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Poem 3

あるがまま

あるべくして、今のあなたがここにいる
不要なものなど何もない、世界があって自分がいる
昨日があって今日が、今日の先に明日がある
今の自分を受け入れて、より良い未来に向かって歩いて行こう
いつか振り返るその時に
透明な景色に、まっすぐな道、注ぐ光があったらいい

そんな声が聞こえる

(2004/12)

鏡に映るあなたは誰?
鏡の向こうから私を見つめるあなたは誰?

手を伸ばしても決して触れることはできない
でも、いつも私のことを見ている

私は私、ほかの誰でもないことを教えてくれるもう一人の私
鏡の中に幸せそうなあなたを見つけられたら私も嬉しい

あなたが見ている鏡は曇っていませんか?笑顔ですか?

(2003/11/8)

砂の城
あなたに会えない時間(とき)わたしのこころは
波の音が繰返し繰り返す、誰もいない砂浜を歩いている

そっと開いた手のひらから
あなたを想う気持ちが溢れている

いつまでもいつまでも尽きることないこの想い
そのひとつぶ一粒を積み上げて

ひろい広い砂浜に、たかく高く青空の雲のように
おおきな大きな砂のお城になる

もし、そこにあなたが居てくれたなら
静かに優しい大きな波が、そのすべてをつつみこみ

砂浜も空も私もひとつになって波にとけてゆくのだろう

(2003/8/10)

夢なんだね
あなたが手を振り駆け寄ってくる ☆ 夢のようさ

笑顔を輝かせて話しかける    ☆ 夢見る笑顔で

景色は虹色に溶けて二人だけ   ☆ 夢の世界

いつまでもいつまでも終らない  ☆ 今はまだ夢なんだね

(2003/5/16)

白い月
白い月、空にとけてしまいそう
あなたの気持ちが見えなくなるように

白い月、雲にかくれてしまいそう
あなたの姿が分からなくなるように

まぶしい青空の下では見えないもの
暖かい日差しの中では分からないもの

闇につつまれて心迷うとき
ただあなたがいるだけでいい

私を導くあなたが道しるべ

(2002/10/30)

Scene〜
あなたのいる景色ひとつひとつ、僕の宝物、大切にしたい
止まることのない時間(とき)のひとつひとつ、そのすべてにあなたにいて欲しい

透き通るような緑の輝きの中を
汗を弾きながら真直ぐに駆け抜けてゆく

今、この瞬間がすべてなの、と言うかのように
姿を追う僕に気付きもせず

あなたの為に何もできない僕だけど
ずっとずっと信じていた、いつもかならず笑顔で戻ってくる事を

あなたのいる景色ひとつひとつ、僕の宝物、大切にしたい
止まることのない時間(とき)のひとつひとつ、そのすべてにあなたがいて欲しい

(2002/10/18)

貝殻
とても大切な物、私にとって
でも今日は懐かしい音が聞こえない

小さな貝殻を優しく握り耳にあて
あなたの瞳はなにかを探すよう

あなたに何が見えているか
私には分からないけれど

遠い夏の影が今も揺れているのなら
今日の風が心呼び戻してくれるはず

夢から醒めて
透んだ瞳を私に見せて

今、あなたの隣にいる私の声が聞こえたら...

(2002/8/30)

弾けて消えた
夏を待つ静かな夜に
突然、目の前で弾けて消えた、忘れていた遠い日の思い出

「これが最後ね」と
小さな、でも美しい光を放ち、そして消えてゆく

あなたの姿、あなたの言葉、あなたとの時間
ひとつひとつが果てしない宇宙(そら)に散ってゆく

また新しい思い出を飾るために

(2002/7/12)

影絵
思い出の中は、影絵のお芝居
灯りも色もない、あなたと私
語る話は夢の創り事
永久にかなわぬ物語

(2001/8/14)

青い箱
青い箱、遠い遠いどこか遠いところへ飛んでいく
青い箱、誰の手にも届かない、きつくきつく閉ざされている
青い箱、遠い遠いどこか遠く、いつかあなたに届くまで
青い箱、詰込まれた想いを解き放つあなたに出会うまで
(2001/6/25)

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