RZ250R


20年目のリフレッシュ編
(2006/12−2007/06)


20
長編大作!?なので、心して読めぃ〜(爆)



けどね、オチはないよ(笑)



特にお役立ち情報満載!?ってワケでもなく・・


<ご注意>
内容を閲覧されたあなた自身の行動や言動によって発生する損害等に当方は一切関知致しませんので、行動や言動は自己責任のもとに慎重に行われることを希望します。

No.
写真
内容
20
RZRオーバーホール編
2006年12月23日 冬眠準備

ちょっと演出っぽい保管方法?
RZRの冬眠準備です。今回はエンジン開けるつもりなのでチャンバー外して保管します。
エンジンは壊れちゃいないんだけど、なんかね元気ないんです。けっこうマエから気付いてた。2005年のヒミツ?のパワーチェックでも最大出力とレブ特性はともかくとしてもトルク感が足りない感じ?実際の数値見ても250Rカタログ値よりちょっとマシ?くらいな程度だった。来年はいよいよこの車両も20周年だ。あとプラス20年?の快適なRZRライフの為にも、ここで大幅なリフレッシュ作戦が必要か?と考えた。
このとき
まぁ〜エンジン脱着してシリンダーホーニング&新品ピストン組込み程度のO/Hなら3月までには終わるカナ?とか、自分でやれば予算は5万くらい?とか、そうとう甘いコト考えてました。
2007年1月28日 盆栽のススメ

ぱっと見、どちらのバイクも同じようなポンコツ
だが、手前のホネがリトラ本命号、後ろのは部取用
?の2号機。別名カゲムシャ号。
カゲムシャー君はいちいち降ろすのめんどくさい
(笑)んで最近は積みっぱ広告塔?になってます。
準備をやっとこさはじめました。会社員とはいえ波のある本業とスキーシーズンの合間の作業です。上記のチャンバー外しただけ状態から既に早くも1ヶ月経過してる。まだ部品発注すらしてないよ。(汗
ウチのガレージには水道環境ナイんでクーラント抜いたり不動状態で移動させたいトキはこのように軽トラさんが出動するのです。
こうしてバラし途中でも置いておける環境が有るとかトランポが使えるってことがスバらしい〜!前回エンジン降ろしたトキは部屋ン中へエンジン様を持込み分解だったから大変だった・・・って、前回がイツだったか?思いだせんの(汗)せっかくO/Hするのだから今回は距離管理を絶対にやろう〜っと!別にレーサーじゃなくってもO/H部品の距離管理は出来ることならするべき!と長年やっててイマ気付く愚かさ・・orz
そう思って今回はまずノート買ってきた。(爆)たったこれだけのコトが今までどぉ〜して出来なかったんだろ?
それから「エンジンO/Hっ!」って宣言したら・・RZR同好者のイタイ視線がフレームにっ!「つ・い・で・にフレーム」かぁ〜?
確かに、サビサビですけど・・ハァ
2007年2月10日 役立つ工具

電動インパクト。見た目はスリムだが?
トルクレンチはなんとオマケで付属
O/H作業は良い工具の準備がキモともいう?例えば、フロントスプロケ止めてるでっかいナット。ココ緩めるトキはいつもバイクに跨ってリヤブレーキ踏んでヘンな体制で「エイヤッ」とやるのですが、今回は先日導入した電動インパクトが早速出番。「ダラッ、ダラッ、ダラン」の三拍子でアッサリ外せた。つくづく「電動ツールってすげー」と思ったサ。今まで人力以外に考えもしなかったからこの便利さ・・この歳になって気付くとは。
しかし、O/H始めるって言っておいて・・マダこんなとこやってる(爆
2007年2月19日 10年の進化
部品を発注してます。そんな中、
3GG-15461-00 ガスケット、クランクケースカバー2 (\966) これを注文したら3GG-15461-02(画像右)が来た。ヤマハさん品番統合がいいかげん?なんで3GG-15461-00、3GG-15461-01、3GG-15461-02、4L0-15461-01のどれで検索しても”在庫あり”と出る。けどイマ来るのは3GG-15461-02なんだナ・・
画像左は約10年マエ?に発注した-00品。材質変わってマスね。何がどう?良くなった?アスベスト問題とか環境対策かな??
今回はストックしてた古い方から使うです。
あ〜また手持ち在庫増える・・
2007年3月2日 YPVSにWPC処理

