VOL. 83
● 紅葉狩り・中伊豆ツーリング
2011年12月04日(日)
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東名由比PAで絶景を堪能 | 青バラソフトで儀式 | 中伊豆の紅葉スポット、修禅寺にて | |||
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修禅寺境内の紅葉は紅く染まっていました |
修禅寺での紅葉狩りを終えたら、修善寺界隈で一番の紅葉スポットとの情報となっていた虹の郷方面へ向かいます。虹の郷は有料なのでその近くで無料で鑑賞できそうな場所を探します。バイクと紅葉の2ショット写真を撮影したかったのでそのシチュエーションに適した場所を探しますが、途中でタクシーが客待ちで待機していた場所周辺が綺麗に色づいていたのでバイクを乗り入れ撮影タイムとします。紅葉や楓などの色づいた落葉の絨毯の上で、しばし撮影に没頭しました。
撮影タイムが終わって昼食予定時間までは余裕があったので、他に紅葉狩りができそうな場所を求めつつ、少し快走したかったので県道18号線と並行する支線を経由して達磨山レストハウスの前を通って西伊豆スカイラインへ。快晴だったおかげで駿河湾や富士山が綺麗に見えました。
国道136号線に出て天城方面へ。湯ヶ島地区にある【鈴木屋食堂】さんが昼食の目的地です。ここで注文したのは、『やまあらし丼(猪肉丼)(¥945)』です。猪肉のバラ肉は見た目通りに脂が乗っていてワサビとの相性も抜群です。ボクの嫌いな椎茸も入っていましたが何とか完食できました。ボクは同店のHPからクーポンを印刷して持って行ったので消費税分の割引を受ける事が出来ましたよ。
鈴木屋食堂さんを出発して次に向かったのは【道の駅・天城越え】です。ここは頻繁に立ち寄っていますが、スタンプラリーを開始してからは初の利用です。当然、スタンプラリーのスタンプをゲット! そしてこの後に向かう紅葉狩りポイントと観光に向けてペットボトル飲料を買うのが目的でしたが、ここまで来てこれを食べずにはいられないという理由で本日2回目の儀式をばっ! バニラソフトにその場で擦り下ろした生ワサビがトッピングしたワサビソフト(¥300)。甘さと辛みが同居してウマウマでした。儀式の後は本来の目的だったペットボトル飲料を購入していよいよこの日のメインの観光ポイントである場所へ向かいます。
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修禅寺界隈にて | 天城名物の猪肉丼で昼食 | この日、2回目の儀式 |
【道の駅・天城越え】を出発して向かった先は道の駅から500m程、下田方面に向かった右手側に小さな看板で示されている砂利の広場に入って行きます。ここから林道に入っていくと、そこは滑沢渓谷です。ボクの今回の中伊豆紅葉狩りツーリングのメインとなるスポットです。事前にネットで調べた時に酷いダートの林道で四輪駆動車でしか入っていけないという情報があり、鈴木屋食堂さんで確認したところ、車やバイクで乗り入れる事ができるけど入口に駐車して徒歩で向かう方が景観も楽しめてお勧めとの情報を頂いたので徒歩で散策する事にしました。
ネットで調べたところ滑沢渓谷の一番奥にある場所まで往復約4Km/90分との事でした。この徒歩での散策で初冬とは言え、ウインターバイクウェアを着用してかなりの運動となるので冬でも水分補給は欠かせません。このために道の駅で飲み物を購入した次第です。砂利にスタンドが埋まらない様に下が硬い場所を選んでバイクを停め、徒歩で渓谷を進みます。天城界隈では結構、有名な紅葉スポットらしいのですが静岡県内はおろか全国区ではないので穴場です。観光客でごった返す事なく良い雰囲気の中で紅葉狩りが楽しめます。
