LED化に伴うテール薄点灯対策
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ハッチカバーの取り外し


ハイマウント・ストップライトがエンジンキーを
入れた瞬間から、うっすら点灯してしまうので、
この対策を考えます。

イグニッションスイッチがONの時、ストップラ
ンプに微少な電流が流れるためにLEDがうっすら
点灯してしまう。これを防止するには、この微少
な電流をカットし、かつ、ブレーキを踏んだ(ス
トップスイッチがON)時だけちゃんと点灯する
ようにすればよい。

そこでリレーを使うことにします。

ハッチカバーを外して内部の状態をチェックして
みます。ハッチカバーは2本のプラスネジを外し
てから、はめ込み式になっている部分を内張りは
がしで外します。





ハッチ内部を点検します。リレーの設置場所には
困らないほどの隙間がたくさんあります。

問題は、常時プラスが来ている電源コードの取り
回しです。電源はトランクルーム内のソケット裏
から取るにしても、リレーのところまでの配線が
簡単にはいきそうもありません。 試しに天井の
カバーなどを剥がそうとしてみましたが、面倒な
ことになりそうなので断念します。その後も、あ
れやこれや試して見るも、上手い具合に行きそう
もありません。仕方ないので、別の方法を考える
ことにします。

2〜3日そのままにしておきます。

そして、出した結論が、リレーを動作させる電源
とハイマウント・ストップランプを点灯させる電
源の両方を純正のハイマウント・ストップランプ
のプラス電源から取ったら上手くいくのではない
かというものです。

いきなり、作業よりもテストしてからの方が良い
と思い、12V乾電池とリレー、LED球を使って実
験してみます。結果、問題なさそうです。

 


ようやく実際の作業にはいります。

まず、リレーの設置位置を決めます。

トランクオープナーの固定用ネジを使って固定で
きそうで、ここに決めます。 そこで、ホームセ
ンターに行って固定用金具と、リレーを留めるネ
ジを購入してきます。

リレーの配線を大筋で決め、コードの長さを丁度
良いくらいに切ります。ギボシ端子、アース用の
丸形端子を付けます。

純正のプラス側コードをカットして、それぞれの
端にギボシ端子を取付ます。しかし、長さに全く
余裕がないので作業できません。プラス側はハン
ダ付でコードを延長してからメスのWギボシ端子
を付けます。





これで結線できる状態となったので、配線作業に
移ります。ここまでくればもう終わったも同じ。

コルゲートチューブで配線コードを保護します。
アースをハイマウント・ストップランプの留めネ
ジにします。トランクオープナーの固定用ネジは
固定部がプラスチックのためアースが取れません。

純正のプラス側配線に、リレーの作動用電源とハ
イマウント・ストップランプ用の電源を結線しま
す。

次に、ハイマウント・ストップランプへの配線を
して完了。




 

後処理として、タイバンドで要所要所を留めます。
完成したので、点灯チェックをします。イグニッ
ションキーをONにしてエンジンをかけます。
おー!ハイマウント・ストップランプは、全く点
灯していません。ストップはどうかな?とブレー
キを踏んでみます。赤々と点灯します。

どうやら上手くいったようです。



元通り、ハッチカバーを取り付けて作業終了。
ハッチカバーを取り付けるときは、ウインドー
側を先にはめ込みます。




動作は予定通りですが、静かな時はリレーの作動
音が少し気になります。CDなどを聴いている時
は、作動音がわかりません。正常に動いていると
いう証ということでこれはそのままにします。走
行中はリレーの作動回数が相当多くなりますから、
リレーがどれくらいの期間持つかなと思います。
まあ、ダメになればリレーだけ交換すればいいこ
とだからあまり心配することはないと考えていま
す。

 


 

リレーを小型化&消音化



最初に作成したプリント基板


 


やはり作動音が気になるので、オムロン製の小型
リレーに交換することにします。



今回はプリント基板を作製してみようと思います。
左図の上側がオムロン製リレーの回路図です。下
側が作製したパターン図です。

G:アース、B:純正ブレーキスイッチ、L:ハイ
マウント・ストップランプ


OMRON G6B1114P DC12V



     

プリント基板パターンは改良型。初期のものはリード線のスルーホールの
位置が悪く、リレーの外側に来るようにしました。


 



リレーを基板に付け、配線完了

 

コードの色分けは、黒:アース、赤:スイッチ、
黄色:ハイマウントへ接続となります。大きさは
左の写真でもわかるようにかなり小さいです。

  
  

 

 




基板の酸化防止にグリーンレジストを塗布


これを、100円ショップで購入した歯ブラシカ
バーに入れ隙間をシリコンで固め防水処理をしま
す。




100円ショップで購入の歯ブラシカバーに入れます。

車体へ取り付ける際には、取付金具と底面にスポ
ンジを貼って 防音対策を施してからタイラップ
で留めます。



リレーを固定

 




配線の固定


仕上げはタイラップで適所を固定します。

ブラブラは余分な音が出やすいし、危険です。



全体図

 

試運転してみます。全くと言っていいほど作動音
が聞こえません。リレーが付いていることは分か
らなくなりました。

このリレーは10万回という耐久性もあり一安心
です。
 
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