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DC2R日誌-2001年7〜12月版 ---> 2001年度1〜6月版へ   /  DC2R日誌トップページへ

2001年7月13日-エアコン

いやー、暑くなりましたねー。って事でエアコンです。その昔は、自分が乗っている車に装備してはいたものの、「かったるく」なるのが嫌で高速道路など巡航状態になる&風切り音がうるさいとかなわん場面以外殆ど使わなかったんですが、一回「使い癖」をつけちゃうと加速度的に多用するようになってしまいました(^^;。
で、新しいインテRのカタログを先日手に入れて何気なく見ていて気付いたんですが、エアコン装備による重量増が10kg、となっています。昨今のほかの車のエアコンがどうなのかはわからないんですが、少なくともDC2Rのエアコン装備時の重量増、20kgの半分です。
エアコンの重量の大半は特にFF車の場合、フロントアクスルのさらに前の「鼻先」にぶら下がる事になる訳で、ここでの10kgって回頭性にかなり効きそうな気がします。クルマの場合は結局「氏より育ち」で、最終的にクルマの形になって走った時にどうなのか、ってのが大事だとはわかってるんですけど、でも軽くなった分は、例えば同じ性能なら無理をしている度合いが少ない筈で・・・とまぁ、要するに羨ましいのです(笑)。

2001年7月14日-DC5R

いつも行くホンダ・ベルノに出向いて、新型インテグラ・TypeR(以下、DC5R)に乗らせてもらってきました。昼過ぎくらいに行ったんですが、結構人気の様で何人か既に順番を待っている様です。でもいつも相手をしてくれるセールスさん(因みにとても感じのいい人で、次にホンダ車を買うとしたらこの人から買おうと思ってます)が試乗車が帰って来た瞬間に確保してくださって、15分待ちくらいで乗る事ができました。因みに試乗車の塗色はブルー・メタリック(カタログ呼称「アークティック・ブルー・パール」)、です。走行距離は確認し忘れました(^^;。

乗り込んでポジションを合わせます。んー・・・風呂桶に肩まで浸かっているみたいな感じ・・・インテリア自体は、個人的にはそう悪くないと思いました。特に空調の空気吹き出し口は使いやすそうで気に入りました。ですが、座っての視界、景色からは、スポーツとか「R付き」っぽい物を感じられませんでした。一言で言うと、「これはないだろ? 間違えてオデッセイにでも乗っちゃったかと思ったよーん。」(笑)。で、タッチの良いシフトレバーを1速に動かしてそろりと走り出します。+200ccの恩恵か、DC2Rよりもするっと動き始めました。しかしそれにしても周りを囲まれていて、高いところに座っている感じがする割には外が見にくい様に思います。

走り出してすぐの交差点を左に曲がると、数百メートルの直線〜緩い左〜直線〜タイトな左〜直線、という感じでちょっと踏める道になりますんで、利用させて頂きます。べん、とアクセルペダルを踏み込んでやるとK20A、唸りながらモーターの様に回っていきます。VTECの切替えポイントが6,000rpmあたりと聞いていたんで、さぁどうだ、と構えると・・・あれ?、何となく通り過ぎちゃった(^^;。8,400rpmを叩いたところでシフトアップ。やっぱりモーターの様に回りますが、高回転になればそれなりに勇ましい音が、しかしあくまで向こうの方からという感じで聞こえてきます。この無段階さが、i-VTEC+VTCの「味」、なんでしょうか? そうしている内に緩い左へ・・・店主のセンスでははっきりとはわからないのですが、回頭性というか、ステアリング操作に対しての動きの反応全体がソリッドな感じがします。クルマが塊として、遅れる部分無く動いている感じ。でも予めカタログ読んでいなかったらわかんなかったかも。数秒でタイトな左に入りますんで、店主の「必殺!なんちゃってヒール&トゥ」(^^;を使ってシフトダウンします。高回転域でのシフトダウンでも、DC2Rの様には嫌がる事なくカン、カン、と落ちていきます。さすがに6段で計14個の円錐を装備するだけの事はあります(そうなのか(^^???)。あと、「超軽量クロモリ鍛造フライホィール」って事で期待していたピックアップの良さは、とりあえず運転に手一杯でよくわかりませんでした。

で、そこを全開で立ち上がり・・・っても、乗ってから数分のクルマ(しかも借り物)、そう無茶できませんのでそれなりに加速して、後続車がいないのを確かめてから期待大のブレンボ的ストッピングパワーを試してみます・・・えらい勢いで減速しているらしいのですが、あんまりそんな感じがしません。ペダルの踏み応えはDC2よりソリッドで、良く言えばリニアでコントローラブルっぽい、または(少なくとも冷間から一回目では)踏力が大きめな感じがします。でも昨今の高性能車のパッドの傾向として、ある程度温度が上がると効きがぐんと良くなるという印象があるので、連続使用時にはまた変るのでしょうか? あとはタウンスピードで数分走り、クルマを返しました。

総じて乗りやすく、「インテグラ」という名前をもって考えるのなら、いわゆる正常進化、であろうと思います。でもどうも、DC2Rの延長線上にはない様な気がする・・・なんか、「別の」速いクルマになったなー、と思いました。あとDC2Rと比べた時、エンジンやサスペンション他の部品が遠慮するかの様に少し遠くに置かれた、みたいな感じがしました。現在のDC2R乗りで乗り換えの対象にDC5Rを考えている方、またDC2RとDC5Rのどっちを買おうかと考えている様な方は、乗ってみてから決めた方が良いと思います。

