2006/01読書日記

2006年01月04日
少女には向かない職業 
ミステリ・フロンティア 19
著者/訳者名 : 桜庭一樹/著 
出版社名 : 東京創元社 (ISBN:4-488-01719-3) 
発行年月 : 2005年09月 
サイズ : 231P 20cm 
価格 : 1,470円(税込) 
-1-

 これは面白いですね。
 楽に読めて、マンガみたい。
 こういう本がたくさんあると良いのですが、
 実際は面白く読める本って少ないですよね。

 休みに鳥羽に行ったのですが、帰りのフェリーと車の中で
 大体読めてしまいました。
 鳥羽の旅館「かめや」は、小さな海水浴場が目の前にあり
 4階の展望露天風呂では波音を聞きながら温泉を楽しめます。
 夕食のおつくりはヒラメで、すごくおいしかった。
 松坂牛のステーキはとてもやわらかくて、たっぷりありました。
 カキのフライやカキ鍋、アワビの焼き物、刺身など
 おいしいものばかり。堪能しました。
 やはり鳥羽は遠く、観光の時間が少なくなってしまったのが
 残念ですが、良い宿に泊まれて幸せでした。

2006年01月04日
ひょうたん
著者/訳者名 : 宇江佐真理/著 
出版社名 : 光文社 (ISBN:4-334-92477-8) 
発行年月 : 2005年11月 
サイズ : 274P 20cm 
価格 : 1,680円(税込) 
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 これは、市井の人情もの。
 宇江佐さんの良さが良く出ています。
 古道具屋の夫婦の人の良さがほのぼのさせられます。
 こういう本が宇江佐さんの本領だと思います。

2006年01月11日
ブレイディング・コレクション 
論創海外ミステリ 21
著者/訳者名 : パトリシア・ウェントワース/著 中島なすか/訳 
出版社名 : 論創社 (ISBN:4-8460-0636-0) 
発行年月 : 2005年06月 
サイズ : 393P 20cm 
価格 : 2,100円(税込) 
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 結構面白い本で、図書館で借りたのですが、読んでいる途中で期限が来てしまい
 再度借りようとしたら予約が入っていたため1月ほど間があいてしまいました。
 何がよいのかよくわかりませんが、読みやすく、良い本です。
 多分シリーズものの安定感がこの本の最大の魅力なのでしょうが、今のところ
 この1冊しか邦訳されていないようです。

2006年01月12日
逃亡くそたわけ
著者/訳者名 : 絲山秋子/著 
出版社名 : 中央公論新社 (ISBN:4-12-003614-6) 
発行年月 : 2005年02月 
サイズ : 168P 20cm 
価格 : 1,365円(税込) 
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 前回の直木賞候補作ですね。
 面白く読めましたが、何がよいか良くわからん。
 絲山さんは「海の仙人」から読み始めたので、
 そういう本を書く人という印象が強いせいか、
 僕のアンテナに入ってくるものが少ない感じ。
 もっと感度のいいアンテナを持っている人には
 きっと良い本なのだと思います。
 (もしかしたら、CSをVHFアンテナで
 見ようとしているのかもしれません)


2006年01月16日
ハルカ・エイティ So happy life in case of Haruka 
著者/訳者名 : 姫野カオルコ/著 
出版社名 : 文芸春秋 (ISBN:4-16-324340-2) 
発行年月 : 2005年10月 
サイズ : 468P 19cm 
価格 : 1,995円(税込) 
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 ワイドショーの直木賞受賞予想で、本命に挙げられていました。
 パネラー曰く、「直木賞は新人は取りにくく、逆に何度も候補に
 上がってしまっている人もとりにくい傾向がある」
 おいおい、本の内容はどうしたんだ。なにやってんだよお前。
 と、突っ込みを入れたくなるような内容でした。
 絶対1冊も読まんオバサンたちが訳知り顔で噂話するんだろうな。

 明るく、時代感が良く出ていて良い本だと思います。
 男女の分析など、そっちのほうがからっきしだめな自分にはとってもためになりました。
 といっても、女房以外の女と星を見ることは一生無いでしょうが・・。
 ただ、浮気を容認するような夫婦間はうちでは築けそうもありません。
 絶対女房を許さないだろうな。

 ps)この本が文春だから、受賞するよと何故言えない!
   (井坂、東野も文春だから、今回は間違いなく文春が獲得)



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