スペイシー125ストライカー


水温計の取付け


オリジナルマフラー製作

(2010/12追記)
自分のスペイシー探求は終了しました。
Webでのコンテンツ公開も終了させようかと思いましたが、
どなたかのお役に立つかもしれないと思い、出来る限りここに残しておきたいと思います


No.
内容
写真
水温計の取付け
やけに純正水温計の針がフラフラするのが気になっていました。そもそも純正装着の水温計にはナゼ?か目盛りがありません。(2輪も4輪もみんなそうですね)ここいらで正確に測る必要があるかと思っていました。
バーハンにしたことでスピードメーター以外全て排除してしまったのでなおさら気になります。
ラジエターには電動ファンが付いているのですが正しく動作するか?めんどくさい!?ので確認すらしてません。
ちょうど手元にナゼか?HRC製の機械式がありました。これを使わないテはありません。さっそく装着。リード線がハンドルポストまで届かない!とか既成概念に捉われてはいけません。走行中ときどき見えればそれでいいのです。どうせレース用部品ですからバックイルミなんてありませんし。
困ったのはセンサージョイントが無いこと。レーサーRSはラジエターに直付けのようです。おまけにストライカーの水路の前側は全て金属パイプであり、後方のエンジン近くまで辿らないとゴムホースが出てきません。ジョイントは偶然キタコ製?が合いました。ジョイントは右足下あたりのゴムホースを切断して割込み成功です。
で、付けた結果は?暑い日でも70〜80℃くらいのようです。もっと悪条件で試してみないとわかりませんがオーバーヒートはめったにありえないだろうという結論を得てひとまず安心。
尚、レース用部品だから40℃以下は計れません。
それと純正水温計の針のフラツキ現象(純正は電気式)はクーラントのエア抜きの良し悪しに左右されるようです。そもそもストライカーの給水は非常にやりにくく、エアも抜けにくいのでメンテの際には注意が必要のようです。

発想の転換?こんなところに水温計
その下の丸いものはフットブレーキペダル

HRC製だもんね!

センサージョイントはここ(右側面の床下)
オリジナルマフラー製作
純正マフラーの消音効果はバツグンです。。。
サウンドは「ゆ〜びん屋さんヨロシク級」なのでちょっとイケてないのです。サビサビだし、やっぱカスタムの定番はマフラーということで検討開始。しかしストライカー用の社外マフラーなど作っているメーカーがあるはずがありません。当然ワンオフすることになります。これが結構悩みました。実は構想から材料調達まで1年くらいかかったのです。

問題1:スペイシーはなんと!後方排気なのです。レイアウトはフリーウェイ、フュージョンに近いものです。ストレートに作ろうとすると、えらく管長が短くなり低回転でのトルク不足が心配されます。実際フュージョン用の社外品には管長を稼ぐ工夫がされたものを多く見かけます。確かSP忠男のスクーター用ラインナップにはループ管がありました。ということで純正レイアウトを利用したループ管構想を立てました。

問題2:エキマニフランジは写真のように段差があります。どぉ〜してこんな造りにしたんだろ?市販マフラーの流用は困難です。純正マフラーのフランジを流用するしかありません。しかし、カットすべく代わりの純正マフラーがありません。新品はまだメーカー在庫があるらしいのですがなんと¥4万円くらいになってしまうらしい。ポンコツのストライカーの車体まるごとの方が安そうです。

ポンコツをもう1台仕入れようかな〜でも丸ごと1台はジャマだし、なんて思っていたところに、なんと!偶然にもJF03型スペイシーの新同マフラーが出土!!JF02と03は確かマフラーレイアウトは同じ。という勝手なヤマカンは見事的中!格安GETとなりました。

いよいよループ部分とサイレンサーの調達です。ほんとはテルミニョーニ(ドゥカで定番のやつだよ)みたいな、カーボンの極太タイプにしたかったのですが排圧や音量の1発合わせは難しいと判断。スーパートラップに決定。実はスーパートラップって自分のイメージはSRなどクラシカル路線のメガホンしか知らなくてあんまり好きなタイプじゃなかった。けど、セッティングの自由度が高いし、現代は太さ長さもイロイロ選べてTWやFTRからビッグスクまで人気高いらしいから良しとしました。レイアウト上、短いものしか付けられそうにないので412タイプ?がネライ目です。
ガレセにて412タイプをGET。ほどよく38パイの曲がったパイプ付きのを見つけました。TW用?と聞くとブロンコ!との回答。ブロンコってどんなバイク??ま、いっか。(DT−1風の4スト車って言ってくれれば分かった・・)
ここまでの費用は¥2万円かかっていません。前回バーハン化したときは¥5万円くらいかかってしまったので今回は安上がりで◎です。あとは溶接職人の登場です。

溶接職人は会社の人です。以前からマフラー製作のお願いをしておいたので「ステンでも、アルミでも何でも来い」の頼もしい回答。快く引き受けて戴きました。イメージ写真を先に渡しておいたので職人は早速作業開始。さすが!職人。3時間で完成。私は出番がないので写真撮るだけ。仕上がりもバツグンで「市販品か?」くらいの出来栄えでゴキゲンなのです。

予想以上のバク音になりました。JMCA品など比較になりません。バッフルプレートは5枚入れてみました。実際乗ってみると、モタツキも無く伸びも良い。チョット上り坂でトルクが薄いナといった程度でループ管効果は◎のようです。が、あまりの存在感(ウルサイ)のため、クワイエットバッフルを追加することを決断。
このクワイエットバッフルというモノ。穴径の小さいバッフルプレート1枚なのですが、効果アリアリで今度は静かになり過ぎました。社会的?にはこれでOKなのですが、ちょっとツマラナイ。悪魔のささやきです。結局2枚追加してとりあえず完成です。トルク特性などのまじめなセッテイングはあとで考えます。(結局不真面目・・)

純正マフラーはサビサビです

エキマニフランジには段差が!!

こんな段差!作れるか?(作れません)

JF03スペイシー純正です。(これは裏側)

ループ管部分をブッタ切り!

ちょっとベタな合成写真(完成イメージ)

調達したブロンコ?用スーパートラップ

溶接職人のワザ!みごとなループレイアウト

完成!角度、長さバッチリ!市販品のよう?
一見すると、ループ管には見えない
が、マンガ級のバク音です。