Q and A


Q たくさんある中でどうやって治療院を選べばいいのでしょうか。
ポイントは、治る治療院を選ぶことです。
一回目で、ある程度効果が出る、あるいはかなり効果が出るか、あるいは治ってしまう所です。
Q 何回くらいで治るものなのでしようか。
一回から五回を目安にするとよいと思います。
最近、全国的に、回数券を売る治療院の評判が良くないと聞きます。治るかどうかも分からず、何十回も通わせるところが確かにあるようです。5回以内で治ってしまえば10枚、20枚もの回数券は不要なわけです。
Q 痛い治療と、痛くない治療とどちらがいいのでしようか。
それは、治る治療が良いのです。痛くて、尚且つ治らないというのも困りますが、痛くないけれど何十回行っても治らないというのも困ります。どんな流派でも、一回から五回くらいで良い結果が出せればよしとしていいのではないでしょうか。
避けた方がよいのは、痛くて危険な治療と、痛くなくて治らない治療です。
Q 以前行っていた治療院で、毎日通うように言われていたのですが、その方が効果があるのでしょうか。
手技療法の場合は、治療後、筋肉疲労が起こりますので、最低1日〜3日空ける方が無理がなく、また効果的と言えます。
症状によっては、毎日治療を続けることが筋肉の負担を増し、炎症を増大し悪化したりして、逆効果ということもあります。
Q 治療時間は長い所と短い所がありますが、どちらがよいのでしょうか。
疾患部の治療そのものなら短い時間でも可能な場合もあります。10分、5分、3分、或いは、瞬間とか。
ただ、基本的には全身療法が望ましいと考えます。全身の血液の流れを良くすることで疾患部に対しても部分的治療以上の効果が期待でき、また効果が長続きします。また、全身とまでいかなくても、疾患部の周辺くらいはほぐして血行をよくする必要があります。
例えば、簡単な例では、肩こりなども凝っている部分だけ短い時間ほぐしても、すぐにまた凝って硬くなってしまいます。凝っている部分では乳酸その他の老廃物、痛みのある部分では発痛物質などを流して吸収しなければなりません。そのためにできるだけ広範囲に血行をよくしなければなりません。
しかし、周辺の或いは全身の筋肉が硬ければ血管を圧迫して流れが悪くなっています。だから、筋肉をほぐす必要があるのです。部分的に硬い人は、その周辺も、或いは全身までが硬くなっているケースが多いのです。ですから、部分的な疾患を治すためにも、その部分だけでなく、その周辺部分、さらにはもっと広い範囲を、そして理想的には全身をほぐすのがよいのです。そのためにどれくらいの時間を要するかということなのです。
広い範囲でほぐすということは、疾患部を別にしても、総合的な健康のためにも重要なことです。
Q 毎週日曜日に野球をやっていますが、最近疲れが残り、身体も重く、腰の痛みが抜けなくなってしまいました。以前はこんなことはなく、すぐに回復したのですが、歳でしょうか(38歳)。
どうしても30歳を過ぎる頃から、回復力が落ちてきます。同じ仕事、同じスポーツ、同じ生活をしていても、身体が変わって来ます。もっとも、週2日以上トレーニングを続けている人は30歳を過ぎても極端な衰えは感じないようです。
とは言え、週2日以上のトレーニングは普通の生活環境ではなかなか出来ることではありません。ですから、普通の人は、疲れが残ったり、身体が重かったり、腰の痛みが抜けないと言うような場合は、早めにほぐしに来てください。
Q 肩をもむと癖になると言いますが本当でしょうか。
肩がまったく凝らない人は、揉んでも揉まなくても肩こりはありませんし、感じもしません。しかし、肩こりを感じる人は、実際に肩が凝っているのです。
よく、“隠れ凝り性”と言われていますが、間違いなく硬く凝っているのに、本人に凝りの感覚がない人がいます。長年の凝りで神経が圧迫されてにぶくなってしまった人です。こういう人、凝っていても感じない人が、繰り返し揉みほぐす内に、筋肉が柔らかくなり、血行がよくなって神経の感覚が蘇って来ることがあります。そうすると、凝っていたのに感じなかった肩こりを感じるようになります。
