遊ぶからこそ子どもは生きる。 遊びは子どもにとって、食事や睡眠のように生存と成長のために欠かせない。 それは芸術のような魂の表現であり、哲学のような存在の証明であり、 旅のような心の修養であり、航海のような未知への冒険であり、 人間関係をつむぎ上げる文化そのものなのだ。 一方、冒険を恐れる大人たちは、失敗することをひどく嫌い、金で買える物や 点数で計れるものばかりに心を奪われ、自分が子どもの命の道筋を先導できると錯覚し、 大人の思い通りにならない子どもの自由な遊びを無視し、ときには排除すらしてきた。 その結果、子どもはその体の中に秘めた、生きる原動力たる生命力を発揮する術を 奪われ、聞き分けのよい「小さな大人」でいることを強いられてきている。 「今」を生きることを許されない子どもたちは、生きる実感を持つことができない。 子どもから自由な遊びを奪おうとするあらゆるものたちよ。
我々は感じなければならない。生きる実感を持たない人間がつくりだす社会のむなしさを。 二度と来ない子ども時代。そこに「生きる」ことの根源がある。 プレイリーダーは、子どもが自由に遊び、生き生きできる環境を実現することを目的に 一、子どもが主役の遊び場をつくる プレイリーダーは以上のことについて、常に自己研鑚することをここに宣言する。 2002年2月11日 |