川沿いに色づいた紅葉を楽しみながら林道を進みます。途中にワサビ田があったりして紅葉とのコントラストが素敵でした。林道は杉林の中を通っていて、先にも書きましたが砂利や部分的に簡易舗装をした道となって落葉も大量に積もっています。オフ車やアドベンチャー系のバイクであれば乗り入れる気にもなるでしょうが、ロードバイクはやはり入り口側の広場に駐輪して徒歩で向かうのが良いでしょう。道幅も狭く、車同士のすれ違いもできませんし、ガードレールがないのでちょっとしかはずみで崖下に転落確実ですから。
林道を撮影しながら徒歩で向かったのは『天城の太郎杉』です。この太郎杉は天城山中で一番背の高い一本杉で高さ48m、樹木の胴周りは13mにも達する樹齢400年の杉だそうです。昔から「天城山中で迷子になったら、この太郎杉を目指せ」と言われた位にどこからでも見渡せる程の大樹だそうですよ。40分以上もかけて歩いてきて、この杉を見た時には森林から何かパワーを貰った様な清々しい気分になりました。
ちなみにこの滑沢渓谷の林道はこの太郎杉の前で通行止めとなります。車やバイクでUターンするのはかなり難しいですし、押してUターンしても砂利が深く立ちゴケしやすいので、車両で乗り入れる方は覚悟して下さいね。そして40分以上もかけて歩いてきた道を再び歩いて戻ります。太陽の位置が少し移動しただけで往路で見えた景色がまた違った風景に見えました。
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渓流と紅葉 | ワサビ田と紅葉 | 伊豆・天城の太郎杉 |
駐輪した広場に戻った時点で15:00です。今回は紅葉狩りが目的で走りは二の次だったので更に紅葉していそうなポイントを探して移動します。以前、初夏に旧天城トンネルを見に行った時は車両乗り入れできるとは思わなかったので徒歩で見に行った事がありましたが、車両乗り入れができたので今回はバイクで向かう事にしました。ただし、このトンネルまでの林道も滑沢渓谷並のダートなので覚悟して下さいね。トンネルに向かう途中でも何ヶ所かの紅葉ポイントがありました。国道414号線沿いにある無料駐車場に車両を停めて徒歩で散策している観光客も多かったです。ボクもバイクを停めて撮影したかったのですが、一度、停まると立ちゴケしかねないのでトンネルの入口まで一気に・・・といってもずっと1~2速の超低速で走破しました。
今は国道414号線の新天城トンネルの利用で便利になりましたが、少し前まではこの林道と旧天城トンネルを通過して河津方面に抜けていたんですよね。この旧天城トンネルが無い時代は完全に『天城越え』で山肌の小径を徒歩で移動していたんですから。トンネル前とトンネル内で記念撮影だけ済ませ、今回はトンネル内をバイクで通り抜け国道414号線に戻ります。
伊豆に来た時の夕食はいつも沼津港で食べて帰るのがボクの伊豆ツーリングの楽しみとなっています。でもこの時間から沼津に戻るとかなり早い時間となってしまうので、もう1ヶ所位紅葉を求めて伊豆山中を走行したいと思います。そんな事を考えていたら燃料計の目盛が残り2本となっていました。燃費計算上は60~100Km程、走行できるハズなのですがここは天城の山の中。沼津で予定していた給油ポイントまでは燃料が持たない可能性があります。この為、県道59号線の東伊豆側にある『万城の滝』を見ながら県道12号線で修善寺方面に抜けて大仁町周辺で給油して行こうと決めました。
国道414号線を北上し、県道59号線の西伊豆スカイラインへ向う側の交差点付近に差し掛かった時に、タンク上のツーリングマップルに目をやると日本棚田百選にも選ばれた『下ノ段棚田』が目にとまり、往路で見たBMW-GS1200に乗ったタンデムカップルがこの県道59号線に入って行ったのを思い出し衝動的に西伊豆方面に左折してしまいました。「あっ!違った!東伊豆方面に行くつもりだったんだ!」と思いましたが後の祭りです。Uターンするのも面倒だったのでそのまま県道59号線→西伊豆スカイラインを経由して最短コースで三津シーパラダイス方面に抜ければ燃料は持つだろうという楽観的な考えでそのまま突き進みます。以前、県道59号線の一部区間が通行止めとなっていたので、この区間がそれだったのか確認したかったというのもありますが・・・。
