環境変化におけるセミの数の変化について


 夏休みになり、朝もセミの鳴き声がうるさいなぁと思っていたら、久しぶりの休みでゆっくり新聞を読んでいたお父さんが「オレが小学生の頃は、夏休みになると毎日、大窪神社にセミ採りに行っていたぞー。」と話し始めた。私も小さな頃、弟とよくセミ採りに行ったな〜と思いながらお父さんの話を聞いていた。「昔は、ニイニイゼミが木にたくさんとまっていて素手でも採ることができた。クマゼミは珍しく、1日1匹くらい、アブラゼミもあまり多くいなくて、1日3匹ぐらいしか見ることはできなかった。しかし、今は昔と違ってニイニイゼミの姿を見ることができなくなった。昔、珍しかったクマゼミがたくさん木にとまっている。この辺にはクマゼミしかいないみたいだ。」という話になった。昔は、ニイニイゼミやアブラゼミが多く、羽の透明なクマゼミは珍しい種類であったらしい。最近、セミの種類や数が変わってきているのではないだろうか。
 そこで、現在のセミの数を明らかにするため、セミの種類別の数を調べることにした。木に泊まっているセミの種類と数を数えたのでは、見のがしや重複があると思うので、セミの抜け殻調査を行うことにした。



1.調査方法

2.結果と考察