2006/01読書日記

2006年01月23日
どんがらがん 
奇想コレクション
著者/訳者名 : アヴラム・デイヴィッドスン/著 殊能将之/編 浅倉久志/〔ほか〕訳 
出版社名 : 河出書房新社 (ISBN:4-309-62187-2) 
発行年月 : 2005年10月 
サイズ : 428P 20cm 
価格 : 1,995円(税込) 
-6-

 奇想コレクションにふさわしい1冊なのでしょう。
 よくわからん。
 ジャガノートみたいなかっこいい呼び方をせず、
 「どんがらがん(Bumberboom)」と呼ぶあたりが
 著者(訳者?)のセンスなのか?
 (っていうか・・、コメディなのでこれがふさわしい)

 「ふたりジャネット」の方が好き。(比べるのはなんだが・・。)


2006年01月25日
凸凹デイズ 
著者/訳者名 : 山本幸久/著 
出版社名 : 文芸春秋 (ISBN:4-16-324430-1) 
発行年月 : 2005年10月 
サイズ : 277P 20cm 
価格 : 1,680円(税込) 
-7-

 これっ!良いです。
 素晴らしい。
 ちょっとベタながら、
 凹組の3人と醐宮4人がとてもいい感じ。
 なんたって良いのが磐井田さん。
 お勧めです。

2006年01月25日
紅無威(くれない)おとめ組 かるわざ小蝶 
著者/訳者名 : 米村圭伍/著 
出版社名 : 幻冬舎 (ISBN:4-344-01057-4) 
発行年月 : 2005年10月 
サイズ : 236P 19cm 
価格 : 1,575円(税込) 
-8-

 いつもながら軽い本だが、軽いというより薄い内容。
 ちょっと薄すぎて寒いですね。

2006年01月27日
 絲山さんが芥川賞を受賞された。

 芥川賞受賞おめでとうございます。
 芥川賞作家なのか・・。読んでいてピンとこないのも道理。

 実は、この読書日記を作成するときに、書名・著者名・出版社などのデータは
 セ○ン&ワイの情報をパクっている(どうもすいません)。
 ついでに、ホームページの画像の多くもそうです(衝撃の告白!!)。
 それで、女性作家が男性作家にされていたり、その逆があったりするとちょろっと
 ネタにしたりしていたのだが、絲山さんの「糸山」表記については、そんなものだろう
 と指摘もしなかった。確かに1月12日時点では「糸山」表記だったのだが、今時点
 では全て「絲山」に修正されていた。

 流石、芥川賞である。

 しかし、芥川賞・直木賞の常連候補だった絲山さんだが、受賞しなくては
 そういう扱いをされてしまうのですね。
 僕は、セブ○&ワイが何かポリシーがあって略表記をしているのだと思いこんで
 いました。

 このブログでも「糸山」表記がありますが、変換が大変だったからにすぎません。
 ホームページに移すときに直すことにします。(まだ直していません。すいません)


 3月12日、今日の毎日新聞の書評欄で、大岡玲さんが「沖で待つ」の書評中に
 絲山秋子さんの本について「・・いつもほの明るい。」と評していました。
 ああ、文学者はすごい。正直僕は3冊しか読んでいませんが、絲山さんの
 作品全体にある雰囲気をこれぐらい端的に表している言葉は無いと思いました。
2006年01月31日
愚か者死すべし
著者/訳者名 : 原ォ/著 
出版社名 : 早川書房 (ISBN:4-15-208606-8) 
発行年月 : 2004年11月 
サイズ : 355P 20cm 
価格 : 1,680円(税込) 
-9-

 静岡市立図書館のデータでも、セブン&○イの表示でも、ォの字はちゃんと出ていませんね。
 uniコードで表示できる漢字の数はすごく増えているはずなのに、JISコードに縛られたシステム
 がいまだに活躍しているということなのでしょうか?

 ホントに久しぶりの沢崎さんですが、思ったより違和感無く読むことが出来ました。
 正直言って、今でも伝言サービス(電話秘書?)を使っているのかしら?と思って
 読みましたが、ちゃんと使い続けていて安心(?)しました。
 ブルも超絶中古車になってしまっているのでしょうが、今回も大活躍。
 ハードボイルドに探偵に徹しようとしながら、実際は逆の方にばかりいってしまう
 沢崎さんが帰ってきて嬉しがっているのは私だけではないでしょう。

 原さんは、小説を書くこつをつかんだと豪語しているようですから、次が早く出ればいいと思います。



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