2004/12読書日記

2004年12月04日
★守護者はぶっちぎり。 月と闇の戦記2 森岡浩之 角川スニーカー文庫 P236 古本 -135-
2004年12月04日
★神様はしらんぷり。 月と闇の戦記3 森岡浩之 角川スニーカー文庫 P236 古本 -136-
2004年12月04日
★勝山心中 押川國秋 講談社文庫 P312 \571 2004/10/15(1) -137-

 戸籍上の性別の変更をもう50人以上の人が行っているらしい。多いと見るのか、少ないと見るのか。
 今も昔も同一性障害に悩む人は多く、この本の主人公花魁の勝山もその一人である。
 町奴、幡随院長兵衛と旗本奴、水野十郎左衛門の確執を縦糸に、長兵衛にひかれる勝山の複雑な思い。
 吉原の春秋を哀しく描いている。良くできています。
 勝山が吉原を去るときの歌。
 「ゆく雁よ ゆかり忘れな紫の 蘆江の浦の 春の帰るさ」
 う〜ん、僕より高い教養を持っていたことはよくわかりました。
2004年12月04日
芥火 乙川優三郎 講談社 P195 北部図書館蔵書 -138-

 乙川さんらしい、良質の短編集。
 乙川さんのテーマがよく出ています。ただ、買うとなるとこの情報量の少なさがちょっと・・・。
2004年12月04日
大川わたり 山本一力 祥伝社 P300 北部図書館蔵書 -139-

 全体としては良くできているが、ラストに難あり。
 無理にそんなにひねらなくても・・・。大分点数が落ちてしまいました。


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