最近、“本当は怖い肩こり”などとよく言われますが、全部が全部ではないでしょうが、中には、本当は怖い肩こりを、感じない人が相当数いることも事実です。よく理容室や美容室で「肩が凝っていますね。」と言われながら、自覚のない人や、昔は凝って仕様がなかったけど、最近は肩こりがなくなって楽になった、と言いながら、人に触られると「硬いね」と言われるような人は、早めにほぐした方がよいでしょう。肩が凝っている人は、当然首も凝っていますから、頭の血の巡りが悪くもなっていますし、頭痛などにもなりやすいと言えます。
Q ある整体院で足の長さが違うと言われて、もう何ヶ月も通っています。確かに、歩いている時の感じに前から違和感を感じていました。そこでは、腰をひねってボキボキさせたり、お尻に足を掛けて足首を引っ張ったりします。でもいまだに治ったとも言われませんし、まだ歩く感じに違和感はあります。いったい、どうなっているのでしょうか。
足の長さが違うと言うことは普通はあり得ません。そうではなくて、腰の左右の高さが狂っているということでしょう。例えば、左の腰より右の腰の方が高く上がっていれば、うつ伏せで寝れば、当然足の長さは、左が長く、右が短くなるでしょう。
原因は腰の周辺の筋肉(例えば、深部筋の腰方形筋や、横の外腹斜筋など)が硬く縮んで、腰骨(右腸骨)を引き上げているのです。ですから、これらの筋肉をほぐせば正常になります。お尻に足を掛けて足首を引っ張るというのは、股関節に大腿骨がもぐっているとでも思っているのでしょうが、解決はしません。股関節にもよくありません。また、腰をひねるだけでは硬縮まで行ってしまった筋肉は柔らかくなりません。原因となっている筋肉そのものをほぐさなければ解決しません。
なお、腰の高さの狂いというものは整体師に言われても、自覚のない人はなおさら納得できません。そこで当院では、シンプルな器具を作り,鏡の前に立ってもらって測っています。腰骨(腸骨)の前側、真横、後ろ側の狂いも一目瞭然です。患者様ご自身でも測れますので、納得していただけます。
Q 猫背は治りますか。
猫背の原因としては、
   1 背筋が弱い・或いは衰え
   2 腹筋が弱い・或いは衰え
   3 癖
   4 肩・背中の筋肉の長年の強い凝り
が、代表的でしょう。背筋が弱いと背筋を伸ばしている筋力が弱いので意識してまっすぐに伸ばしても、一分間も持ちません。腹筋が弱いと、腹に力が入らないので前かがみになります。癖は癖です。そして、意外なのは肩から背中にかけての筋肉が長年硬くなっていると、肋骨の曲線に沿って前側に締め付けてきます。それで背中が丸くなります。ただ、この場合は、猫背に留まらず心臓や肺を圧迫しますので要注意です。
解決法としては、1と2は筋肉トレーニングが年齢によらず必要です。3の癖は意識して直すことです。4の場合はほぐしが必要です。実際にほぐすだけで背筋が伸びた人も何人かいらっしゃいました。しかし、原因としては、1と2が断然多いようです。
Q 初診料、治療代の相場はあるのですか。それはいくらくらいですか。
この仕事に携わっている私の知る限りでは、初診料1,000円、治療代5,000円(一時間)、この範囲、或いはこの近辺に9割以上が入ると思われます。私が所属している組織もそうですし、整体関係のホームページなどを見ていてもだいたいこの線で設定しているところが多いと思われます。問い合わせメールも料金に関するものがかなりあります。確かに中にはかなりかけ離れたものもあります。
こんな質問がありました。「肩が痛くて行った治療院で、初診料4,000円、治療代6,000円とられましたが、2回通って高い割りに効果がないのでやめました。でも初診料4,000円にはびっくりしまた。」「私が行ったところはチラシには初回は特別3,800円となっていたのですが、最初に回数券を買うシステムで、回数券を買わなかったので8,000円とられました。」その他いろいろ首をかしげるような料金設定の治療院はたくさんあるようです。
はっきり言って、相場以上の料金設定をするところは『納得』と『効果』が問われるのではないでしょうか。問われるというか、もっと言えば口コミで裁かれるということになるのは逃れられないのではないでしょうか。