遮音材を省いた、と謳われていますが、確かにシフト時の操作音はちょっと恥ずかしいくらいに大きく感じるものの、他の音はあんまり聞こえてきません。認定されたLEVでもあるし、「エミッション」って言葉の意味からすれば(法的な定義はともかく)対象は排ガスだけじゃないんで、音も含めてクルマが放出する色々なものが全体的に減った、って事かもしれないですね。

今度は、デビュー時のブームが落ち着いた頃を見計らって、もう少し距離を走った状態の試乗車になったら乗ってみたいな、と思います。

2001年7月15日-リア・サスペンション・タワー・バー

純正リアサスタワーバーのブラケット以前に発注してあった純正オプションのリアサスタワーバーが入荷したとの事でもらいに行き、早速家に持ち帰って取り付け始めました。構成はアルミ押し出し材のリブ入り角断面バー本体、ブラケット左右、ボルト/ナット一式、多分、荷室に突き出すブラケットの縁に取り付ける為のトリム材、ダンパーサービスハッチ(タワー上部にあたる、蓋式の内装材部分)の切り抜き用と思われる型紙、あと「Integra TYPE R」、の小さなデカール(笑)・・・これは、TypeR以外のモデルを考慮しての事でしょうか?

組み付け説明書は入っていないので、こんなもんだろ、で進めて行きます。ダンパーサービスハッチは穴をあけて取り付けるか、それとも着けないで外しておこうかと考えたのですが、ダンパーマウントナットを緩めてブラケットを仮組みしてみるとそれほど大きな穴にならなそうなんで、あける事にします。が、ハッチが異形な上に穴が隅に寄っていて、思いのほか時間がかかります。左右2枚で1時間くらいを費やしました。今考えてみると、もしかしたら四角い穴ではなくてブラケットにそれぞれ対応したスロットを切るのが正しいやり方だったのかもしれませんが、ま、あけちゃったものは仕方ない(笑)。

純正リアサスタワーバーハッチの加工ができたら組み立てます。ブラケットを仮止めしてバーを組み、軽くゆすってブラケットを馴染ませてからダンパーマウントナットで共締めします。左はボディ側内装材の開口部に渡されている補強(?)がブラケットに当るため、そこを削り込みました。で、ハッチを付けてみると、左はOKですが、右はブラケットに当って入りません(^^;。仕方なく当っている部位を追加工します。ロスタイム20分(笑)。

バーとブラケットを止めるボルトを締めて完成、です。あ、「TYPE R」デカールも貼りました(笑)。店主号DC2Rはハッチカバーボードを付けているんで外から見えませんが、明けると「を♪」、って感じに見えます。せっかくカーナビの本体を動かして全部使える様にしていた荷室ですが、タワーバーで仕切られた様になっちゃいました。12mmのレンチ2丁を携行して、大荷物の時には取り外す事としましょう。と、本日あまりの暑さの為に組み付けだけで力尽きたので、効果確認は明日に持ち越し、です。しかし、取り付けブラケットが薄くて、しかも入力時にはタワーから離れていく方向に力がかかるレイアウトになってますんで、ほんとに効くのかちょっと不安なのです。

暫くして
リアサスタワーバーの感想ですが、路面からの小さな入力(不整や、小石を踏んだ、など)が以前より多く感じられる様になった気がしますが、定かではありません(^^ゞ。また「いつものコーナー」では取り付け前よりリアが早めにブレークする様な感じもしますが、これもやっぱり定かではありません。走っていると、取り付けたことを忘れそうです(笑)。割と簡単につけ外しできますんで、有りと無しとを同じ場所、同じスピードなどで比べてみれば良いのかもしれませんねー。

2001年7月21日-オイル、オイルエレメント&エアエレメント交換

オイルとオイルエレメント、並びにエアエレメントを交換しました。前回交換は3月22日/8,700km、今回は11,760kmです。月あたり走行距離約765km・・・少ない、かな(^^;。

オイルの銘柄は、別に何と言う理由もないのですが、値段が手ごろなので前回と同じ
AgipのZealatec(5W-40)、これに前回も入れたんで、って事で呉工業のオイルシステム・ツインカム用を投入しました。前回はHKSスーパーNAレーシング+添加剤なしからの交換だったんですが、その時には通常のオイル交換時に感じるよりもだいぶ、メカニカルノイズが小さくなって回転が滑らかになった様な憶えがあります。今回もそれは感じられましたが前回ほどではありませんでした。銘柄が同じなんで劣化の範囲内かな?オイルと添加剤の性能ですが、油温計や油圧計を取り付けている訳ではないので詳細なコンディションはわかりませんが、店主が使用する領域(街乗り+ごく時折山道)では問題ない様です。
また、3,000〜5,000km毎の交換が推奨されているスーパーパワーフローのエアエレメントも交換しました。スポンジメッシュなので何となく洗って使えそうですが、専用オイルが塗布されている湿式なのでダメだそうです。

今回交換は、
場所 : 近所のタイヤ館
費用内訳 :
アジップ・ゼアラテック(Agip Zealatec) 5W-40 4リットル 5,980円
ボッシュ・オイルエレメント 1個 1,550円
呉工業・オイルシステム-ツインカム用 1本 1,280円
HKS・スーパーパワーフロー・エレメント 200mm径用 1個 2,500円
ダイレクト・メールを持っていったんで、値引き(^^; オイル-10% -598円
消費税   535円
  11,247円
工賃は、オイル交換会員(会費無料)ってのになっていたんで、無し。