YPVSバルブの新品部品って・・高い
O/Hするからにはチョっとイイ部品を組みましょ!って発想でYPVSパルブにWPC処理をしてみました。画像上が新品ノーマル状態。下がWPC処理後です。ニブい光沢がイカにも”やるなぁ!”なカンジするでしょ?(何が?
YPVSバルブに処理して何か効果があるのかって??このバルブの左右ホルダーやシリンダー側の壁面との摺動抵抗が小さくなる?って予想ですが?やってみないと分かりませんよ(爆
さてWPCってナ〜ニ〜って方はまずコチラ↓
[エヌ・イー]
http://www.ne-jp.com/wpc/

普通はピストン、ピストンピン、ピストンリング、コンロッドやスクーターの駆動系部品などに処理するのが一般的?と思います。もちろん今回のO/Hではピストン等にも処理する予定なんですけどね。さて、その効果のほどは?タノシミにしとく〜

工具&特工
前回O/Hは借り物工具で何とかしちゃってたが、そうそう何回もそういうワケにもいかんし・・・だんだん工具が増えてくる。

いつのまにかトルクレンチ3種
東日 5−40N
東日 MT70N
マタタキモト? 40−150N(前述オマケ)

他ブランド使ってる方はどうだかしりませんが、東日を使っちゃうと「三流以下って、どうよ?」ってのがなんとなくわかっちゃう気がする・・(笑)
(マタタキモト?まさに、どうなん??「オマケだから・・いっか?」のレベル)
普段使いは5−40Nの出番が多いし、バツグンに使い易いです。
特工いろいろ
ローターホールディングツール
クラッチホルダー
ロータープラー
など、力を掛ける(掛かる)所はケガしないように(ここ重要)今回は純正特工を準備した。
しかし1回使うと次回の出番はいつだ?

ローターホールディングツール
ゴツい純正ツールだがホールドし易さ?はイマイチ慣れが必要??
クラッチホルダー
前回はナイショ!の自作特工!?を使ったが、2度と同じコトが出来そうな気がしない?(他の部位が痛む?)んで、これも純正工具を採用。これは安定したホールド方法でマルです。
スタッドボルトプラー(左)とスタッドボルトセッター(右)
(コーケン製)
スタッドボルトが外せなかった場合の奥の手?としてプラーを用意していたのだが、結局コレでないと外せない物の方が多かった(汗
さらにエキゾーストスタッドボルトはもっと手強くネジ山数も少ないため大苦戦!結局4本中3本は自力では外せず(恥っ!)シリンダーボーリングを依頼した井上ボーリングさん
http://www.ibg.co.jp/
に作業をお願いしてシマッタ・・・
スタッドボルトセッター(右)はついでに買ったけど、これは使ってるヒト少ないの??
ロータープラーもヤマハ指定工具を使用
しかし、標準で付いてくる貧弱な棒で回せるとはとても思えない。
2007年3月3日
ローターがやっぱり鬼門だったか
遅れていたRZRのOH作業だが、スキー日程の合間に特工なんかを揃えて準備万端。今日は会社時間にガレージ出勤してイッキに作業を進めるす!と、気合十分だったが、早速足止め・・・やっぱ20年くっついてたローターはカンタンには外れなかった。マジでビクともしません(滝汗)クラッチ側は前回もバラしてるのでスンナリ問題無くやっつけたんだが、ローター取れないとエンジン降ろせない(一旦降ろしてアトでまた載せるか??ん?)から次へ進めませんorz
CRC一夜ヅケ作戦にして本日の作業は終〜了〜!せっかく早起きして気合いれてたのにね・・しゃーないんで昼寝してたし(笑)明日、再チャレンジしてダメだったらココをアキラめて(←んで、どうすんだ!?)とりあえず次行くか。シリンダー外さないことにはO/Hしたってコトにならない(笑?)し・・・
本日はガックリ、の一日だったのだ
2007年3月4日 ローターが外れたっ!

