整備奮戦記
☆BMW740iA 2000年 A/Cが効かない OB91は「フレッシュエアーフラップモーター不良」を示しているが。
非常モードで働きが停止してしまっている。まずコンソール前面のコントローラーをはずし配線のみ接続「フレッシュエアーフラップ」がメカ的にスムースかどうか動きをアクティブ゙テスト、「ゴリッ」と音がしてその後スムースに動くようになった。CheckA/Cコントローラーをリセットして見ると正常作動した。フレッシュエアーフラップは車外からの異物の影響を受けやすい。その後2ヶ月しても異常がないので修理完了とした。

☆ゴルフ4 98年 時々始動しない(たまに始動しない)2-3回セルを廻すと始動する。
ゴルフ4の場合まず始動時の不良を2つに分ける必要がある。1つはイモビライザー系 もう1つはエンジンのエレクトロニクス系不具合。OB91で診断、これは、エンジンの異常はメモリーにない、イモビ系を診ると「異常なし」である。実際に異常が発生しないと結論が出ない。一応、エンジンの「RPMセンサー」も否定できない。始業後時間を見つけてはKeyを廻してみた。4-5回目に「これはイモビ不良」と断定、なぜなら始動しないときにイモビランプが点灯している。メーカーの指示でメーター交換、とキーリング交換約¥65、000の修理代になってしまった。

☆ゴルフ3 96年 突然大きなガー音がする。始動し直すと音が出ない。
これは診断ミスの例である。上記の件で入庫してきた。異音は出ていない、早速診断、「ウーン」聴診器で聞くとベルトのアイドルプーリがゴロゴロいっているので共鳴による異音と診断「アイドルプーリ交換」を指示。納車。翌日「直ってないよー」とTELあり。メカニックに症状を良く聞いてくるようにいった。すると突然でなく「始動直後」にしか出ない。なあーんだ。じゃあセルモーター系か、始動しそのままKeyからそっと手を離すと案の定セルモーターが飛び込んだままの音だ。キースイッチを交換し完了とした。その後ユーザーからは異常の連絡はない。正確な問診がいかに大切か身をもって感じた修理だった。アイドルプーリーも確かに静かになったので
部品代のみいただくといいうことで納得していただいた。

☆BMW750 1998年 時々失火する
アイドリングでしばらくかけておくと時々瞬間であるが息をつく。走行にはまったく支障はない。ユーザーもBMWを何台も乗り継ぎ750も2台目である。12気筒が気に入って乗っているので少しの変化でも異常さがわかるようだ。もちろんダイアグを診ても何も出てこない。しかし良くエンジン音を聞いていると、左バンクより右バンクの方がなんとなくシューシュー音が大きい、それもバルブカバーの後ろの方から聞こえる。これはブローバイバルブかな!!やはり内部のダイアフラムが損傷しているようだ。不良は片側であるが左右共交換した。修理後は息つき1つせず、さすがBMWエンジンスムースに廻っている。

☆BENZ300TE 1992年 4マチックランプ点灯
BENZの4マチックは非常複雑な動きをするので古くなると故障も多く発生する。この車は2年前にシュテルンでかなり整備してある。OILの量を見るとほとんどない。どこかで持っている。これが点灯の原因か?
見るとタンクのしたのバンドがゆるんいる。というよりホースが死んでゆるくなったと考えられる。ユーザにホースを交換するかたずねたところ「増し締めで直ればOK」、整備保証なしということで了解をえ、OILを入れ自己診断をみて何も出ていないので修理を完了とした。

☆MINI カブリオーレ オイル漏れ
ドレンコックからのOIL漏れ〜え。整備不良だ。オイル交換後3回締めをし確認しないからである。私はメカニックに口癖のように言っている。3回見れば100%こういうトラブルは防げる。

☆フォードモンデオ 10Km前後でうなり音
早速試乗20km/h位のとき一番よくわかる。いわゆるゴウゴウ音。スピードを上げると音はわからなくなる。もし、ベアリングだったら速度に比例して大きくなる。また、ハンドルを左右に振っても音色が変わる。この場合変化無いのでタイヤの音と判定。

☆BMW325 1992年 コーナーリング後、息つきする。ブレーキスイッチのCheckがデスプレーにでる。
こちらは2重故障、OB91で診ると「O2センサーフォルト」「ブレーキスイッチフォルト」、O2を単品TESTするとしっかり反応している。
これはどこかでエヤーを吸い込んでいる可能性あり。おーやはりスロッルバルブ、フローメーター間のジャバラエアーホースの下側が破れていた。この部品は¥5000程度で交換、ブレーキスイッチ交換、メモリーを消し修理を完了した。

☆BMW525 E39  98年 ブレーキスイッチのCheckがデスプレーにでる。ダイアグにもフォルトがでる。
ブレーキランプは正常に点灯している。ダイアグを見るとA/T、ABSのどちらも「ブレーキスイッチ不良」と出るので、間違いなくスイッチだこれはECUとブレーキランプの2個の接近スイッチが内臓されている。交換後フォルトは出ないがまだデスプレーに「ブレーキライト不良」と出ている。これは、ハイマウントランプを見る必要がある。
メカに後ろを見てもらうとやはり、ハイマウントストップランプがつかない。それを、交換。修理完了とした。

