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礼拝説教(5月31日) |
使徒言行録2:1〜4、詩編51編12〜15節
「約束の聖霊を受けて」
本日はペンテコステ、約束の聖霊が祈っている人々の上に圧倒的厚みをもって臨れ
ました。それを祝う日です。キリスト教三大祭りのひとつ、またキリスト教会誕生の
日でもあります。
1.イエス様は「あなたがたの上に聖霊が降ると・・・」とおっしゃいましたが、キリスト
者になぜ聖霊が必要なのでしょうか?
神の子にしていただいたわたしたちは、理性も霊性も神様の愛(聖霊)で満たさ
れてないと、あいさつされても快いあいさつを返すことができません。聖霊が充満
すると、その人に備えられた賜物が十全に開き、神と人とに実に快い奉仕ができ
て行きます。
2.聖霊とは?
神様の霊です。目には見えませんが、実際に御業を起こされます。ご人格をもっ
ておられますから喜びも悲しみもわかり、ご自身もなさいます。聖霊さまをバカに
しないでくださいね。イエス様は言われました。「人の子に言い逆らう者は赦され
る。しかし、聖霊に言い逆らう者は、この世でも後の世でも赦されることがない」
と(マタイ12:32)。
3.聖霊をいただくには、どのようにすればよいのでしょうか?
聖霊様の居ごこちのよい環境をつくることです。外的な環境よりも、あなた自身
が 「聖霊の宮」(Tコリント3:16、同6:19)ですから、自分を聖霊様が住まわれる宮と
して整えましょう。
そのためには、次のことを心にとめ、実践しましょう。
@へりくだること
あなたは右のほほを打たれたら、自分の無力さ、自己中心を正直に認め、神様
の前に左のほほも出しましょう。そうすれば聖霊が臨まれます。
Aみことばを食べましょう。
毎日、御言葉を食べる(週報の聖書日課)と、あなたの知性は養われ、霊魂は解
放されて行きます。預言者エレミヤは苦しみの後に主の御言葉が見い出されまし
た。彼はそれをむさぼり食べました、と言っています。(エレミヤ15:16)
B祈りをささげること
弟子たちは、イエス様の約束を信じて、ひたすら祈りをささげました。120人ほど
が心をひとつにして熱心に祈っていると、神様の愛の手が動き、聖霊が降った
のでした(使徒1:14,15,同2:1〜)。
イエス様もひまを見つけてはひとりになり、徹夜の祈りもなさいました(ルカ6:12)。
神様はあなたの真実な祈りを聞いておられます。
祈りが充分に積まれると御業が現れることを信じましょう。
C物質的なことに淡白になること
神の子とされた者が物質的なことに目が向きだすと、あれも欲しい、これも欲しい
、そして人のものがよく見えます。すると心が騒ぎます。あなたの心がおだやか
でなくなるとふさわしい環境ではなくなりますから、聖霊様は小さくなって時を待た
れます。神様はあなたに必要なものはご存知です。必要なものは与えてくださる
信仰を養いましょう。
4.神様がわたしたちに聖霊を与えるのは、何のためでしょうか?
この「目的」が明確でないと大胆に聖霊を求めることはできません。
神様は十字架のことば、イエス様の十字架と復活を世の人々にお伝えするため
に聖霊を与えてくださるのです。 使徒の1:8,前段は、「力を受けます」です。この
力を受けた人々が後段になると「キリストの証人」となって福音を伝える、その使
命に生きて行動することがわかります。
イエス・キリスト様の十字架と復活を世に語るあなたの後姿を次の世代の子ども
たちは見ているのです。
感謝して聖霊の満たしを受けましょう。
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