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◆ 縁 か が り[Mexican Basket Weave Waive] ◆

2008/01/01
 レザークラフトをはじめてからいろいろものを作ってきました。しかし、いつまでたっても「コバの仕上げ」が上手にならないです。
 コバスーパー、コバミラー、木工ボンド、蜜蝋仕上げ・・・など試してみたのですが、どれも今一つ。
 そこで縁をかがってみようかと、いろいろな書籍やHPで研究し、「シングルステッチ、ダブルステッチ」の手法を経て、
 Mexican Basket Waive[メキシカン バスケット ウェーブ(MBW)]
 ※ どうも「Mexican Basket Waive メキシカン バスケット ウェーブ」ではなく、「Mexican Basket Weave メキシカン バスケット ウィーブ」が正しいようですね。
   失礼しました。
 という方法に辿り着きました。
 この「Mexican Basket Waive」 という手法は、前述の方法以上に手間がかかり、レースを消費します。
 しかし、できあがりはコバが全く見えず、とても綺麗(腕が伴わないので「綺麗」と言うにはだいぶ無理がありますが・・・)に仕上がります。

2008/02/17
 私が「Mexican Basket Waive」で編んでいく時に使用する道具を紹介してみたいと思います。
 まずは、レース用の「革レース」と「レース針」。もちろんこれがなければ始まりません。
 作品の厚さにもよりますが、市販の90cmのもので10本〜20本かな。
 デザインにもよりますが、バッグを作る際は20本程度、ロングウォレットで10本程度は必要となります。

 右上の2つはなんという道具なのか、名前はわからないのですが・・・画材店で手に入ります。
 ボンドは革レースを繋げていく時に使用します。
 長々とレースを編んでいくと、どこかで通す順を間違えたり、目をとばしたり、ダブったり・・・、失敗することがあります。(えっ?失敗は私だけでしょうか?)
 その場合に、間違った処までレースを引き戻す必要があるのですが、千枚通しやペンチではレースに傷を付けてしまいます。
 その時に使用するもので、元々はトレース用などに使用する針(ペン)のようで画材屋さんで手に入ります。
 下段のカーブさせたものは、かがりの最後の始末のときに革の間からレースを引き出す必要があります。
 その時に使いやすいようにカーブ加工してあります。
 ほかにも、ヌメ革などはこれで捻を入れることもあります。

 右側のペンチは、ラジオペンチの仲間だと思うのですが、幅広の平刃で滑り止めの溝が掘ってありません。
 レースをつなぐ時に傷を付けずに圧着したり、コーナーでレースを複数回通さなければならない時にレース針を挟んで引っ張る時などに使用します。
 工業用の結束バンド(インシュロック)です。
 バッグの縁かがりでこれをどのように使うのかというと・・・

 右のように先に仮止めしてから編んでいきます。近くまでいったらニッパーで切断して進めます。
 かがりを始めた頃は糸でところどころ縛っていたのですが、手軽でコストが安いためこの方法を使っています。
 残念ながらエコライフには反していますが・・・