|
私達家族(会社員の私”若旦那”・保育士の妻”あけ”・保育園児の娘二人”ねえね”と”マポピ”)が生活している家は、”あけ”の実家の離れ(もちろん家賃払ってます)です。結婚してから約六年暮らしていますが、じじばばの強力な支援のもと娘二人の面倒も見てもらい忙しい中にも満ち足りた生活が継続しています。
いつの日か”あけ”の実家での同居をやめて私の実家での同居に移行する予定ですが、いつどのタイミングでおこなうのか具体的な決断はしていませんでした。(話の内容から推察されたと思いますが、私は長男です。)
ところが2003年の夏、”あけ”父より区画整理のため私達の生活している離れが取り壊されるという説明を受けました。区画整理は今日明日に実施される話ではないけれど、”あけ”には試練となるであろう私の実家への引越しが一気に現実味を帯びてきたのです。
私の実家は築31年の鉄骨二階建ての店舗兼住宅と、築14年の小さな離れで構成されています。築31年の店舗兼住宅は、まだまだ現役で住むことができる代物ではありますが、”若旦那”父・母が経営していた食品販売小売業を一年前に辞めたため、店舗部分はただの物置と化しています。したがって五年・十年先といった将来に家を立て直すことは自分自身の中でもイメージしていましたが、区画整理の話を機に長女”ねえね”の小学校入学に合わせて店舗兼住宅を取り壊して新しく建てなおし、既存の離れと併せて二世帯住宅を実現しようという結論に達しました。
そんな激震が我が家に発生しているさなかに、ある土曜日の午後、一人のセールスマンが我が家のチャイムを押しました。玄関を開けると少しふっくらして穏やかそうな30過ぎの好青年(?)が、少し不安げな表情を浮かべながら立っていました。
そう、その人こそ積水ハウスの営業宮山(みややま)さんでした。 |
 |