となりました。

2001年8月5日-エアダクト

ダクト出口-エアクリーナ下側 ダクト入口-フロントグリル側とある方から頂いてあった、口径80mmほどのフレキシブルのアルミダクトを外気導入用に取り付けることにしました。実はこのダクトは1箇月くらい手元にあったのですが、当初バンパーに穴を明けて取り付けようかと思ったものの今ひとつ踏み切れずにいたものです。結局、標準搭載のエアクリーナを取り去ったスペースに沿って通して、できるだけラジエーターへの風当たりの邪魔にならない様にしてグリルの隅っこで開口部を前に向けて固定する事としました。
ダクトはご覧の様に蛇腹状で柔軟性があり、かなり自由に曲げたり伸ばしたりできます。これを現物合わせでエアクリーナ下〜フェンダー内部〜メンバーを回ってバンパー裏〜グリル端、と持っていきますが、バンパーを外さないであれこれひねって通そうとした為に、手を入れるスペースが狭くて力が入らず、また潰してしまって流路が小さくならない様に気遣ったりして、想像していた以上に形状出しに苦労しました。

何回か外で見当をつけて曲げて通してみてはつかえて引き抜いて「改良」してまた挑戦、を繰り返す事約30分、どうにか納得できる形状におさまりました。両端の口の縁は折り返して平らに潰して
リア・サスペンション・タワー・バーの時に使わずに取っておいたトリム材を取り付けます。軽いのでこれで充分だろうということで、両端付近をナイロンのバンドで手近なブラケットやメンバーに止めて完成です。グリル側から入ってきて最後に約200mmほど垂直に立ち上がる様な形状になっていますので、雨もまぁ大丈夫だろうと思います・・・って、、最低部の水抜き穴を忘れた・・・まぁここんとこ暫くは晴れみたいなんでいいか(笑)。

2001年8月12日-ラジエター上部導風板

ラジエター上部導風板暑い中で久々のワックスがけをしていたら急にラジエター上部の導風板が欲しくなり、製作しましたby店主弟氏工房(^^;・・・店主はまたもや型紙のみ担当です(笑)。

フロントの上部メンバーの上面は実にラッキーな事にラジエター最上部より数mmだけ上にあります。この為、導風板をここに取り付けるつもりなら曲げ等の加工をしない1枚板でも絶妙な隙間を得られます。紙を当てて、そこここに出ているブラケット類と銘板の部分の逃がしと2箇所の取り付け穴位置を確認してからケガキを入れ、あとは形になる様に遮熱板の時に使ったのと同じアルミ板を切って仕上げていきます・・・弟氏が(笑)。完成して取り付けてみると、利用できた穴位置の関係上、向かって左側の固定が弱くて端部がぱたぱたと動き易くなってしまいました。塗装面を叩かれてしまうのも嫌なので、リアサス・タワーバーの時に使わなかったトリム材を銘板上側辺りに接着してみました。

少しは冷え易くなるかな?

2001年8月21日-雨天用エアクリーナ・カバー

雨天用エアクリーナカバー台風がやって来て久々の大雨です。店主DC2RはHKS・スーパーパワーフローを取り付けていますが、これには結構雨水が吹き付ける様です。で、会社から家まで豪雨+避け切れずに入ってしまった大き目の水溜りの中を乗って帰って、どうかな、とエアクリーナを触ってみると、下半分はかなり水がかかっている様です(汗)。エアエレメントを外してみると中までは入り込んではいない様でとりあえずほっとはしたものの、あんまり気持ちの良いものではありません。という事で、一個余っていたハニカム・メッシュのエアクリーナカバーを使って、雨天用のエアクリーナ・カバーを作ってみました。

材質は三菱の厚手のアルミホイル、「タフ」(0.06mm厚)を二つ折りにした物です。これをエアクリーナ・カバーの中心側から外に向かって馴染ませていき、縁で折り返し線をつけて、その線から5mmほどのところでカットします。縁はアルミのキッチンテープでまとめます。製作時間10分(笑)。 写真の様に半分ほどを覆ってしまっていますが、これはこの位まで水が付いていた為です。まぁあんまり回さなければ良いだろうという事にしてそのまま装着し、雨の残る次の朝に出社を兼ねて試走です。通勤レベルの走り方(上限4,000rpmくらい)では別段不具合を感じる事もなく、水も良く防いでくれています。帰りには雨も上がって道も乾いていた為、「ドライ用」に換装して帰宅しました。

そう重い物でもないので車載しておいて、「むむっ、これは・・・」と思う状況の時には装着しようと思います。また改良案としては、何かのスペーサ-を所々に入れて、ハニカム・メッシューとアルミカバーの間に隙間を少し空けようかな、と思っています。

