Hello,Linux!

1999年8月28日-Debian GNU/Linux( :「Debian」)をインストールする

1.置き場を作る

本を買ってから約1ヵ月後、突然「せっかく買ったのだ、このままではいかん。」、と思い立ってインストールを始めました。LinuxはWindowsなど、ほかのオペレーティング・システムとの共存や、選択しての起動が可能ですが、インストールの為には専用の区画(パーティション)をハードディスクドライブ(HDD)に設けなければならない、とあります。店主の場合は、幸い起動HDD(8.4GB)を既に幾つかのパーティションに分けてあったので、データの移動と「FDISK」を使った切り直しで空けた2GBをLinuxに当てる事にします。あるいは、Partition Magicや、付属のCDに入っていたFIPS(英語版)といったソフトウェアを使って、既存のデータを失う事無く新たなパーティションが設けられます。

失敗するとヤバそうなので(笑)、本のインストール手順を最初から最後まで一通り読んでみます。かなり自動化されている、との事ですが、Windowsな店主には充分難解に見えます(^^;。各場面について解説がされていますが、本なしでは店主には絶対に達成できない、と思えてきます。

で、とりあえず・・・と始めてみてしまいました(いい加減(笑))。インストールの方法にはいろいろ(HDDにデータをコピーしたり、FDDから立ち上げたり、CD-ROMドライブから起動したり、など)ありますが、店主のマシンの場合は、DebianのインストールCD-ROMをCD-ROMドライブに入れたままマシンを起動すると自動的にインストーラが立ち上がり、始まりです。

「この場面ではどんな設定/インストールを行うのか」がオンスクリーンで解説されるのですが、何が書いてあるのかよくわからない場合がある(^^;・・・「日本語」です、インストーラは(笑)。で、本に「こうである」と書かれている通りに進めて行きます。

2.なんでなんでー?

ディスプレイのタイプの選択(カラー/モノクロ)、キーボードのタイプの選択、と進んで、今度は先ほど空けたHDDのスペースにLinux用の各種パーティションを作成する段階にきました。ここでは「cfdisk」、というソフトウェアを使って計4つ(ブート、データ、ユーザ、スワップ)のパーティションをHDDの空きスペースに作るのですが、本の手順通りに最初にブート用のPrimaryドライブを作ると自動的に(?)残りのスペースが単一の、同じくPrimaryドライブになってしまい、ほかの3つのパーティションが作れなくなってしまいます。何回やり直しても同じ・・・困った(^^;・・・で、ふと思って、Logicalドライブにしても良い、とされている他の3つ用のLogicalドライブを作ってみると、残りはちゃんと「フリースペース」となって引き続きパーティションの作成が可能、となります。なんとなく一番最初にあって欲しいPrimaryドライブが一番最後に来ちゃいますけど、まぁ、いいか(・・・いいのかな)。

3.Linux起動

以降の各ステップは、本の助けもあって、確かめの為に幾度も止まりながらなんとか終了しました(^^;。マシンを再起動し、解説されている通りにブートセレクタで起動するOS(実際にはドライブ)を選択すると、ををー、画面にテキストが流れまくってLinuxが立ち上がります。root(管理者?)のパスワードと一般ユーザの名前やパスワードの設定をして、この本の付録CD-ROMを使う為の設定をすると、ログイン・プロンプトが現れ、ユーザ名とパスワードを入力すると、Debianにログインです。ひとまず、インストールは終った様です(^^)。

4.「dselect」

Debianでは「dselect」というソフトウェアを使って「パッケージ」(各種ソフトウェア)をインストールしたりアンインストールするのが一般的な様です。で、これは英語版で、初めて見るとまるで暗号です(^^;・・・Windows95/98/NT4.0の「マイコンピュータ」>>「コントロールパネル」>>「アプリケーションの追加と削除」とは、その複雑さがかなり違います。なんせ、ちょびっと色分けはあるものの、全部テキストでできてるし(^^;・・・。

本にあった「インストール練習」で指定されたパッケージを選んで「インストールします」の印を付けて、「こんなもんだろ」、で操作し、「Install」を選択し、Enter・・・したら、なにやら延々と、何百何千というパッケージをインストールしているみたい・・・なんだけど、なんせ初めてなんで「こういう物なんだろうか?」と、とりあえず画面を眺めてみます。が、どうもおかしい。「gameナントカ」なんてやつがやたらと出てくる。インストールする様に選んでないつもりだったんだけどなー・・・ほんとは欲しくない、取り付けたくないのに・・・。

数十分かかって終り、その後何やら訳のわかんない設定(ネットワーク/PPP接続関連っぽい)がたくさん出て来て、どうもこれは何かを失敗したみたいだ、という事で、アンインストールをどうしようかな、と考えます。結局一番早いと思われるDebianを丸ごとアンインストール>>再インストールするという大技を採用し、これを実行したところで力尽き、本日は終了しました。


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