RZ250R


Gen’s Factory製
クロスチャンバー(350R用)の取付け

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写真
内容

ひさびさクロスチャンバー仕様復活!!
なんたって今回は「純レース仕様」だもんね
Gen’s Factory製クロスチャンバーとは、現役RZ350RレーサーであるGenさん(HP:Gen’s RZ350R Racer)のファクトリーにて製作していただいたモノです。(RZ350R用です)筑波TOFやSUGO RZカップなどのRZレースにRZ350Rでエントリーしているユーザーをターゲットに企画されたもので、90年代に圧倒的強さを誇った某有名チューナー製を参考にして更に改良を加えたものだそうです。純レース仕様ですが、そこは元々低回転トルクのある350Rですからストリートユースでもそこそこイケルとのこと。恐れ多くもワタシごときがチャレンジとなりました。
尚、現行販売製品ですがソコは手造り品の世界。全く同じ製品はありえないとの事。仕様、納期、価格はGen’s Factoryさんにお問い合わせ願います。(250R用ストレートもあります)

上:SP忠男製ジャッカル
下:Gen’s Factory製
以前使用していたSP忠男製ジャッカル
ジャッカルはスタイルが好きなのですがいろんな意味で満足はしていませんでした。パワー感という点では吸気系をツメれば上の回転域ではかなりイイ線イケそうなのですが、レスポンスを重視してなおかつ上も下もとなるとカンタンではないのも事実。250Rの時に付けていたOX製ほどノーマルからの劇的な変化が得られなかった様にも思います。サイドスタンドのスプリングが干渉しちゃうのもストリートユースでは問題アリでした。

さてさてジャッカルとの比較
ストレートとクロスの違い、製法の違いなどがあり一見してかなり違うことが分かります。が、引張りテーパーの角度、胴体径、反射テーパーの角度など、似ている部分も多い?ということは設計段階でのチャンバー理論は同じトコロからスタートしていると思われます。Gen’s製の方が引張りテーパーが緩やかで長いことが分かります。ちなみにGenさんがモデルにした某有名チューナー製はTZ350チャンバーをモデルにしてRZ350R用に開発されたそうです。言われてみるとTZ350チャンバーと基本レイアウトが良く似ています。

上:ジャッカル用カーボンサイレンサー
下:Gen’sアルミバフ掛けサイレンサー

左:ジャッカル用
右:Gen’s製
こちらはサイレンサーの比較
バフ掛けピカピカです。使うのがもったいないくらい。(もったいないのでホントに今回はジャッカル用カーボンをフィッティング)実際のトコロは音の問題でカーボンを採用。アルミのハジけるサウンドも魅力なんですがネ・・・
長さは同じくらいなのですが内部径と構造はかなり違う模様。ココは特性変化にどう影響するか?

おっと!同じ3点止めならばポン付けでコンバート出来ると思いきや若干ピッチが違います。チャンバー本体側の穴を長穴に加工して対処。

右側面から

センスタの残骸・・・

こんな写真でワカるのか?
右後方から覗いてみたところ
さてさて、前置きはまだ続く
純レース仕様だからしてポン付けは不可。
センタースタンドステーを切ります。こうしないと胴体が干渉(というか付かない)するからです。某有名チューナー製もほぼ同様の加工が必要とのことで、避けては通れません。(センスタ派の人はココでアウト)
実際には右側は前側をもっと追い込んで削った方が良さそうです。ワタシのはこれでクリアランス5mmほど。左側はかなり余裕がありました。

やっとこさ装着。
RZRに詳しいヒトでも「コレ、どこ製??」なカンジかな。
さて、ナンバー付き車両にコレ付けてるヒト、何人いるんでしょうね。
右側面の方がサイレンサーの位置がちょっと低めか?右胴体をもっとフレーム寄りに追い込めるかどうかは前述のフレームの削り込み次第。クロス形状にしては左右エンド位置は揃っている方?

ラバーマウントのアルミ専用ステーも製作して頂いたのですがBS用の専用ロングボルトの都合で使用出来ず。(フレーム側加工もフレーム全バラ作業覚悟!になっちゃうし・・・断念!)
1.5mm厚のステンで同寸法に自作して対処。いちおう、なんちゃってラバーマウント。

取付けたらノーセッティングで早速試乗。
クロス部には5mmほどのクリアランスがあります。干渉等の問題はとりあえずナシ。今回はエキパイの焼けを少々楽しんで、汚くなったらやっぱバンテージ巻きかな・・・

未セッティングでもソコソコ走ります(爆!)低回転域のトルクはジャッカルより有るカンジ。高回転は???未セッティングじゃね・・・
次回セッティング編につづく