遍窟寺 ||| ファンタスマゴリア・メモリー

ＧＭ：隼魔樹
平成15年7月9日収録

「ファンタスマゴリア・メモリー」

　６月下旬の京都。
　幼なじみの少年、結城卓真（ゆうきたくま）がやってくるという手紙を受け取ったルゥ（リュウ・ルゥフェン）は情緒不安定気味。
　ルゥの様子を心配しつつも興味深く見守る、間借り人の小太郎以下、明日見、鬼隆の高校生トリオ。
　特に「人間だった」という共通の過去を持つ鬼隆と明日見、そして、ザムエルらは、翌日にせまった二人のデートの動向に神経をとがらす。妖怪であることが周囲に露見し、心に傷を負った彼らはルゥにも同じ事が起きないかと不安なのだ。やはりルゥも同じ不安を抱えているようだ。
　だが、彼らの不安な予感は的中し、結城卓真が漫の店に訪れたことから歯車が狂い出す───。
　それぞれの思惑を胸に、事態収集の為に動き出す遍窟寺の面々だったが…

キャラクター紹介

ルゥ（劉流風）
今回はＰＬがＧＭの為ＮＰＣ。でも全編通して主役。
百瀬小太郎
ルゥと同じ高校に通う高校生。正体は桃太郎。名無しと来須の間で揺れ動く多感な少年。所有している太刀をはじめ貞操まで漫に狙われている。卓真を微妙に意識するが…
柊明日見
ルゥと同じ高校に通う高校生。事故により一命を失いかけるが、妖科学の結晶「義体」に脳を移植され妖怪となる。竹を割ったような性格で、今回の事件ではザムエルらと対立するが、それもルゥのことを考えてのこと。
鬼隆和哉
ルゥと同じ高校に通う高校生。鬼の血を引いている先祖帰り。その力を恐れられ、人間の友達を失った経験があり、二人を心配する。なかなか「いい人っぷり」を発揮するが、漫に使いっ走りにされる。
ザムエル・シュタインベルガー
ドイツの幽霊兵士。遍窟寺のみのもんた。いかついルックスとは裏腹に細やかな気配りを見せる男。しかし、ホテルのガードマンやお巡りさんに職質されるなど、今回なかなか多難な役回り。
漫玄象
琵琶牧々。見るからに怪しい和装の男。やはり怪しい骨董品店・露盗庵を経営。───全ての元凶であるロザリオを卓真少年にウッカリ渡してしまう。事件の展開より小太郎とのアバンチュールに熱心なこまったチャン。
”名無し”
邪眼を持つ鬼。ルゥの家の間借り人でゴンベェ、ワカメ頭などアダ名多数。面倒事を嫌い、ネットワークの仲間の助勢嘆願にも働かない。とはいえ、ルゥら高校生組が今後出逢うであろう障害は一通り経験済み。協調性０ながら、いろいろかましてくれる美味しい男。
協力　遍窟寺のみなさん

没タイトル集

ルゥの「おれにさわるとあぶないぜ」
ルゥの「飛べ！　必殺うらごろし！」
「草壁兵馬ろざりお供養」
血風ルゥシリーズ「京都ブランディッシュ」
「琵琶牧々の罠」
「まいっちんぐルゥ先生」
その他、多数ご応募ありがとうございました。