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いっぽん桜 山本一力 新潮社 248P 北部図書館蔵書 -1-
花にちなんだ作品集。
人生は辛いですね、それだからこそ花は美しい。
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八丁堀食い物草子・江戸前でもなし 卵のふわふわ 宇江佐真理 講談社 P261 市立図書館蔵書 -2-
八丁堀同心 椙田正一郎の妻のぶは冷たい夫との生活に疲れていた。
彼女の支えは舅の忠江門と姑のふで 店子で幇間の今助などのやさしい思いやりだが、
夫は前の女との別れをいまだに引きずり、子供のできないのぶにはつらく当たるのだった・・・。
と、こんな始まり方ですが、 のぶは思い切ったことをやる割にはしゃきっとしていない性格で、
宇江佐さんの描く女性の中では深尾くれないの妻女に似ているような気もします。
食い物がうまそうなのは山本一力さんですね。 宇江佐さんはそこのところはいまいち。
この本は静岡市立図書館のネットによる予約システムで北部図書館に取り寄せました。
なんて便利!!
ネットで本を買うより楽かもしれない。
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王狼たちの戦旗 下 氷と炎の歌 2 ジョージ・R.R.マーティン 早川書房 516P 2,940円 -3-
面白かった。前作から2年が長すぎると思ったが、逆に、前2冊を読み直すことで4冊を楽しめた。
次の時は6冊楽しめるかと思うと今からわくわくしてくる。
僕の大好きなアリアは、ますます厳しく成長していくし、デーナリスの成長も素晴らしい。
ジョンにはこれまでに輪をかけた厳しい環境が待っている。
一人気を吐いたティリオンの今後も楽しみ(まさか彼が引退するとも思えないが、役割をとられちゃたし・・)。
キングスレイヤーのナルシスト振りも何故か嫌悪感を感じない
(彼は自分を愛しているから、自分と同じ顔の妹しか抱かない)。
鉄の王座の騎士たちや取り巻き連、北部の領主やその家族などちょっと自分の中で整理できていない事項もあるが、
来年か悪くても再来年に読み直したときに整理できるだろう。
今回は前回ほとんど出てこなかった超常的な事象が出てくる。
これが戦略的な状況を一変させたりする。
また、それぞれの視点から1人称で語られるという構成をホントに上手く使っており、「レンリー」がラスト近くで出てきたときには完全にやられてしまった。
2005年海外部門はこれが暫定ベスト。
この本のラスト近くを読んでいるときに、家族で食事に行こうと言われて思いっきり不機嫌になってしまいました。
反省しています。ごめんなさい。
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深川駕篭 山本一力 祥伝社 343P 北部図書館蔵書 -4-
これは面白かったです。
いつも同じですが、山本一力もやっぱり良いですね。
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ケルベロス第五の首 -未来の文学- ジーン・ウルフ 国書刊行会 331P 静岡市立図書館蔵書 -5-
なかなか複雑で、私のような者には理解できない本でした。
ケルベロスは3つしか首がないので、4番目が「わたし」なのは
分かりますが、5番目はの首はいったい何なんでしょうか?
双子の兄弟があまり重い役割を持っているとは思えないのですが、
彼がなにか私が理解できないところで重要なキーを持っているのでしょうか。
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