メイアクト

禁忌:本剤の成分によるショックの既往のある人
原則禁忌:本剤の成分またはセフェム系抗生物質(トミロン、セトラートなど)に
       対して過敏症の既往のある人


A:用法、用量

 大人一日3回一回1錠か2錠、食後に錠剤のみ飲む

B:慎重投与
 1:ペニシリン系抗生物質に対して過敏症の既往のある人
 2:本人または両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する人
 3:高度の腎障害のある人
 4:高齢者
 5:経口摂取の不良な患者さんまたは非経口栄養の患者さん、全身状態の悪い患者さん
 6:妊娠中の安全は確立していないので、妊婦さんまたは妊娠している可能性のある御婦人
 7:低出生体重児、新生児、乳児、幼児または小児に対する安全は確立していない(使用経験が少ないため)
 8:幼児においてピボキシル基を有する抗生物質の長期投与により、低カルチニン血症に伴う低血糖

C:副作用

 1:ショック、アナフィラキシー様症状(0.1%未満きわめてまれ)
   発汗、喘鳴、めまい、不快感、口内異常感、便意、耳鳴り
   血圧が下がって気持ち悪くなります。
   当院で13年間に同じような薬で一人ありました。
 2:偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(きわめてまれ)
   頻回の下痢、腹痛
 3:皮膚粘膜眼症候群中毒性表皮壊死症(きわめてまれ)
 4:間質性肺炎(きわめてまれ)
   発熱、咳、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多
 5:肝機能障害(重篤は極めてまれ)
   黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)、AL-Pの上昇
 6:急性腎不全等の重篤な腎障害(きわめてまれ)
 7:無顆粒球症、溶血性貧血(きわめてまれ)
 8:下痢、はきけ、胃不快感、腹痛など
 9:高齢者では、同じような薬で、ビタミンK欠乏による出血傾向あり。
 10:妊婦への安全性は確立してはいない
私の経験的には口内炎になったり、口内炎、舌炎がひどくなるようです

相互作用・・・記載なし


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フロモックス 
用法用量・・・当院には75mg錠と100mg錠2種類あります
 体重30kg前後で一日3回、一回1錠
禁忌、慎重投与、相互作用、副作用、・・・大体メイアクトと同じです(下記を除く)
  (追加)慎重投与・・・経口摂取の不良な患者さんまたは非経口栄養の患者さん、全身状態の悪い人
                ビタミンK欠乏症状があらわれることがあるので観察を十分行うこと
       副作用・・・横紋筋融解症

                   劇症肝炎など
 *追加だけみるとメイアクトより副作用等多いようにみえますが、フロモックスは外耳炎にも適応があります。
   メイアクトにはありません。微妙に違う薬です。


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ダラシン

禁忌:本剤の成分またはリンコマイシン系の抗生物質に対して過敏症の既往歴のある人

 用法用量・・・大人、一日4回、一回1カプセル

 慎重投与
  1:高齢者、衰弱者、大腸炎等の既往歴のある患者さん
  2:肝障害のある人
  3:腎障害のある人
  4:アトピー性体質の人
     重症の即時型アレルギー反応があらわれる恐れあり
  5:食道通過障害のある患者さん
     食道に停留し、崩壊すると、食道潰瘍を起こす恐れあり
  6:重症筋無力症の患者さん
  7:妊婦さんまたは妊娠している可能性のある御婦人
  8:授乳婦さん
  9:小児等
 相互作用
    併用禁忌
        エリスロマイシン(アイロタイシン等)
    併用注意
       末梢性筋弛緩剤
        塩化スキサメトニウム、塩化ツボクラリン等
 副作用
  1:ショック、アナフィラキシー様症状
  2:偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
  3:皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、剥脱性皮膚炎
  4:無顆粒球症
  5:間質性肺炎、PIE症候群
  6:汎血球減少、血小板減少
  7:肝機能障害、黄疸
  8:急性腎不全
  9:下痢、腹痛、舌炎、口内炎、耳鳴り、めまい、カンジダ症等


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