99世帯
302人
  旧名は神戸原(かんどのはら)でしたが、文禄4(1595)年の荒間帳、延宝5(1677)年の伊豆順行記その他は皆、「豆州狩野内門野原(かどのはら)村」と現地名が使われています。
 群馬県にあった平井城が北条氏に攻められて落城し、その若君だった上杉龍若丸が湯ケ島まで逃れましたが、ついに自刃しました。その臣であった神戸次郎右衛門が、後を慕って来ましたが、門野原で、主君の死んだのを聞き、悲しみのあまり自らも自刃したという説もあります。
 一説には、どこかの神社の領地で「神土の原」といったともいう、との言い伝えもあります。属里(ぞくり)として持越があり、明治37年に分区しています。
@石渡 11 A小森 9 B竹内 6 C大川 3 C竹村 3 C堀井 3

相原 荒木 安藤 飯泉 池永 植田 内海 尾崎 落合2 小野寺 片山 川崎 川副 川瀬 久保 久保田 小池 小早川 佐久間 佐々木 佐野2 清水 宿崎2 庄司 鈴木2 須山 高野 高橋2 土屋2 津府子 坪井2 中井 中村 永山 西崎 長谷川 林 平岡 深澤 福井 正木 松尾 三崎 三田 目崎 山口 山田 渡辺



78世帯
 222人
  吉奈(よしな)の地名は、善名寺の寺号をとったものと伝えられ、元亀3(1572)年の善名寺由来記に「善名(よしな)村」、文禄4(1595)年の荒間帳に、「豆州狩野内吉奈村」となっています。
 吉奈温泉の発見は伊豆の温泉の中で最もはやく、遠く奈良時代にさかのぼります。伝説によれば今からおよそ1280年前、行基菩薩の開発と伝えられています。おそらくそれ以前にも、岩の間や谷の窪みから自然に湧いていた温泉を、土を掘り石を並べて簡単な浴槽を作って、里人が入浴していたものと思われます。
@城所 18 A渡辺 8 B原田 7 C内田 4 C大川 4

相田 青島 足立 五十嵐 池之上 石渡 浦山 江崎2 大江 大木 小河原 長田 金子 川本 北川 栗田 後藤 小西 斎藤 櫻田 菅原 高木 高野 高山 田中 野田 長谷川 広瀬 船川 堀江 増田 宮本 八木 山崎 吉川 吉村



208世帯
617人
  聖神社の永正9(1512)年、享禄5(1532)年の上梁(じょうりょう)文に「槻ケ瀬村」、天文24(1555)年の上梁文、北条役高帳、文禄3(1594)年の荒間帳に「月ケ瀬(つきがせ)村」とあります。
 槻(つき)は欅(けやき)とほぼおなじで、昔はこのあたりの川岸には槻の木が多かったそうですし、本郷というところには、槻の巨木があったことにより、槻の字が村名に使われました。後に字画が多いため月の字に改められたと言います。また、ここの高根神社の御神体は槻の化石であるといいます。
@内田 23 A梅原 12 B大川 11 C鈴木 7 D堀江 6 

相原 青木 赤岩 赤塚 浅田 麻野 浅比 安部 足立 綾部 安藤2 飯田 萱岐 池谷 井澤  石井 石倉 石原 石丸 伊藤 稲垣 井原 今井 今野 今堀 岩田2 植田 上田4 植松 宇田 遠藤 大石 大木 大嶋 荻島2 落合 小原 勝又 金澤 神谷 川田 城所2 工藤 久保 久保田2 桑木 小島 小寺 小森2 近藤 櫻田 佐沢 佐藤2 澤田  推名 塩野 重倉 柴田 島岡 嶋村 白井 杉野 須藤 関口 高草木2 高杉 高田 高橋 滝川 田中 田沼 塚田 土屋2 出口 長尾 中川 中澤 中島 長瀬 永田 永峰 南雲 西田 野平 萩原 橋本 原田2 月出3 日吉 平原 平山 福田 伏見 堀井 堀内5 堀之内3 増子 間宮 三浦 三須 宮崎 村岡 村木 村田2 村山 茂木 望月 森 森崎 森田 森島 山口 山田3 山本3 横川 横内 吉田 吉野 和田 渡辺3 渡



91世帯
316人
 北野川、または狩野川の支流を昔から田沢川と呼んでいて、地区の名前も川の名前が基で「田沢」となったと言われています。
 地区内には「北野原」というところがありますが、昔京都の公家が伊豆に流れてこの地に住み着いたものとも言われています。
 田沢地区では氏神主神に竹を奉る習慣があり、このため昔は筍を食べたり、竹細工などはしなかったそうです。
@大川 26 A鈴木 23 B大地 4 B北野 4 C土屋 3

井草 池本 石田 石丸 一見 岩松 内田 遠藤 大西 加賀 笠井 久保田2 後藤 斎藤 高橋 竹口 辻 鶴田 寺本 中田 長各川 日吉2 藤原 船山 堀江 増田 松野 諸伏 山崎



44世帯
169人
 「文禄四年(一五九五)『荒間帳』に豆州狩野之内矢熊村、その他の記載も皆同じ」とあり、はやくから現字名が使われていました。
 矢熊とは『豆州志稿』に、「山隈」、『増訂豆州志稿』に「地形により、谷隈であろう」としるしています。隈は「ものかげ」や「すみ」の意味であるから、山隈は山裾、谷隈は谷裾で、「やぐま」は山や谷の裾の地と考えられます。
@堀江 19 A鈴木 12 B内田 2 B勝又 2
浅田 飯塚 井村 岡部 落合 澤木 春田 細谷 渡辺