2001年8月25日-Feel's アジャスタブル・リアアッパーアーム

以前に発注してあった、Feel's(ホンダ・ツインカム)のアジャスタブル・リアアッパーアーム(以下、アーム)が入荷しましたんで取り付けを行いました。で、DC2Rのこのアームのリンク長は標準部品が170mmだとの事なんですが、取り付ける前にFeel'sの物の長さを調整してみると、セットになっていた2本ともにどうやっても一番短くした状態で175mmほどになります(^^???。師匠に確認してもらったんですがやっぱり170mmが正規だとの事で、Feel'sの方にメールで問い合わせてみたんですが数日間返事が来ず、待ちきれなくてまたも弟氏工房を頼ってアームの15mmショート加工を行ってもらいました。その直後にFeel'sから、調査したいので送料着払いで返送してください、との返事を頂いたんですが、自分で加工してしまったので既に受け取った状態の現物が手元に無いのです、と返信したところ、対応が遅れて申し訳ありません、との返事を頂きました。 リンク部品ショート加工
標準部品とFeel'sの物を並べてみました。持った感じでは標準部品の方が若干軽く、またリンクロッド両端部の溶接の肉盛りが大きく(MIG溶接かな?)なっています。写真でもほんの少しそれが見えていますが、標準部品はリンクロッドに対してボディ取り付け面が僅かに傾いて(=捻れて)います。が、Feel'sのものは直角の様です。もしかしたら標準品の方は「馴染み」みたいなものが出ているのかもしれませんけど。Feel's製は強化ブッシュ入りだとの事で、ボディ側マウント(T字形になっている方)をレンチで挟んで捻ってみると、何となく標準部品より硬めかな、と思えますが定かではありません(笑)。仕上げは塗装ですが、ボディ側へのマウント部分は素地のままの様なので、「大抵の条件で1年はもつ(但し、乾燥するまでとても酸っぱい臭いがするので屋内作業不可(^^;)」という強力な防錆剤を塗りました。
尚、アーム長さは師匠からの情報を元に、DR Racingを組んだ状態で標準のキャンバー角(0度30分)からごく僅かに寝る様になると思われる173.2mm/173.4mmとしました。長さが微妙に違うのは、構造上ネジのピッチの半分単位(1mmごと)でしか長さが調整できない為です。
標準部品とFeel's製の部品比較
ジャッキアップしてホイールを外し、標準のリンクを取り外してFeel'sのものを組み込みます。リンクが長くなっているのでロアアームを少し引っ張ってやれなければなりませんが、そう大きな力は要りません。下からジャッキでサスペンションを持ち上げて荷重状態にし、規定のトルクで各ネジを締め付ければOKです。
で、どのくらいキャンバ-が変化したのかを店主ができる方法で測ってみました。測定の条件を一定にする為にジャッキアップしてタイヤが浮いた状態でボディから錘の付いた糸をホイール中心を通る様に垂らし、ホイール上端と下端との距離を測って角度を算出してみました。この方法では精度はそう高くなく、また実際の荷重時の変化はわかりませんが、参考程度に。ちゃんとしたアライメントは近々行う予定のタイヤ交換時にとろうと思っています。

リンク交換前、ホイールと糸との各寸法 リンク交換後、ホイールと糸との各寸法 角度差
上端部距離 下端部距離 ホイールの角度
11mm 1mm 1度17分
上端部距離 下端部距離 ホイールの角度
4mm 0mm 0度10分
1度07分
(ポジティブ側に動きました)

走ってみた感じですが、街乗りの範囲ではリアが硬くなったもののしなやかな感じになった様に思います。更にちょっと飛ばして走ってみた感じでは、DR Racingを組んだ時に強まった様に感じたアンダーステア傾向が弱まった様に思いましたが、店主の判断ですんで何とも(^^;・・・理屈ではリアが流れ易くなるんだと思います。

リンク組み込み状態

2001年9月4日-社会適合性

出張に行くのに上司を横に乗せて近くの駅まで走りました。最初、「お、かっこいい車に乗ってるんだねぇ」とのお言葉を頂きましたが、走り出して暫く、幾つかのバンプや補修痕、マンホールなんかを乗り越えると、あんまり誉めてもらえなくなっちゃいました。赤レカロにはまりながらの「なんか替えてあるの?」とのお言葉に、「はい・・・でもこの車、ノーマルでも乗り心地はあんまり良くないんですよ(汗)」、なんて言い訳してみたり。
これを読まれている方の殆どが「(改造したものも含めて)DC2R、充分日常の使用にたえるよなー」、と思われているかもしれませんが、一般的にはそれは誤りです・・・自分の周りだけそういう感覚を持つ人の密度が高いだけで、クルマ社会全体から見れば圧倒的少数派なのです(笑)。

2001年9月22日-Rendezvous with DC2R その3

久々に師匠、遊子郎さんと会いました。待ち合わせは最初R1の箱根山頂付近後に大観山山頂駐車場(遊子郎さん寝坊の為、遊子郎さん宅に近い側に変更(笑))。この時その界隈はものすごい霧で寒く、車の近くに居たバイク乗り達は一様に「うををを、寒い!」を連発していました。大観山で落ち合ってとりあえずブランチ(遊子郎さん:カツカレー、店主:普通カレー(笑))、この霧では箱根にいても仕方ないかなという事で、店主が良く朝に走りに出るコース+最近発見した、そこから分かれるいい感じの道を案内する事にとしました。

