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礼拝説教(12月 20日)


           マタイ福音書1:18〜25   イザヤ書9:5
                 
 「クリスマスの喜び」
 2009年クリスマスおめでとうございます。この地に神の御子が降誕されました。人類の歴史のなかで、クリスマスを2009回祝っているのです。すばらしいことではありませんか。
神の御子がおいでになった、何のために?@人々を罪から救うために、A永遠の命に預からせるために。この2つが来臨の大きな目的と思います。
イエス様の降誕物語はマタイとルカにありますが、本日はマタイから「クリスマスの喜び」をいただきましょう。
神の御子の誕生、それは人類の待ちに待った一大事でした。聖なるお方がこの地に人々を救うためにおいでくださったのです。
このお方の誕生がまた、普通の誕生ではありません。マリアは、「受胎」を婚約者のヨセフといっしょに生活していないのに知らされます。びっくりしたのは婚約者のヨセフであったのではないでしょうか。ヨセフの身に覚えのない子どもをマリアが宿している、という疑いたくなる事実があるからです。厳格な人であればゆるせないことです。曲がったことの嫌いな性格のヨセフも「ひそかに縁を切ろうと決心し」ました。
そこに天使が夢であらわれて、「ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである」と告げます。
さらに天使は、生まれてくる子に「イエス」と名づけなさい。この子は自分の民を「罪から救う」からである、と。このように天使は、
@聖霊による懐妊であること。
A生まれて来る子の名はイエスと名づけること。
Bこの子は民を罪から救う。と3つのことをヨセフに告げます。
 天使の告げた幻を信じたヨセフは今までの暗い絶望の世界から、光り・希望の世界に移された思いをもったのではないでしょうか。
さらに御ことばを読み進みますと、
1:22 このすべてのことが起こったのは、
主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
1:23 「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。
この「イエスの誕生」はイザヤ預言の成就です。
イザヤ書
9:5 ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。
ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
権威が彼の肩にある。
その名は、「驚くべき指導者、力ある神/永遠の父、平和の君」と唱えられる。
しかも、その名はインマヌエルと呼ばれる、ということですから、罪のゆるしとともに、神がわたしたちと共にいてくださる、という画期的なことが起こったのです。
クリスマスを感謝しましょう。
お祈りします。