↑hideさんに借りたゴツい電動インパクト
今日は午前中から、よしあきさんとご近所のhideさんがウチのガレージにやってきて昨日から外れないローターを前にワイワイやってました。結局、hideさんがオレのより強力な100V電動インパクトを持ってて(すごく重い。力は30Nくらいか?)そいつを使って2撃で外れた。1撃目はビクともしなくて「やっぱラスペネ1週間ヅケのコースかなぁ?」(笑)なんて言いながらの2撃目でようやくゴ〜ン!と外れた。
「憎くっきローター・・」そんなにサビで固着ってカンジでもなかったんですけどねぇ?20年の重みをズシリと感じた1日だった。
お手伝い頂いたよしあきさんとhideさんに感謝っ!の1日だったのだ。
コレで作業は次に進める・・前途??まだまだ・・p(^_^)q
2007年4月6日 ピストン高っ!

↑焼き付いてはいない??
 エキゾースト側、かなり吹き抜けた感じ?

シリンダーにプラトーホーニング加工をするため
ピストンは0.25オーバーサイズを準備
純正新品ピストン高ェす!(@_@)
ヤマハ部品検索より(2007/4時点)
31K-11631-00-94 ピストン(STD) \7,791*2=\15,582
31K-11610-00 ピストンリングセット(STD) \4,347*2=\8,694
社外品の方がゼンゼン安いじゃ・・ってご意見はごもっとも。けど、自分はコレで行くんす。もう買っちゃったし(笑
350R仕様の場合、新品ピストン選択肢は実際かなりあって「どれがベスト!?」な見解はヒトそれぞれではないかと思います。正直、ワタシには分かってません。レーサーのように数多く消費!?するワケじゃぁないのでイロイロ試した結果、コレ。みたいな解答が無いのです。結局「迷ったら純正」が持論なだけです。
純正新品ってあらためて見ると、表面”粗い”気がします。「こりゃーナラシが相当必要だワ」なカンジがすごくします。もっと言うなら「このまま使えンの?」くらいな気がしてきました(爆)
→コレも勿論WPC処理します。
http://www.ne-jp.com/wpc/
スベスベになって帰って来る姿が今からタノシミp(^ ^)q

全ては「今後20年維持する為の投資」のつもりです。


ピストントップの焼け具合やカーボンの付き具合はどうなんでしょ?これより以前にエンジン開けた時は堆積カーボンがベットリだった。今回は??ガソリン薄いのかなぁ〜

2007年4月7日 クランク様とご対面
ここの分解も初めてなんで用心して着手したのだが、意外とアッサリ問題無くクリヤ(ホッ
クランクの程度は?特に問題となるような異常?はないみいたい?そりゃそうだ。このエンジンのオイル管理は20年に渡って自分が行ってきたのだから・・・
クランクはせっかく摘出したので、この後は井上ボーリングさんで芯出しコ〜スです。
http://www.ibg.co.jp/


さて、「芯が出てる」ことと「バランスが取れる」ことは全く意味が違うと言われたんですけど、イマイチピンときてないんですが・・(汗)
「芯が出る→軸がブレない」
「バランス→左右の重量差がない」
かなぁ?
これなら言葉の表現あってる??
ちょっとより道?



¥300円くらいの接着剤・・けど使える
ステーターコイルのリード線ですが、分解してみたらこんなことになってマシタ!ココだけっていう部品の設定はアリマセン。これを直すしかないのね。ちょっとヨリ道・・
ワタシ流の修理>
ホームセンターで売ってるゴム系接着剤を使います。クツとか修理するやつ?けっこう安価&入手し易いからオススメ?