箱根山頂に戻って伊豆スカイラインに入り、熱函道路を下りて伊豆中央道、修善寺から県道18号を登って戸田峠を越え、少し行った展望台に車を止めて、今度は遊子郎さんの横に乗せてもらって、最近遊子郎さんが教わってきて以来二人の間で話題になっている「ブレーキング」についてのレクチャーを受けながら戸田峠の西側を戸田村に向かって下ります。メールで色々と伺ってはいたのですが、今回はそこから店主が作ったイメージと実際の違いを埋める作業をしました。うーむ、やはり体験するのは違う・・・店主、詰めが甘い。精進致します(笑)。ところで遊子郎さんのDC2Rは、明後日に筑波サーキット走行の予定が入っているという事で、リアのシートと内装が取り払われていました。マフラーはノーマルなんですが、この状態だと室内が結構賑やかです(^^;。因みに、写真向かって左、リップスポイラーとリアスポイラーがオレンジになっているのが遊子郎さんのDC2Rです。2台とも標準形状ショックアブソーバー(遊子郎さん : オーリンズ、店主 : ホンダ純正オプション)に同じダウンスプリング(kg/mm DR Racing)を入れていて、車高(の落ち具合)が同じ位になっています。 2 of DC2Rs
この戸田峠西側というのはなかなかテクニカルで路面もそう悪くなく、日曜の真昼間だというのに通る車は殆ど無し、です(因みに店主が良く走る朝方にはほぼゼロです)。民家も施設類も含め、人が「居る」ものはずーっと下に行くまでありません。が、ここの峠頂上から分かれる道は更に良くて更に交通量が少ない(これは後ほど証明されます)ので、再び2台となってそちらに移動します。こちらの路面は戸田峠に輪をかけてフラットで、しかも道幅も広い。道の脇の草むらの手入れが今ひとつ良くされていないのが唯一の難点ですが、長めのストレートが時折まじってたりしていて総じて感じは悪くありません。ややあって、ヘアピンの頂点から分かれる形で作られている何かの管理用道路のゲートの前に車数台を並べて止められる所があったので、そこを勝手に「ピット」と定めて2台を並べて止めました。写真で、2台がノーズを向けている辺りがヘアピンの頂点になります。ちょっと高低差が大きい感じがしますが、路面、見通し共に良く、色々と試してみるのに良さそうです。 勝手にピット、にて
交互に走って写真を撮る事にしました。向こうの方から加速してきて曲がり、コーナーを抜けた辺りでUターンして今度は逆方向から、なんてやっていたのですが、道幅は最小回転半径が大きめなDC2Rを切り返し無しでUターンさせられる程には広くありません。その内に切り返しが面倒になってきて、遂にはバックで道を戻るという行為を始めました(^^;。が、交通量に関して言えば、これは許されたかなー、と思います・・・なんせ、コーナーを回ったりボンネットを開けたりただ話したりとあーだこーだやっていた1時間あまり、比喩的な意味ではなくて掛け値無しに、本当に1台も車が通らなかったのです。この道は決して通行禁止だという訳ではありません。が、本当に通らない。その後はぽつぽつと車やバイクが通ったのですが、2時間で合計5台くらいだったと思います。周囲数キロには人の居る所も無く、気兼ねも殆どせずに済むと思います。今度は炊事用具でも持ってきて本格的に腰を据えてみようかな。

しかし店主DC2R、なんでかこの写真では「逆ロール」している様に見える・・・いつの間にアクティヴ・サスが(笑)。
店主のへなちょこ・コーナリング(^^;

さて遊子郎さんにはこれで4回(DC2Rを手に入れる前に1回)店主地元に来て頂きました。次は襲撃せねば・・・。

2001年10月25日-「クリンビュー ガラスコートぬり耐久」

これは、タイホー工業主催の、ガラスに延々とコーティングし続けて24時間でコートできた総面積を競うもの・・・ではもちろんなく、自動車用ウィンドウ撥水剤の製品名です。店主は長らくこの手の撥水剤を使っていなかったのですが、突然使ってみたくなって購入しました。

自動車用品、特にケミカル製品の充実には驚かされます。以前に初めて使って感動した花王のベガ(ワックス強化タイプ)もそうですが、本当に良くなっているんだなぁ、と思います。ただ問題は、いろいろと研究されて開発されているのか、どれにしたら良いのか迷う位にたくさんの種類が売り場に並んでいる事でしょうか。

で、ウィンドウ撥水剤もこの例に漏れず、「元祖」たるレイン-Xを始めとしてどかどかと並んでいますが、どれも似た様な感じで、となるとパッケージのコピーから得る感じを優先して選んでみます。店主が「これかな」、と思ったのが、タイホー工業のクリンビュー ガラスコートぬり耐久でした。塗った後の耐久性が従来の2倍って事で選んでみたんですが、何を基準に2倍なのかはよくわかりません(^^;。

DC2Rを洗車してワックスがけし、その時についでにこいつも塗りこみます。大きなフェルトのパッドが着いているのでなかなか簡単に塗れます。白く乾いたら固く絞った濡れタオルで拭けば作業終了です。簡単簡単。

で、効果ですが、確かに謳い文句どおりに、時速45キロでフロントウィンドウの雨滴はさーっと散っていきますが、このレベルの効果はもっていいとこふた雨、位です(^^;。というのはふた雨の間店主はワイパーを使わずに何とか走れたんですが、その後は使わないと危険っぽい視界しか得られず、撥水効果は一雨ごとに落ちていく様に思いました。なーんか「耐久」って気合いを入れている割には実が伴っていない様な・・・雨の合い間には時折、乾いたタオルで汚れを拭いたりはしましたが、それにしても耐久性が無さ過ぎでは??? と感じてしまいました。

2001年10月26日-「他の」DC2R

とある機会があって、他のDC2Rをちょっとですが運転する事ができました。モノはH11年式(98スペック)で、走行距離36,000kmほどです。ディーラーの中古車として並んでいるものですが、内外装共に極上と言って良いコンディションを保っており、また改造個所はアクセサリ類の変更のみといったレベルの「素」の状態の、SRSエアバッグ/ABSレスのモデルです。車の総合的な状態から察するに、あまりハードな使われ方はされていなかったのではないかと思えます。因みに他のDC2Rを運転するのは師匠の車以外では初めてです。

