少し雨粒も落ちてきたので他の観光はしないで早めに帰路につく事にしました。雨が心配だったので帰りもフェリーの利用を考えましたが、空模様を見るとこの周辺だけで雨がパラついている感じだったのと、ETC休日上限千円制度の終了前にその恩恵に預かっておきたかったので高速で帰る事にしました。
国道42号線で伊勢ICに入り、伊勢自動車道→東名阪道へ。途中、松坂IC付近と亀山JCT付近で10Kmに及ぶ自然渋滞がありましたが、バイクの機動力を生かしてスリ抜けを敢行。おかげで渋滞予測の所要時間よりも短い時間で四日市を抜ける事が出来ました。亀山JCTはGWの山口ツーリングの帰りにも大渋滞に巻き込まれましたが、この区間は慢性的に渋滞が発生する場所なんですね。新しく作った道路なのに問題の多いJCTなのではないでしょうか?
タンデムで初走行となる伊勢湾岸道は名港トリトン付近で強風の影響が受けやすいので、いつもよりもさらに安全運転で左側レーンをキープして走行。伊勢湾岸道→東名高速で豊川ICを目指します。岡崎ICを過ぎた先にある美合PAの駐輪場でツチカに参加している友人らしきシルエットを本線走行中に目撃。あとで確認したらやはり御本人だったようです。バンダナって遠目からでも目立ちますねぇ。
豊川ICには19:00過ぎに到着しました。国道362号線沿いの市境にある【手打ちうどん・そば 林屋】さんで夕食です。ずっとバイクに乗って身体に力が入っていた為か、猛烈に空腹となっていたので二人揃って、『かつ鍋定食』を注文しました。このお店、リーズナブルでボリュームもあるのでタンデムツーリングの帰りには頻繁に利用しています。
21:00前に相方を送り届けて浜名湖北岸となる県道4号線→国道363号線→国道257号線→県道391号線を走行し、22:00に浜松の自宅に到着しました。4年前のドライブルートを巡るツーリングは伊勢のパールロード方面まで足を延ばすことはできませんでしたが、相方には満足してもらえたようです。ボクは美味しい物をたくさん食べられて満足でした。
ETC休日上限千円制度が終了する事で7月からは気軽に高速道路を利用しての長距離ツーリングには出かけられなくなりますが、土日休日や深夜早朝割引などのETC割引制度は従来通りの運用に戻るそうなので、これで高速の酷い渋滞が緩和されると思えば仕方が無いのかな?
![]() |
![]() |
![]() |
豆腐ソフトクリームでおやつ | 夫婦じゃないけど夫婦岩前で | 夕食もガッツリと |
本日の走行距離:380Km