この接着剤は、ちぎれかけたステップラバーとかにも使ってます。接着剤自体が重たい?のか、タレやすいので薄く塗って半乾きになったらまた塗る。を数回繰り返すのがコツかな?
乾くまで2日くらい放置です。
ピストンにWPC処理


純正新品とはいえ、寸法誤差はそれなりに・・
ピストンがWPC処理から戻ってきました。画像ありませんがピストンリング、ピストンピンも加工済みです。
加工はもちろん前述のエヌ・イーさん

モリブデンショットとの複合処理により、かなりスペシャルパーツっぽいニブい輝きを放ってます。う〜んエンジン始動の日がタノシミだ〜!

ピストンはこの後すぐにシリンダーと共に井上ボーリングさんに預けました。
プラトーホーニング

↑ウォータージャケット部が赤サビ?の色
このシリンダーの前オーナーのクーラント管理
悪過ぎですからぁ〜
(良い洗浄方法がいまだ見つからない・・)

新品シリンダー以上!?にキレイなクロスハッチ
井上ボーリングさんより
シリンダーのプラトーホーニング加工が出来上がってきました。プラトーホーニングは高い寸法精度での加工が出来るとのことで、0.25mmO/S新品ピストンとの組合わせでピストンクリアランスは許容公差最小の0.060ミリ(サービスマニュアル参照)で取って頂きました。これで圧縮圧力はバッチリ!(のはず)ですよね。
そもそもプラトーホーニングって何〜?って方はまずコチラ↓
http://ibg.seesaa.net/article/1742381.html


プラトーホーニングの後はポートバリ取り、クロスハッチ掛けの加工をしていただきました。
ほとんどスグ組立てに使える状態です。

さぁ〜内燃機関部分は最先端のレーシング品質で仕上がってますよぉ〜!
すます初走行がタノシミになってきた〜!
がーん!授業料はおいくら??

これがヘリサートかぁ〜ハァ
ボーリングを依頼する前にスタッドボルトを自分で外したのだが・・そこは20年選手のエンジン。悪魔のネジがココでキバを剥いた??
ヘッド側上面のスタッドボルトは順調に外せたのだがエキゾーストスタッドボルトがプラーを使ってもどうしても外せなかった。折ってしまうとサイアク!?と聞いていた箇所なので、その前にアキラめて井上ボーリングさんに追加作業を依頼することにした・・(涙
結果、プロでもやっぱり手強い相手!?だったらしく2箇所はヘリサート加工が施されて帰って来ました。なんでも、お客さんから預かるシリンダーには入手困難な部品も多くあるとのことで、失敗出来ないココ一番の箇所はヘリサート加工にしてしまうんだとか・・ナットク。
特にここは熱環境に厳しくそしてスタッドボルトがナナメにセットされる場所なので穴あけ精度に気を遣う難しい作業だったそうである。
ちなみにシリンダーボーリングを依頼する際にはエキゾーストスタッドボルトは無理に外さないで送っても良いんだそうである・・え?シラナカッタヨ
(※シリンダーヘッド側の上面スタッドボルトは外すのが常識!?・・らしい)
良い勉強になったのだが、余分な出費にはちがいなかった・・
2007年5月1日 エンジンの組立て

ココまで時間掛けてマスキングするなら・・
ちゃんと塗装すりゃよかったんだが
手に持ってテキトーにスプレーして終わり(笑

ケース組立てはボンドの塗り加減が難しかったナ
今日は井上ボーリングさんに芯出しをしてもらったクランク(連休前に間に合わせてもらったの・・)を組立てる。慣れないエンジン腰下組立に予想どおりてこずり?時間が経つのが早ぇ〜!無事にクランク、クラッチ、ローターまで組立して今日で腰下はとりあえず完成?今日の作業は段取り等いろいろワケあって自己採点は65点かな?(←ヲイヲイ、そんなん走らせるんかい?)
明日はシリンダー&ヘッド組立をする予定なのでエンジン組立編は明日で完了する見通し。けどまだフレームのバラし(これからバラす)の方は、な〜んも手ェ付けてないっす(汗 
ペース上げなきゃナ・・