走り出してすぐに感じたのは、トランスミッション/駆動系のスムーズさ、でした。シフトフィールは店主DC2Rより明らかに上で各ギアの入りが良く、また駆動系全体のバックラッシュが少ない感じです。シフトノブが細身のカーボン調のものに替えられていましたが、おそらくスタンダードのチタン製より軽いと思われ、これが何か影響しているのかもしれません。

店主、DC2Rの足回りがスタンダード状態のものに乗るのは初めてで(師匠のDC2Rは、乗った時にはオーリンズ・ダンパー + kg/mm DR-Racingでした)、実はこの点に一番興味をひかれていました。タウンスピード域では結構硬い感じがします。ごつごつとはしていないでしなやかさを感じはするのですが、やはり絶対的に硬い(^^;。試乗しないで購入した場合には「うっ・・・」と思った方もいたかもしれません。路面の不整を越える時の感じは、さすがに店主DC2R(ホンダ・アクセスのダンパー+kg/mm DR Racing)よりスムーズで、バタバタ、ガタガタといった音も少ない様です。

エンジンのメカニカルノイズは店主のものよりはっきりとわかる位に低いです。で、直線で前が空いたところを見計らってフルスロットルを与えます。回転が上がっていってVTEC切り替えポイントに達すると・・・あれ(^^;・・・なんか盛り上がらない・・・先日乗ったDC5RのiVTECの様な感じで、確かにパワーは上がるものの、店主DC2Rより随分穏やかな感じがします。8,400rpmは叩きますが、そこまでの回りがちょっと重たいみたいです。若干とはいえ店主DC2Rは吸排気と点火系部品を替えていますので、そのせいかもしれませんが(だったらちょっと嬉しい(笑))、前述の様に使われ方がハードそうではなかった事もあり、経過の違いによる個体差なのかもしれません。

総評。乗った感じでは(改造分を考慮しても)年式も新しく距離も少ない店主DC2Rよりかなり程度が良いのではないかと思えます(大汗)。エンジンですが、良く回す様にしてやればパワーのフィーリングは恐らく改善されるんじゃないかな、と感じました。もしかしたらその代償にメカニカルノイズなどが出て来るのかもしれませんが。

いろいろと勉強になったのでした。

2001年11月10日-リップスポイラ-補修

前日の出勤途上、とある路地から大通りへ出る所を工事していて、で、そこを回り込んで通りに出る時に工事区域の周りに立っているパイロンに気を取られてフロント側への注意が疎かになって、リップスポイラ-の左側を向こう側の縁石に当ててしまいました(涙)。せめて側面ではなくて底面(既にかなり擦っているし、見えない)であります様にと祈りつつ、とりあえずは会社の駐車場までは乗って行って確認してみたら・・・前縁から回り込むRの辺りから後端まで、擦ったと言うより削られた様になって幅数センチで黒い下地が見えています(号泣)。暫し落ち込みましたが、しかし20秒後位に、「そういやぁ、前にこの辺りにやった小さな補修の仕上がりもイマイチだし、やり直す良い機会か♪」、とプラス思考で立ち直りました(笑)。

で、退社時に寄り道して資材を買い込み、翌日補修・・・と思ったら雨です(^^;。が、車庫から雨の中にDC2Rを出して「屋根」を確保し、そこで実行、です。まずはリップスポイラーを取り外し、今回の損傷部分と前回の補修部分全体を100番の耐水ペーパーでじゃりじゃりと、傷が消えるくらいまで削り込みます。厳密にはこれだとリップスポイラー本来の曲線を崩す事になるのですが、パテ盛りはした事が無いんで止めときました。その後320番の耐水ペーパーで全体を均してペーパー傷を小さくし、プライマーを塗ります。何本か深く抉れていた傷があったので、(良いのか悪いのかわかりませんが)それが埋まるくらいにと期待して、計5回ほど重ね塗りをしました。天候が天候でそのままではなかなか乾かない為、これまた良いのか悪いのかわかりませんが、ドライヤーを当てて乾かします(^^;。

これを更に30分ほど自然に乾かして、今度は1000番の耐水ペーパーで「水研ぎ」に入ります。下地の凹凸を均す様にして、塗装しようとしている部分が艶消し状態でつるつる、という感じになる位にしてみました。次にいよいよ塗料を吹き付けます。塗料の説明書きには大抵、20〜30センチ離して均一に塗布、とかって書かれているんですが、店主、これがあまり得意ではありません(^^;。で、いつも取る方法は10センチ内外の距離から吹き付け、スプレー缶を素早く動かす、というものです。しゅーっと広範囲にゆっくり、ではなくて、しゅっと細長い範囲に素早く、って感じです。缶を離して塗ると、なんとなく塗料の消費の割には艶が出ない様な気がして・・・。店主式での難点は、状況によっては塗面に細かな泡(スプレーガス、或いは気化した溶剤?)が出てきてしまう事と、大面積には多分向いていない事、です。実はこれ、店主がプラモデルを塗る時の手法そのままなのでした。

数回の塗りを行って、全体が光るくらいになったら良く乾燥させてコンパウンドで磨き、更にワックスで保護してやれば完成です。

しかし・・・店主の不注意が原因とは言え、もうちょっと何とかなんないですかねー、DC2Rの最小回転半径・・・とは言うものの、その辺りの不便さもまた魅力、痘痕も笑窪ってのが困ったものです、と言いつつ困ってるという意識があまり無いのが困ったものです(笑)。

