お茶雑学その一

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お茶はいつから人間と付き合いが始まったのでしょう?
茶の歴史は正確に調べ上げる事ができないほど遠い昔に戻ります。
一説には2000年以上前とか神話の中では5000年前にまでさかのぼり、日本に
来たのは西暦八一五年に嵯峨天皇に大僧都永忠が梵釈寺において茶を煎じた
とされています。
有名なところでは鎌倉時代に栄西禅師が臨済宗の布教とともに、茶の種子を
持ち帰り人々にその製法を伝えたと言うことらしいです。

日本人とは切っても切り離せない“茶”の文化!

発祥の地とされる中国では、そもそも茶は薬の役割を果たし、とても貴重な
薬品として用いられていましたが、栄華な中世の日本ではそれよりもひとつ
のステイタスとでもいうのか、独特の文化というものとして築かれてきたよ
うです。
「闘茶」・・・京都栂野(とがのお)産の茶とそれ以外の茶を飲み当てる競技
言わばきき酒みたいなものでしょう。これは鎌倉末期から南北朝・室町時代
にかけて盛んになり、時の足利尊氏が賭け事として禁止令を出した程。
またそのスタイルとして
「書院茶湯」(茶道具に最高の価値を求めた)やそれ
に対する
「草庵茶湯」(高価な茶道具は一切持たない湯の事実の追求)が発生
してきました。
心細かったり、寂しい時つらい時人間がいやな時こそこれを正面から認めて

“わびの精神”
を極めよう。この茶の精神が後にかの千利休に継がれ、
“一期一会”
の日本の伝統的かつ美意識的な文化が生まれたのです。

お茶は世界中どこで一番生産されているのでしょう?

私はその広大な面積から言っても最初は中国かと思っていましたが、意外に
もインドでした。なるほど紅茶というものを思い浮かべれば簡単な事。
その需要は欧州にまでひろがるのだから無理もありません。それで中国は生
産量2番、つづいてスリランカとなります。



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