クランクケースに使用した液体ガスケット
住友スリーボンドTB1215
(キタコから販売されてる小さいチューブ入りで十分でした)
2007年5月2日

↑前述のスタッドボルトセッタ
こうすれば組立てトルクバッチリですよ

↑東日のMT70Nはココに使うです
便利だ、本当に便利だ、組立て精度も向上!

エンジン完成!
ヘッドも塗装すべきだったかな?・・
(画像NG インマニジョイント逆ですね)
さて今日は昨日に続いてエンジン腰上編。腰上は多少手馴れている?のと良い道具に助けられて楽勝か?ちょっと面倒なYPVSの組立てがなけりゃ昼メシ前作業でもイけたハズ?
ここは特に難しいとは思わないんだが出来あがってから、僅かな歪みが原因で?クーラントがニジミ出るとかゼッタイにイヤだと思うんで、トルクレンチを使ってさらに規定より少ないトルク値から段階的に締め付ける念の入れよう。シリンダーはフライホイールを常に手で回しながらピストンの収まりのイイ位置を確認しつつ少しづつナットを締めていく。ヘッド組立ても同じ要領だ。ここは丁寧に、前回より3倍の時間を掛けたつもり。
途中GENさんより指令?が出て(爆)ちょっとおつかいに出掛けたが、それでもラク〜に終了。今日の作業の自己採点は90点!けど、出来映えの総合評価?はエンジン始動するまでわかりませんね〜。ホントは当初のO/H計画はここまでだったんでイッキに元通りに組立てすれば5月連休中に復活?出来たような気がしなくもない。けど、もう後には引けない。しばらくエンジンはこのまま保管・・残念。さぁ〜明日以降はいよいよ勢いにノッて?フレーム分解編です。やっとスタートラインに立ったみたいな?ヘンな気分だ・・・

(※おつかいとは、レーサーに使うイージークラッチレリーズという部品をワタシが提供したのです)


いよいよフレームのバラシを開始
ちょっと余裕みせ??
レストア作業は、あと1ヶ月は掛かりそう〜?な気がしたので、そろそろ湿気が多くなってきた季節。壁に吊って保管していたチャンバーに油を塗り直す。同時に保護材も巻き直し。
ちょっと絵になるね〜と思ってるのは本人だけ?(酔ってる? 汗
日常の走行後もそうだがチャンバーの防錆には”アーマオール”を愛用してるです。溶剤成分が入ってナイと思うので耐熱塗料を攻撃しない?のがイイと思って使ってます。このワザはホリさんに教えていただきました。
2007年5月4日
作業ペースアップ〜スッキリ!


ココがいちばん錆スゴかった・・
さァ〜RZRのフレーム摘出作業もイッキにペースUPだ!
電装のハギトリが一番メンドかったナ。自作のコソク改(笑)とかアチコチに有って、自分でやったのに今見るとナゼか?笑える。スイングアームとリヤサスは長年2ストオイルタンクのお漏らしを受けて触りたくないほどドロドロ・・orz
塗装に出すのでフレームもスイングアームもベアリング抜きます。さて、アトでどうやって打ち込むんだ?そんなこんなでイッキにやっつけ。あぁ!スッキリしたっと!
なんかね、やっと車体のカタチが無くなってホッとした気分!?

遠目では「まぁ・・錆びてる?」程度に見えなくもナイ?のだが、近くで見ると「ぬうおぉぉぉ〜!!!」くらい錆びてマス  orz
2007年5月9日 いってこいフレーム

↑バイクライフも終〜了〜!な気分??