☆VW Type1 74 シフトがLowに入らない。
クラッチが切れない。ダイアフラムを2ヶ月前に社外部品で交換したのだが。また破損している。VWJapanに問い合わせるともう部品供給はない。まだ未修理です。

☆BENZ190D 89年 30Km位で下の方から時々キリキリ金属音がでる
足回りか何かが壊れたようなすごい音がしている。スピードが出てしまうと何もなかったように走るしエンジンの調子も悪くない。リフトUPし加速状態を再現すると短時間ではあるがでる。今度はアンダーカバーをはずし再度試みるとあら不思議何も出ない、何回やっても出ない、アンダーカバーのビス周りを見ると前のカバーと後ろのカバーがこすれた痕を発見「これだ!!」ワッシャーを新品に換え修理を完了した。
その後C250Dでも同じことが起きていた。

☆ロータススーパー7 息つきする。
キャブレター清掃、調整とスパークプラグが赤黒く焼けているので、点火のエネルギー不足なのでフルトラからMDIに交換し快調になった。ウエーバーなどの多連キャブはバランスが非常に重要になる。またシビアーでもある。
 
☆オペルアストラ 95年 エヤコンが2週間位で効かなくなる。
蛍光剤は入れていないが、どうもエバポレターの可能性が大きい。ユーザーも時間がないというので蛍光剤が入っている「ストップリークー」とGASを充填、その後2ヶ月以上経過しているが今のところ再入庫はない

☆シビック  エヤコンが効かない。今年になってエヤコンが効かなくなった。
マーホールドゲージを取り付け圧力を見ると低圧が1.1k/cmあるのでガス不足だ。このまま補充してもまた、補充が必要になる。漏ヶ所をCheckしたが、特別なもれた痕も無い、見えないエキパンかエバポレーターの可能性もある。はっきりした痕跡もないので「ストップリーク」の注入となる。ストップリーク+コンプレッサーOil+補充ガス2本注入。その後2ヶ月以上なるがユーザーからの苦情はない。

☆BENZ320 時々エンストする。
OB91を接続する答えは瞬時「エアーマスセンサーフオルト」とても高価なものだ10万前後する。でも仕方ない、内部IC不良で修理不可能と判断、新品を発注する。

☆BENZ500SEL W140 信号で停止中エンストする。
こちらも同じくOB91「エアーマスセンサーフオルト」こちらは12万と非常に高価だ。原因はセンサー内白金の内線切断、ハンダで付け直して直ったが、重要部品なので新品と交換した。診断10分交換30分

☆ポルシェ996-GT3中間パワーが無い
OBDコネクターなので、CJUを接続、ユーロカーを選択さらにポルシェの項目をタップ、フォルトコードを選択、「フォルトコード」なし、ウーン・・再度測定するもフォルトなしだ。明らかに不調なのに。とすると常識的には「メカニカル」に疑いがかかる。メカニカルも何度もCheckしてあるが、再度基本にかえり1品づつ目視、TESTを繰り返したがやはり異常は無い。CJUでは読めないかと考えツールプラネットにTELしOB91のポルシェ用カートリッジ(40万円する)を発注したところ「すぐには間に合わない」。CJU用のNewソフトをMailで送ってきた。早速インストールし、オーナーに乗ってきてもらい接続、やはりフォルトは出ないがデータストリームで診るとエアーマスに異常あり。おーこれかー。1700万もする車をずっと預かるわけにもいかないので連休後再入庫してもらう事でOKをいただいた。エアーフロを発注「すぐない・・・」BOSCHでも「ない」なんでないのー、仕方なく待つことにした。1ヶ月経っても返事ないのでTELすると「まだ来ない」・・。困り果て「静岡スバル」に尋ねてみた。10分後「日本に2個あるが先着なのでどうします?」との事。早速先のを断り即発注「何でないと言っているか不思議」でならない。翌日部品到着、早速取り付けCJUでフォルトをCheckし試乗に入った。もうエンジンの音を聞いただけで直ったと感じる。と同時にCJUのSoftの未完成さも暴露された。???

☆E36 318iA エンジン不調
OB91を接続するとフォルトが6個もでるではないか。「ECU、スロポジ、O2、etc」フォルト消しても一向に消えない。これは、ECU水没かとユーザーに聞いてみると今朝一番より不調という。先や大雨が降った。駐車場所が前が後ろより高く左が下がっているとECUが水没する可能性がある。早速、ECUを取り出して見ると
やはりびっしょり濡れている。すぐに分解してエヤーで乾燥、翌日快晴になったので1日外で乾燥させ、防錆処理をし組み立てフォルトコードが出ていないことを確認し完成とした。
ECU水没は早ければ早いほど助かる確率が上がる。そのままほっておくと以前もあったがカビがどんどん生え最後には交換になってしまう。