今年も恒例のGWの釣行の時期となった。今回はまだ入渓した事がない小渋川の支流の青木川の源流へ入って見る事とした。地図で見ると源流が二又に分かれており地獄谷と言う恐ろしい名前が付いた谷があり、行く前から厳しい谷のイメ−ジが沸いてきて期待持てそうであった。3日の午後に食料と酒を買い込み現地へと向かう。遠山の谷に沿って和田の村を過ぎ、しらびそ高原への道から分かれ、地蔵峠へ向かい現地へ4時に着く。林道のゲ−ト前の広場に駐車、下見のため林道を歩いて上流へ、川を見てがっくり水量は多めであるが、川の規模が小さい。予想を覆すレベル、地獄谷が笑ってしまう。見掛け倒しで機先をそがれてしまった。なにはともあれ宴会の準備、雨が心配であるが七輪に火を入れ、例の如く焼肉andキムチ、酒は最初はビ−ル、次にワイン、締めに焼酎のお湯割で出来上がり。気分も上々となった頃ポツリポツリと雨が来たのでお開きとして車中泊まりとする。車が普通車なのでシ−トを倒して寝るが何度も目が覚める。連れの車とは言え釣りにはワゴン車が最適、車中で宴会も出来るし寝るのにも便利である。わしは横に乗せて貰っている身だから文句は言えないけど。
翌朝明るくなってから用意し林道を5分程歩いて堰堤上部から入る。川虫は十分取れるので餌で釣る。川はどちらかと言えば沢のレベルである。上部を木が被い釣り辛い。お連れが一投目でいきなりゲット、24cmのイワナであった。わしにも同型がヒット、上流へと釣り上がる。小さなポイントから退屈しない程度に当たりがあり、底々の型が釣れる。イワナばかりであるが今日のディナ−の食材には困らない。上流の怖い名前の地獄谷へ少し入った所で終了とした。地獄谷なんてとんでもない、チョンチョロの沢と化した代物であった。これでは魚は住めないし大物も期待薄である。
:渓を下って来る頃には雨がポツリポツリ降り出し、車で着替える頃には本降りとなった来た。急いで着替えを済まして、しらびそのロッジの温泉へ入るべく直行する。温泉で少しのんびりした後、明日の転戦先の遠山支流の北俣沢を目指す。本谷と北俣の出合いは多くの釣り師がキャンプをしていて銀座状態である。我々も河原の平らな所へ車を止め早速宴会の準備、魚を捌き刺身、なめろう、天ぷら、イワナ料理の揃い踏み、運良く雨もあがり宴会中は濡れずに済んだ。結局また寝苦しい車の中で男二人のむさ苦しい一夜を過ごすのであった。翌日朝からジトジト雨が降っていた。一度釣りに行くべく起きるが、何か気がめげてしまい二度寝に突入、結局この日は釣りキャンセル、早くも和田のマ−ケットに直行、ジンギス肉や鶏ジンを買い込み梶谷の橋の下で、今釣行の締めとしての最終宴会にとなだれ込んで行くのであった。しこたま飲んで食って、酔いしれてお昼寝タイムをしっかり取り、その後清々しい気分で帰宅の途へと着いた。今年も魚の顔を見て、おいしい料理と沢山のお神酒を頂き温泉にも浸かり、楽しい黄金週間でありました。
04、5月小渋支流青木川で