トランポがあるってやっぱイイ
バラバラになったのに?部品の置き場所は元の車体1台分以上のスペースを占有してしまう事実は予想外だった・・
さてこれからフレーム、スイングアーム、サイドスタンド、前後ホイール(これは2号機よりハギトリの)を塗装屋サンに依頼します。

こんなテキトーな梱包でホントにいいんかい?
って、サッサと送ってしまいましたよ。粉体塗装への旅。
サビサビさんも今日でさよーなら。
生まれ変わって戻って来るのだ〜!
2007年5月3日 磨きはニガテ

上のはガレセで入手した別車両のモノ
さて、この後どうしましょう〜(笑)
このテの磨きの分野は大のニガテです。フレームを塗装業者サンに依頼したので、この部分も「いっそプロ仕上げに・・」っと思ってみたのですが「バフ掛け〜クリヤ塗装」までの作業を磨きの一流業者サンに依頼にした場合を想定すると?決して大げさでなく1品1万円な世界・・orz
プライベーターで”鬼の手バフ ”達人な方も居ますが(爆)正直マネできませ〜ん。ちょっと磨いてみましたが、画像ですと「まぁまぁ?」な写りですがジツはゼンゼン、ダメダメ〜です。(涙)前回、ここの部品はモトが20年マエの部品だし中途半端にキレイにした後でラッカー系のクリヤー吹いて終わりにしたんだっけな。やっぱ5、6年経つとラッカーのクリヤーが黄ばんできて表面のヨゴレと共に醜い姿になってました。こういうとこって純正新品部品はどんな表面処理してるんだろ?クリヤー塗装じゃなくってアルマイト処理なのか?
さて、この後どうしよう〜?クリヤー塗装は邪道!ってご意見が多いのですが、定期研磨で光沢を維持出来る?とは信じていません・・・
これが広島高潤
またまたちょっと寄り道です
仲間内で「2ストオイル何がイイ?」って話題になった。んで、今度是非試したいのがコレ
広島高潤のフォーミュラ2
エンジンが軽やかに回り、ピストントップやマフラーエンドの堆積カーボンが激減!するってホントかな?
見た目のサラサラ度(粘度?)はオートルーブスーパーRS(これはけっこうドロリの部類)とカストロTTS(けっこうサラサラ系)の中間くらいかな?
けど、低粘度であることと低マサツは全然意味が違うし関係ないことらしい・・このへん特に難しい
2007年5月25日 フレーム、キタ!

フレームが塗装の旅から戻ってきました。いよいよ組立編のはじまりです。
この荷姿、ミイラでも入っていそう〜(笑
開梱しても大して感動はナシ。
今までのサビサビからすれば格段にキレイなのですが、皆さんが期待してる?程の「顔が映るほどの鏡面仕上げ!?」には程遠いッス。料金安かったんでしょうがないか??

スイングアームは「純正近似色で・・」と、いいかげんな指定色にしてみた。画像じゃわかりにくいけど色味がネ、なんかカワサキっぽくねぇ??こんなもんだったかな?(笑
(カワサキZ系なんかの塗装依頼が多い店らしい・・・)
2007年5月27日 プロの作業拝見

腕前??わざわざお金払うんだから当然イイですょ
さて、今日はベアリングとベアリングレースを打ってもらいにバイク屋さんへフレームとスイングアームを持込み。「ベアリングくらいテキトーに自分で打ちゃぁ?・・」ってご意見が大半と思いますけど(汗 ワタシの場合は作業環境や工具が不足してるので、失敗できないココはプロのお手並み拝見っと!ま、タマにゃプロの作業見るのに1日ツブすのも勉強かな?とかヨユ〜みせ・・あ、ちゃんと作業賃取られマスよ(笑)結局、お手並みってか、良い工具が作業の全てを支配してるってカンジですね。この工具、サイズ揃えると高いんだよなぁ〜
さー明日から夜間作業による組立て編開始です。ん、何?今週土曜日は筑波に集合ってか??はぁ〜こりゃなかなか進みませんねぇ〜

