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氷の伝説 竜のすむ家 2 : クリス・ダレーシー : 竹書房 : 2004年11月 : 406P 静岡市立図書館蔵書 -57-
一気に話は進み、謎も次々に明らかになっていく。
デービットはGOTHな女の子ザナと北極に行くことに・・。
展開が速く、ポッター少年の物語と違って、作者はシリーズの組み立てをきちんとしてから書いているのがよくわかります。
ぽっと出の新人と熟練者の違いなのでしょうね。
次回が楽しみ。
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神様のパズル : 機本伸司 : 角川春樹事務所 : 2002年11月 : 307P 北部図書館蔵書 -58-
これは驚くほどよい本でした。SFに限れば今年のベスト。
この本があまり評価されないのは、文系の私にはわからない難しい問題があるのでしょうか?
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だいこん : 山本一力 : 光文社 : 2005年01月 : 482P 静岡市立図書館蔵書 -59-
前回ちょっと悪く書いてしまいましたが、山本一力さんはその人気にふさわしく、面白い本を書いてくれます。
この本も得意の商売+食い物で勝負している上、主人公の「つばき」は素敵な女性でそこも楽しい。
しかし、回想形式でかかれているこの本は、「深川」へやってきた「つばき」の紹介みたいな感じで、長いプロローグってところでしょうか?
この本だけでは、儲かった、うまくいった、よかったよかったの薄っぺらい話になってしまいます。
大人になった「つばき」の心情をじっくり続きのの本で書いてくれるのでしょう。他の本も、これから始まりってところで終わるのが山本さんの作風のようにもおもえますが、これで終わりでは、ちょっと寂しすぎるような思います。
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: 機本伸司 : 角川春樹事務所 : 2004年01月 : 394P 静岡市立図書館蔵書 -60-
これは掛け値無しに良い本です。
生物倫理など諸々の問題を踏み倒しても、良い本と言いきれるようラストです。
正に僕好みの「希望」の書です。
前作、「神様のパズル」は「絶望」の書であったとも言えるでしょう。
宇宙生成の謎を解きながら、その答えは、「絶望」としか言えないようなもの。
穂瑞が追いつめられてしまったのも納得できる内容でした。
そして、この本。
機本伸司、すごい書き手です。
一応この本を今年の暫定ベストにしておきますが、
次の一冊を読んで、まとめてベストにしたいと思います。
6月刊行予定の「ぼくたちの終末」楽しみです。
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φは壊れたね 森ミステリィの新世界 講談社ノベルス : 森博嗣 : 講談社 : 2004年09月 : 287P : 861円(税込) -61-
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