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もちろん専用に設計された車もあるのですが、セダンやクーペといった「普通のクルマ」の屋根をとっぱらってしまってもオープンカーになります・・・って乱暴なぁ・・・(笑)。屋根がないだけ、とも言えるし、なんと屋根がないのだ!、とも思えます。
先日、ワシントンDCから日本に帰られたこたつねこさんに、この車を譲って頂きました。実はねこさんがこの車を持っているのは知っていたのですが、まさかそれが自分の手元に来る事になるとは思ってなかった(^^;。ねこさんから、「順ちゃん、Fiat、乗るのならあげるよっ!」と言われた時、何の気なしに「え、ほんと?ラッキー♪のるのるのる〜。」と、引き受ける事にしたのですが、この車が自分の所に持ち込んできたのはその車体だけではなかったのです。
こたつねこさんのHPにありますが、「世界一幸せになれる車」、です。当年とって16歳のこの小さな車体には、昨今はほとんど標準装備状態のエアバッグやABSなんてありません。ステアリングだろうがウィンドウだろうがドアロックだろうが、「パワーなんとか」も一切ありません。かなり頑張って補強してある様ですが、段差を乗り越える時にはボディがたわんで、見てわかるくらいによじれます。
だけれど、床ぎりぎりにヒップポイントを落とされた小さなシートに座り込み、それだけにしか使えない「イグニッション・キー」を差し込んでDOHC4気筒2リッターを覚醒させ、人によってはその名にきっと「をを!」と思うVegliaのメーターセットを確認して走り出すと、車の魅力というのはほんとに様々なんだなぁ、と改めて思います。理屈じゃないんですよね。確かに一つ一つ何が良いのかを挙げていく事はできます。実用域でレスポンスの良いエンジン、ステアリング真横のシフトノブ、狭めに配置された小さな3つのペダル、後輪を駆動する構造、ワンタッチで車内から、走りながらでもフルオープンにできる幌、などなど・・・・が、それらをその都度意識はしてないんじゃないかと思います。それらが纏め上げられてこの車になっている状態がいいんじゃないかなぁ、って思います。
ちょっと至らない所を、少し困った様な笑顔で「ごめんねぇ♪」って言ってくる様な、そしてそれを「ん〜、まぁ、いいかぁ。」と思えてしまう、そんなFiatとの付き合いの日々を、随時記していきたいと思います。
お手入れしてみた-日々の整備の記録など