(6月2日は筑波選手権ロードレースでした)
2007年5月29日 放課後作業中

↑とりあえず自立・・

↑エンジン載ったら〜ようやく見慣れた光景に

↑タンク載せましょ!もうすぐ完成?
チャンバーないや
えっとナニナニ、撮影時の注意っと〜「車両は右向きハンドルは真っすぐに・・」っと?
ヲイヲイそれってBG中古車ダイジェストのSHOPルールじゃん(笑
ミスターバイクBG「俺の絶版車RZシリーズ」7月20日締切りに、果たして間に合うのかオレ?(汗
「教官っ!ホイールがキタねぇと思うんスけど?」
「真に新車コンディション目指すなら、更に+20マソ持って来なょ・・orz 」って実感・・


5月30日 昨日より・・
進んでいる?・・と信じたい。
なんかぁ〜妥協や手抜き箇所が目立ってきたような気が?・・特に磨きの分野・・やっぱりネ


5月31日
はぁ〜時間経つの早ぇ!けどエンジン載ったら、長〜いトンネルの出口の光が見えてきた気がして何だかホッとしたね。
明日、明後日は触れないのでもうチョイかかるナ。よぉし来週6月9日・10日にシェイクダウソっ!!っと、目標を立てる


6月5日 ペース落ちた?
あんまし進んでないような・・(汗 
いやいや本業・副業?ちょっと忙しで、触れない時間が続いてた。(ってか、奇跡的にここ数週間は本業ヒマ?だったのだ)
(副業?の6月2日は筑波選手権ロードレースで撮影活動)
今日は電装関係の仕上げをっと・・キイを持ってくるの忘れたから電装のチェック出来ませんよ orz

作業進度の日記は固定カメラで撮影??ってご意見もアリ?いやいや手撮りですが何か?


6月6日 進んでるのか?
昨日からドコ進めたのサ? もはやマチガイ探し状態?(笑)
不動なのにカギ付けてやがる・・アホすね。
残ってる部品はキャブとチャンバー・・外装くらいになったんだけどね。


6月7日 キタキタ
タンク載せたら〜♪ なんかネ・・出来上がりぃ〜?な気分。気分ダケね。
2007年6月8日 明日、最終回?の前夜
出来たのか?出来たのかい?
明日、今までと変わらず普通にエンジンが掛かると信じて疑わないオレ・・。
なんかぁ〜空キック時のマフラーエンドから聞こえる「ボウッ!」って音にズゴみが増したような気がする。コンプレッション確実に上がってますね。

さぁ〜明日!

??大雨じゃないよね??(汗
2007年6月9日 予告どおりの最終回?

肉眼で見える煙も写真には写らない程度。
何もかもが元通りに戻っただけ?
今日はアメ・・・これじゃエンジン始動出来ませんよorz
んじゃ今日は片付けをと、ガレージのレイアウトを集中治療室モードから日常のリハビリセンターモード?に模様替え。
それでも晴れ間を狙ってエンジン始動にトライ!
あらら、キック2発でスンナリ始動!オレって天才ィィ〜!? (^ ^)v
いやいやこれこそ内燃機関の加工精度が上がってる&WPC効果なんでしょう。
マフラーエンドからの相当量の煙とオイルの噴出を用心しての始動だったが、意外とフツ〜だった。
=始動した印象=
プラグはまだ交換していないのに始動性がすごく良くなってる。
エンジン本体はメカノイズが極少になって振動も少ないようだ。
エンジン本体が静かになった反面、チャンバー前半部分からの金属反響音?が大きく感じられる。
マフラーエンドの排気圧力が力強くなったみたい。
キャブセッティングは以前と同じなのだが、3000rpm以下の極低回転でのレスポンスがすごく良くなってる気がする。まるでRZ系エンジンじゃないみたいに・・(笑

が、天候不順のため試運転は明日以降に持ち越しだナ。 ついでの作業でオイルポンプとラジエターのエア抜きもOK。あとは走らせるのみ!
ン?ん?ほんとにナンか忘れてなぁい〜??
2007年6月10日 試走〜完結〜そして日常

さぁ〜ヤキソバでもラーメンでもなんでも来い
ってカンジ??