何年か前に面白い治療院の話を聞きました。「えいっ!」と一言で一万円だそうです。超能力とか、霊能力とか言う類のものでしょうか。かなり、特殊な治療ですね。また、アメリカでカイロのドクターの資格を取って、日本で開業している治療院で治療代12,000円という話も聞きました。
また、特別高い治療技術を持ち、大勢の患者様を治し、大勢の弟子を育て、書籍まで出している、そういう治療家と言うのか大先生というべきか、そういう方の場合ですと、一回の治療代が何万円もというところもあります。やはり、『納得』と『効果』、ここで分かれるのではないでしょうか。或る治療家の出した本の中で、何十年も或る疾患で苦しんでいた人を、2分ほどで治してしまった、その治療代が2万円だったそうですが、その患者様は涙を流して感謝したそうです。
ただ、問題はそういう抜きん出た特別の治療家ではなく、一般の治療院の場合です。たとえぱ、初診料にしても、医学を6年学び、臨床経験を何年も経た医師が、「あなたの病気は今こうなっていますから、これからこういう治療が必要です。」さらに、血液検査、尿検査、レントゲン、エコー、CT、MRIなどを駆使して、となればなおさら初診料がいくらであろうと文句は言えませんが、一般の治療院の場合、これなら納得というものがあればいいのですが、近辺の整体院とたいして変わらないような内容なのに、初診料4,000円取れば『納得』という点で疑問が残るかもしれません。回数券にしても自由意志で買うのならともかく、買うことになっているとなると、どんなに軽い疾患でも、10回、20回通ってくださいと言うようなもので、疑問が残りますね。
さらに微妙な問題であり、同時に大問題であるのは、先ほどの特別な治療技術を持つ大先生のお弟子さんの治療院の場合です。師匠と弟子の治療技術の落差、弟子同士の治療技術の落差、これはどの流派でも抱える問題です。この辺も料金設定に関して問われて来る切り離せない問題ではないでしょうか。
Q ウォーキングについてお聞きします。私は糖尿病で、医師から一日一万歩歩くよう指示されています。一ヶ月ほど前から、右の膝、左の腰、左の足の親指の順に痛くなり、特に足は外反母趾で、このまま続けられるか不安です。体型はやや肥満気味です。それでなおさら歩けと言われます。
膝の痛みは、体重の負荷ももちろんあるでしょうが、O脚ではないでしょうか。O脚ですと、膝の関節の内側だけに負荷がかかるので、支えられなくなって痛みます。歩けば歩くほど悪化し、変形性膝関節症になります。左の腰は、体重の負荷もありますが、右膝の痛みをカバーするために負荷がかかり痛むものと思われます。
外反母趾は多分今に始まったものではないと考えられますので、これも足の中足じん帯が伸びている状態で歩いているので、歩くほど悪化するものと思われます。外反母趾の人は歩くたびに親指が外側(小指側)に曲がります。試しに実験してみてください。素足になって、外反母趾の足の親指に体重をかけ、歩くように力を入れてみてください。小指側に曲がって力が入った状態になると思います。ですから、歩くたびに外反母趾はひどくなると言われるのです。
それで、痛い部分を治していくのも一つの方法ではありますが、とりあえず、ウォーキングからプールに変えたらいかがでしょうか。地上を歩く弊害が多すぎるので、水中に変えるのです。一万歩を歩く運動量を消化すればよいのですから、重力からの負荷が少なく、筋肉への負荷が多い水中に変えられることをお勧めします。
以前、糖尿病で脳梗塞でもある60代の男性の患者様が腰痛で来院されました。やはりお医者様から一日一万歩のウォーキングを命じられていました。しかし、脳梗塞のためびっこを引いて歩くのです。それからというもの、三日に一度腰痛で来院されるのです。治っては痛め、治っては痛めの繰り返しだったので、プールに変えることはできないものかとお勧めしたところ、お医者様も了解してくれたという電話を最後に来られなくなりました。
Q ストレッチについてお聞きします。53歳の自営です。スポーツから遠ざかること25年、50歳すぎてから何か身体が硬く、だるく感じられるようになり、本を買ってストレッチを始めたところ、横っ腹は攣(つ)るし、腕を上に伸ばすと肩は左が変な痛みがするのです。あちらこちらそんな具合です。しかもその痛みは、昔の学生の頃のスポーツの後の柔軟体操の痛みとは明らかに違う、変な、痛みです。それよりもなによりも、ストレッチの体勢そのものが取れない形が多いことに行き詰っています。