2001年11月11日-Shell vs Eneos

「無鉛」 フィラーリッド店主DC2Rのフィラーリッドには師匠から頂いた特製の「無限書体の無鉛スティッカー」が貼られているのですが、いつも行くガソリンスタンドでは注目してもらえません。が、先に出先で給油したところ、ガソリンスタンドの店員さんがリッドの辺りで、「ホンダの部品作ってる所でさ、無限ってあるだろ?」、「あー、あれのねー、わははは」、という声が聞こえたので、料金を払う時に思わず「う、受けました(^^ゞ? 貰い物なんですが、良くできてると思うんですよねー♪」、と話し掛けてしまったのでした(笑)。

で、そこで給油したのはShellのプレミアムだったんですが、このガソリン、「速い」のでは、と思います。以前からガソリンの銘柄によって同じオクタン価(=同じハイオク)でもエンジンの性能に差が出るみたいだ、とは聞いていたんですが、ベンチマーク用に使う測定区間、某有料道路のトンネル内で2-3速の加速をみてみると、いつも入れているEneosのハイオクよりも随分速くレブリミットを叩いている様で、4速-170km/hの到達点もいつもよりかなり手前です・・・うーむ・・・Shellはほぼ空タンク(燃料残量警告灯が点灯してから10kmほど)で入れ、更にそこから100kmほど走っているので(多少Eneosが混じっているであろうものの)ガソリン自体は切り替わっている、と考えても良いでしょう。

Shellだと一番近いスタンドが通勤路から外れて給油するのにちょっと遠回りになっちゃうんですが、切替えを考えても良いかもしれません。

注意、です
店主のDC2Rに店主が乗った限りではこの様に思えましたが、多分に感覚的なもので数値的根拠はありません(^^;。また全ての自動車において同じ様に感じられる差が出るとは限りませんので、ご承知の程・・・・<(_ _)>。

2001年11月25日-スロットルペダル・エクステンダー

エクステンダー曲げ形状 ペダル・エクステンダー組付け状態店主が「なんちゃってヒール・アンド・トゥ」を繰り出そうとすると時折、靴の側面がスロットルペダルの側面に当ってしまってスロットルペダルの上に足を乗せる事ができず、で、踏み込む事ができないという状態になると何でかブレーキの方も抜けてクルマがまっすぐ行きかけて「はううううう !(大汗)」となる事が過去数回ありました。これを峠道なんかでやっちゃうとかなり恐いです(^^;。って事で、以前から懸案だったこれを防ぐ為の板をようやっと作りました。店主的には一応スロットルペダルは踏める様なので、この板は主に、靴底がスロットルペダルの上まで確実に移動する様にするガイド板、みたいな役割を期待して作ってみました。あ、因みに今回は、製作を思い立った時に店主弟氏が爆睡中であった為に店主自作です(笑)。

って事で、例によって型紙作りから始めます。スロットルペダルを外してきて、こんなもんだろ、で作ってみます。取付け穴位置をペダル下側のストッパー(?)部に決めて、ペダル側にネジを立てました。エクステンダー自体はエアクリーナの
遮熱板ラジエターの導風板を作った時に使った硬質のジュラルミン板です。型紙を板に当てて形を写し取ってバンドソーで大まかに切ってから当て板をしてサンダーで直線にし、ヤスリでバリを落としてからペーパーでエッジを丸めます。穴をあける所には先にあけて曲げ加工をしますが、この板はとても硬くてある程度以上の角度に曲げようとすると割れてしまう為、性質の変化を覚悟でアセチレントーチで加熱してから曲げます。

出来上がったところでペダルに実際に取り付けてみて馴染みを微調整し、元々のペダル面より全体に1、2ミリ低くなる様な位置で固定します。今回ネジを立てたストッパーは1.6ミリ厚位の鋼板製で有効なネジ山数が少ない為、気持ち弱めにしてロックタイトで補完する様な形にしました。

ペダルを組付けて走ってみます。足の位置によってはブレーキペダルに右足を動かした時にもまだエクステンダーに被っている(踏んではいない)様になりますが、ブレーキを踏んだ時に一緒に踏み込んでしまう様な事はありません。しかしもう少し小さくしても良さそうです。で、いつも調子見に使う短いセクションを走ってみると、何となくヒール・アンド・トゥがやり易い様な気がしましたが、実際のところは定かではありません(^^;。

2001年12月2日-Gulf TEC V-Spec

走行14,945kmでオイル交換。今回の銘柄はショップで勧められるままに、Gulf TEC V-SPEC、というのにしてみました。種別はSAE 5W-30 SJ/CFで、名前からするとそれをもじってあるのかと思ってしまいますが、「VTEC専用」、と謳っています(笑)。近所のタイヤ館で、オイル交換会員ご利用5回目10%割引で税別で7,560円/4リッター、で購入。今までのAgip Zealatec 5W-40より軟らかめで、価格的には3割高、ってとこです。交換後は何となくエンジンの回転の上がりが速くなった様ですが、気のせい、或いは単にオイルが新しくなったせいかもしれません(^^;。あとなんでか排気音が大きくなった様な気がします。