しかし、この判断が裏目に出るとは・・・。西日による逆光の中、できるだけ燃費走行をしますが、西伊豆スカイライン入口前に既に燃料計が点滅しています。今までの燃費データからすると残り50Kmくらいしか走行できません。西伊豆スカイラインや県道17号線、そして沼津港までの国道414号線の渋滞を考えるとガス欠確実な状況です。 国道136号線で天城方面に戻って途中で給油する事も考えましたが、これだと県道59号線を走行しただけとなってしまい面白くないので、ちょうど夕富士が見られるかもしれない時間帯だった事から土肥町方面に抜けて給油し、西伊豆の海岸線を走行して沼津港に向かう事にしました。そして西天城高原牧場まで来た時に、初めて気付きます。「あれ? 棚田なんてドコにあったんだ?」と。看板も出ていなければ眼下に見下ろせる場所にあったわけではなさそうで、注意していないと見逃す場所にあった模様です。こちらはまた別の機会に見に行く事とします。
土肥町にあるモービル石油で¥1000分だけ給油し(ガソリン単価が半端なく高かったので・・・)県道17号線を沼津に向けて走行します。もう沼津までは確実に戻れるので燃費走行はせずにツイスティーロードを気持ちよく走行します。日没を迎える時間帯に富士山を見渡せるポイントに辿りつけませんでしたが、戸田村辺りの2ヶ所で富士山を撮影。イメージとしては真っ赤に染まった夕富士を撮影したかったのですが、太陽が水平線に沈んでしまった後に撮影したのでイメージ通りとはいきませんでした。
県道17号線→国道414号線の渋滞の中、すり抜けや追い越しもできないので前走車について沼津港に向かいます。そして向かった先はいつも利用しているお気に入りの【魚河岸・丸天】さんです。日曜日と言う事で入店待ちの行列ができているかと思いましたが、1人だったので少し待っただけでカウンター席に通されました。18:00過ぎだったので1日、50食限定の海鮮丼『魚河岸・丸天丼』は売り切れでした。マグロステーキの巨大メニューも考えましたが、今回はお残し覚悟時のマストアイテムであるタッパーを持参していなかったので完食できそうな『ミックスフライ定食』を注文。基本、魚料理は苦手なのですが、揚げたての鯵フライは美味しく食べる事が出来き、店頭のサンプルにも鯵フライが乗っていたのでこれにしました。
カニクリームコロッケ/イカ/エビ/白身魚(何かは不明)/ヒレ肉。あれ?鯵フライは?? 店頭のサンプルに騙されました・・・。今まで丸天での食事では何かしらの驚きがありましたが、いたって普通のミックスフライ定食でした。自宅へのお土産用として穴子の押し寿司を買って丸天さんを出発します。土肥では沼津まで戻れる位の少ししか給油しなかったので国道1号線沿いにあるエクスプレスで満タン給油して東名沼津ICへ乗り入れます。そこからは浜松まで一気に走行して浜松の自宅へは21:00に到着しました。
この日の走行距離は460kmでした。目にお腹に、そしてライディングに満足した1日となりました。しかーし! 帰宅の翌日から坐骨神経痛による左脚の麻痺と腰痛が発症してしまいました。長時間、膝を曲げた乗車姿勢と今回は、足場の悪い滑沢渓谷の林道を2時間近くも歩いた事が原因だと思いますが、今までMV AGUSTA
F4に乗った後でしか出なかった坐骨神経痛がVFR1200FDでのロングツーリングでも出たのは少しショックです。この痛みは1週間近く続いたのでした。寄る年波には勝てないのかな?
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旧天城トンネル | 富士山を背にVFR1200FD | 今回はミックスフライ定食で夕食 |
本日の走行距離:460Km