ふつうに走れることに新たな感動と喜びが

【参考データ】ここ大事(笑)
全体作業期間:約6ヶ月
分解所要時間:未計測(笑
腰下〜エンジン組立時間:延べ約16時間
フレーム〜車体組立時間:延べ約24時間
総費用:約240,000円
特工など工具買増し:約40,000円
部品代:約70,000円
内燃機加工など依頼加工代:約80,000円
(加工品目ごとに複数社に依頼)
(※加工代の詳細は諸事情により割愛・・)
塗装代:約50,000円
(今回未使用の前後ホイール塗装含む)

上記、費用については「高い」「そんなもん」?
イロイロご意見あるかもしれません。
当初、予算は\50,000円くらい?と軽く考えていたが
相〜当〜甘かったことがわかる。(大滝汗!
工具買増しと余計な作業依頼の勉強代?がなければ
¥200,000円以下で出来るメニューだったかも。
更に社外ピストンKITを使ったり、あまり必要のなか
った交換部品(汗)を省く判断が出来ていれば
¥150,000円くらいでもイケたのかも?
いまさら、「たら、れば」を言ってもしょうがない・・
仮に「ALLおまかせ」SHOPコ〜スにしたなら?
いくら掛かる?メニューになったでしょうかね?
オソロシ
昨日と変わらず始動性はすこぶる良好。クラッチワイヤーの調整に時間を掛けたが水温OK。オイル漏れも排気モレもナシ。よぉし〜と公道に出る。
いつもと変わらずスルスルと発進。前回O/Hマエに最後に乗ったのは確か12月2日だったから実に6ヶ月振りだ。
別に?特に何も変わったトコはないみたいですが??そりゃそうだ、多少の新品部品導入と内燃機加工を行ったとはいえ基本的に何も変えていないから変わらなくて当然か。「劇的にパワーア〜ップ!!」とか、ちょっとキタイしてみたりしたけど?そうは感じない。まっ、今回のO/Hがそういうメニューじゃないからムリなハナシだわな。やっぱね(笑)モチロン調子は良好です。各部がスムーズに動いてる気がします。特別なことは何もないけど20年目のリフレッシュ。エンジンとフレーム、リヤサスリンクは新車コンディションに近づいたかな?これでこの先さらに20年も変わらず走り続けることが出来るだろうか。そして何事もなかったかのように日常の時間がまた動き出した。

ほぼ全バラにした状態から6ヶ月で元通り。
何事も無かった?かのように普通に走れるように復元?出来たと思います。
いやいや何も感じないのは逆に、内燃機関の高精度な仕上がり&各部のWPC効果なんでしょうきっと。ナラシ走行の必要性??ゼンゼン感じないのです。
ですが現実は厳しィっす!「ビカビカの新車コンディション」には程遠いです。外観はちょっと小奇麗になったくらいで別に何も変わっていませんよ。マジ

今回、ホイールは塗装したものの嵌めるタイヤまで資金回らずパーツとしてストックに終わってる。ステアリングステムのアンダーブラケットやライトステーは錆びたまんま。Fフォークもブレーキもそのまんま。ミッションだってクラッチだって元通りに組立てたダケだから特に変化なし。ラジエターもキッタねぇなぁ〜。(笑)
雑誌のカラーページを飾る?ような見映えにする為にはホントに更に+20万掛けるくらいの気持ちがないとダメだってことがやってみると良く分かりますね。
けど、ワタシこれでいいんす。とりあえず調子イイんですから v(^_^)v