ただひとつ・・・今までのAgip Zealatecだと時折、VTECのハイカム側に切り替わる時に一瞬もたついて(何かが変化した様な音はするものの、パワーが出てこない)から切り替わって回転とパワーが上がり始める事がかなりの確率(感覚的に、VTEC作動20回につき1回くらい)であったのですが、このオイルではそれがない様です(まだほんの少ししか経過していませんが(^^ゞ)。VTECはその機構上、作動させるのに必要な油圧が得られなかったり(油量が足りない、高G下でオイルが偏っていてきれいにまわっていない、VTEC機構専用に設置されているフィルタがつまる、等が原因だそうです)、或いはオイルが合わなかったりすると作動しなくなる事があるそうです。超高速で作動するメカニズムですから、オイルの粘度も影響するのかもしれません。

2001年12月8日-POTENZA RE01

Potenza RE01 on DC2R15,000kmでとうとう純正装着タイヤ、ポテンザ・RE010のイン側がスリップサインに届き、また雨の日のグリップに不安も出てきていたのでタイヤを交換しました。モノはブリジストンのポテンザ・RE01にしてみました。DC2R '98/'00スペックの標準タイヤは215/45-ZR16ですが、このサイズが設定されているタイヤって、比較的少ない様に思います。

手近な3箇所に価格を問い合わせてみました。全て1本/工賃込み/税別です。
  - タイヤ館 - 23,050円(タイヤ代21,800円、工賃1,250円)
  - オートバックス - 22,800円(タイヤ代21,800円、工賃1,000円)
  - Wタイヤ店 - 20,600円(タイヤ代、工賃の内訳は確認せず)
うーむ・・・量販店が必ずしも安いとは限りませんねー。Wタイヤ店は普通の、街のタイヤ屋さんです。インターネット通販などは確かに安いのですが、自分でタイヤをどこかに持ち込まなければならない面倒さ等から見合わせました。で、Wタイヤ店に取り寄せ(午前10時に頼んで午後2時に入荷)を頼み、その後取り付けてもらいました。30分ほどで問題なく完了。

走り出して、街乗り+いつものセクション位の対純正装着RE010の印象では、N=パターンノイズ復活でじゃーじゃーとうるさい(純正タイヤも当初は確かこんな感じ)、V=細かなものが少しある感じ・・・トレッドパターンがちゃんとあるからかな(笑)、H=減った、特にサスペンションまわりからのがたつき音激減(新品になった為、が殆どだと思います)、グリップ=立ち上がりがほんのちょっと遅めの粘り腰(抽象的ですみません(^^;)、ってとこがファースト・インプレッションです。なんかシャープさは純正ポテンザに一歩(てか、1/3歩くらいかな)譲るものの、そこから後はべたーっとグリップしていくのかなぁ、なんて感じました。

尚このタイヤはコピーなどからするとサーキットなんかを走った時にベストマッチ、という印象を受けているので、店主の現状の使い方にはオーバースペックかもしれません、が、トレッドパターンがかっこいいんですよねー(^^;。

2001年12月9日-アライメント調整

新しいタイヤを入れたんで、折角なのでアライメント調整をしてもらいました。Wタイヤ店にはその設備が無かったのでまたも手近なところを当り、最終的に近所にあるチューニングショップにお願いしました。ここはレース出場やサーキット走行会を盛んに行っているショップで、説明によれば4輪アライメント・テスターはないものの、「現場で使える」アライメント測定器を使って、トー、キャンバーなどを測定、調整します、との事です。電話で車種と今の状態、どの様な目的でアライメント調整をしたいのか等を詳しく聞いてくれた上で、現車を見てから最終判断したいがフロントのトー調整を行えば大丈夫でしょう、という事になり、予約をして車を持ち込みました。

使ったアライメントテスターは、全く同じではありませんが
こんな感じのものです。DC2Rは元々タイヤの内減りの出易い車だと聞いていましたが、現状を測定すると、片側5'くらいのトーアウトになっているとの事です。サーキット等での速さを求めるにはトーアウト傾向にしますがタイヤの内減りのし方は早くなります、との事で、ちょっと迷いましたが店主の場合その走行の殆どが街乗りなので、内減りがなるべく少なくなる様にしたいのですが、と言ってみたところ、片側各1mmのトーインで様子を見て、走って後々不満が出たら再調整しましょう、という事になりました。工賃は税別で8,000円でした。

そのまま、先日師匠と「撮影会」を行った峠道に向かいました。本当はタイヤを替えた後でアライメントを調整する前に一回走ってみれば比較ができて良かったのですが、ま、いいっしょ、何せ店主だし(笑)。

で、1-2-3速を多用するその道を走った感じでは、以前(アライメント調整前+減った純正タイヤ)よりトータルでのスピードは上がって、弱めながらアンダーステア傾向が出てきた感じがしました(と言うか、リアが落ち着いてニュートラルに戻ってきた、という感じでしょうか)。またブレークアウェイの感じは、ぬるーっといつの間にか滑っている標準装着のRE010に対して滑り出しがわかりやすく、ごっごっごっ、という「雑な感じ」に滑ります(なんじゃそりゃ(笑))。あと絶対的なグリップ力の差があると思うんですが、カットインの時にブレーキを残しながらのアンダー打消しがし易い様に思いました。これも含めて、店主としてはコーナリングフォース等の横方向のグリップ力もさる事ながら、ブレーキングや加速時の縦方向のグリップ力の向上の方がより印象的でした。

気持ち的には以前の操縦性の方が良い感じだな、と思うのですが、いろいろ変化した後の一回目なので、もう少し走ってみながらまた確認してみようと思います。


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