中学生の頃に、よそ者にも関わらずマンキからお誘いがあり、初めて参加させて貰った"夏祭り"。 本番前の数日間は、まず「神輿の掃除」から始まりました。 学校が終わってから公民館に集まり、御神輿の屋根や神具を「ピカール」で磨きます。 参加する時間が長くなるにつれ、普段は話すことのない他地区の先輩・後輩とも仲良くなり、自分の世界が少し広がったような、何か得したような記憶があります。 大人との言葉のやり取りも楽しかった〜。 最初は提灯(ちょうちん)の持ち方が違うだけで「バカヤローッ」て怒られて、瞬間(嫌だな。。)とひるんでしまうモノの、後で一生懸命教えてくれるオジサンを見て(なんだ、怖くないジャン)って急に親近感が湧いてきたりして。 掃除に手間取ってトンでもなく夜遅い時間になったりすると、「腹減ったろ」なんてカツ丼をおごって貰ったりもしたな。
「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」→「清めて賜う(きよめてたもう)」(マンキ〜、漢字間違ってるか?) ・・・この言葉のやり取りをひたすら繰り返し、三日間の祭りが終わる頃には声は「ガァガァ」アヒル声。 でも何処かこのアヒル声が自慢げで、喋らなくても良いのにわざわざ人に話しかけたりして、、、 ウ〜ン、懐かしいですね!
物凄く久しぶりに帯同してみた今年の御輿行列。 ほんの一日の事でしたが、上述の記憶が一気にフラッシュバックしてきました。
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最近の"お天王さん"のお祭りは、昔と比べて本当にサッパリ?した感じがしました。 出店が少なくなったのですね。 相変わらず"葉梨街道"は歩行者天国で開放して貰えますが、あれだけ所狭しと並んでいた当時の出店のイメージはなく、八坂神社に入る枝道に十数件(も有るかな?)が残るだけになってしまったようです。
神輿も女性陣の活躍の方が目にとまりました(我々が現役の頃は、女人禁制的な雰囲気がまだ残っていたのですヨ・・・相撲界の土俵と似たようなモノかな?)。 担ぎ手の威勢も周りの掛け声も、女の子の方が"祭り"らしいんだモノ。。。 女性を差別化する様な意図など微塵もありません。 ただ、、、ただ昔のように男性陣の"男気"を肌で感じられなかった寂しさが、異様に、強烈に印象に残ってしまったのだなぁ。
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