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大川端ふたり舟 (霊岸島捕物控) 千野隆司 学研 297P 北部図書館蔵書 -37-
岡っ引五郎蔵の娘お妙は、江戸を襲った大火事の後、町医者滝川道円、道也親子とともに円覚寺で焼け出された人々の手助けをすることになる。そこに担ぎ込まれた刀傷の梅次郎から、五郎蔵と分かれた母おくにが殺された臼木屋での強盗一味との細い糸をたぐっていく。そこに現れた薬種問屋手代多助に思いを寄せるが、多助の行動に不審なものが・・。
お妙と五郎蔵との間のわだかまりが少しずつ解けていく様子がよく、お妙の人としての成長がうまく描き出されている。
捕物帖としても地道な捜査と捕り物の緊迫感が矛盾無く描かれていて良くできていると思う。
多少のこじつけはこういうお話では仕方がないし、読む方もわかっているわけだから目くじらを立てるようなものではない。
1,700円出すほどではないとしても、700円程度の文庫本なら十分価値あり。ただし、2002年の本でまだ文庫化はされていないようです。
千野さんははじめて読んだが良い書き手です。
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神々の憂鬱 暁の天使たち 2 茅田砂胡 中央公論新社 C・novels fantasia 251P 古本 -38-
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海賊王の帰還 暁の天使たち 3 茅田砂胡 中央公論新社 C・novels fantasia 213P 古本 -39-
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二人の眠り姫 暁の天使たち 4 茅田砂胡 中央公論新社 C・novels fantasia 209P 古本 -40- |
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女王と海賊 暁の天使たち 5 茅田砂胡 中央公論新社 C・novels fantasia 206P 古本 -41- |
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