長年同じ仕事、同じ生活を続けている内に、筋肉が硬くなってしまったものと思われます。
軽い凝り、縮みのようなものには、ストレッチは効果的で気持ちの良いものですが、硬縮した筋肉はなかなか伸びてくれません。使いすぎても、使わな過ぎても筋肉は硬くなります。例えば、何ヶ月か入院していて、退院しても思うように手足が動かなかったり、曲がらなかったりします。事情はちょっと違いますが、とにかく硬縮した筋肉は、なかなかやっかいなもので、思うようには伸びない、無理に伸ばせば、痙攣(けいれん)を起こしたり、ひどい時は筋断裂を起こしたりします。リハビリのように少しずつ伸ばしていく、という方法もあります。しかし、リハビリというのは、経験者は分るでしょうが、結構痛いものです。
ですから、お勧めは、一度何回かかけてほぐしてしまうことです。ただし、やさしいマッサージではほぐれませんので,推拿法的なほぐしが適切かと思います。
Q 拒食症は、整体などで治りますか。
治りません。拒食症(或いは過食症)は、その原因が、心、心理、若しくは潜在意識に起因するものと思います。肉体をどのように操作しようと、どんな特殊な作用を及ぼそうと、物理的な方法は無力です。心理的な原因が解決されなければ、整体やどんな流派の手技療法でも完全な解決にはなりません。
整体院の中には拒食症(過食症)、パニック障害、うつ病まで治すと言ってはばからないところが確かにあります。手技療法関係のホームページなどにも、治せると書いている院もたくさんあります。精神と肉体は相関関係にあるので、肉体を改善することで精神、心も改善できる、という考えが多いようですが、短絡的に過ぎると思います。もちろん、手技療法によって肉体が癒され、楽になることで心も楽になり、治ってしまうこともないとは言えませんが、それは軽度の、きわめて軽度の心理的疾患の場合にはあり得ると言う程度と考えるべきです。私にも治した経験はありますが、“肉体的癒し”がうまく、と言うか、運良く心理的疾患に功を奏したと言うことだと考えています。結果的なものであって、治せるなどとは夢にも思ってはいません。
とにかく、拒食症は、自分で、自分の意志や行動がコントロールできないのですから、認めたくないかもしれませんが、病気と考えて、認めて、専門医を受診することをお勧めします。軽く考えてはいけません。摂食障害の患者さんの死亡率は4〜5%です。治りもしない所に長居をして、悪化させたり、取り返しのつかない結果にならないようにご忠告いたします。
Q 気功についてお聞きします。私は63歳の男性です。ひどい肩こりで20年前からマッサージに、月2回通っていたのですが、そのマッサージ師が高齢で廃業してしまいました。それである整体院に通いだしたのですが、そこでは気功で治すということで、1年間通いましたが何の変化もありません。相変わらずひどい肩こりです。気功は効くのですか。
“気”のパワーはピンからキリまであるようです。治療効果のない所に一年も通われたのは“謎”としか言いようがありません。気功師が言葉巧みなのか、患者様が人が良過ぎるのか、運悪く“キリ”に捕まったのではないかと思います。
中国の病院では、外科手術の際、麻酔を使わず、気功師が手術の間中、気を送って麻酔の代わりをしているということがある、ということは、よく聞いたり、本で読んだり、テレビで見たりします。気のパワーの強い気功師はかなりの治療効果を出していることはよく聞いています。気功治療の場合は、一回で効果がなければ、“キリ”だと思って治療院を変えた方がいいと思います。また、一回で効果を出せないなら、気功治療はする資格がないと思います。
《参考》日本の気功家へのアンケート→ http://www.geocities.jp/qihgong/ (Google検索)




― 以降、随時更新していきます―




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